ヒロヒコの "My Treasure Box"

宅録、DAW、ギター、プログレ、ビートルズ、映画音楽など趣味の四方山話

追悼!キース・エマーソンとジョージ・マーティン~その1

2016年05月08日 | プログレ
 この度転勤のため11回目の引っ越しとなり、その対応で本ブログも2月の書き込み以来長らく中断していた。この間音楽関係で私にとっての二人の偉人が相次いで亡くなってしまった。キース・エマーソンとジョージ・マーティンである。

 エマーソン・レイク&パーマーは私をプログレ好きにしてくれたバンドのひとつである。当時、初来日の来日記念盤としてリリースされたアルバム「トリロジー」がよくラジオでかかっていて、それが初めて買ったELPのアルバムだった。もちろん、その後ファースト・アルバムや「タルカス」「展覧会の絵」も何度も聴いたものだ。そして、中学3年生の頃だったか、NHKテレビで彼らのライブが放映され、初めて動く彼らを目にして大興奮したものだった。その時のエマーソンは「石をとれ」の流麗なピアノを弾く一方、オルガンの上に載ったりナイフを鍵盤に刺したり、モーグのコントローラーを股間に擦りつけたりと、私にとってはかなり衝撃的な映像であった。ELP以外では後年アニメ映画「幻魔大戦」のサントラをエマーソンが担当し、とても印象深い良い作品だった。地味な存在であった鍵盤楽器奏者に存在感を与えパフォーマーとして一流だったが、コンポーザーとしても素晴らしい作品を産み出していたと思う。

 4月に来日予定だったそうだが、報道のとおり自殺だったとしたらあまりに残念である。71歳、まだまだ活躍してほしかった。キーボード奏者としてプログレの表舞台に立った第一人者キース・エマーソン、憧れのプレーヤーがまた一人旅立った。3月10日のことだった。ありがとう、キース!