上砂理佳のうぐいす日記

3月31日(月)から4月6日(日)まで銀座中央ギャラリーの「10×10版画展」に銅版画小品を出品します★

はっ・・・

2006-08-06 | 06-07 コンペとショー
一応録画しておいたBSフジ版。まだ見てないけど全選手ノーカット?
多少違う内容だったみたいだわ。
やるな。BSフジ(だったら最初から地上波でもそう編集したら…)。
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大ちゃんはマグマだ

2006-08-06 | 06-07 コンペとショー
暑いですねえ…夏場だけフィギュアスケートの選手になって、ピッカピカの関大リンクで、す~いすいと練習したい私。
大ちゃんに「よろめく」奥さんやお嬢さんが、トリノ以降増殖しているかのようですが(?)なんか思ってもみなかった展開です。
大丈夫ですかい。奥さん。
まだ、シーズンは本格的に始まってないんですよ(笑)。
ここで瀕死の重体になってたら、バンクーバー五輪はおろか、東京ワールドまで身が持ちませんぜ、奥さん…ふふふのふ。
大ちゃんは今、連続テレビドラマ「ロクサーヌ」に出演中なので、あのムサ苦しい風貌を変える気は無いでしょう。誰が何と言っても…クールが終わるまではね。役に入り込むタイプだったのだ。
最早、野獣の如しだわ。最後の変形スピンで「ぐおーーーーーっ」と回るトコなんてもう、ボーカルも大ちゃんも(私も)気ィ狂いそう(あ、放送禁止用語かも)。
でも、「クラシックなSP」と「オペラ座の怪人」にも主演が決まってるのよね。
3役同時進行でどう演じ分けるのか。見物ね。全部一緒だったりして(笑)。

昨年の10月の東伏見からず~っと「新生・大ちゃん」(新生銀行ではないよ)を見守ってきましたが、やっぱりあそこがスタートだったんだなーと今更ながらシミジミしてます。
ウォームアップで男子がリンクに飛び出して来て、目の前をシュパーッと横切る薄紫のヒラヒラ。滑ったあとの空間に、ほのかに「色香」が漂っているのだ。なんじゃこりゃ。誰や。あのマツ毛は…あの小さい横顔は。
えーっ!?大ちゃん、どうしたん?むっちゃ色っぽくなってる!!?
私は「生ジョニー観戦」がこの大会の主たる目的だったのに、結局終わってみたら、一番印象的だった男子の演技は大ちゃんの「ラフマニノフ」でした(この辺、昨年のブログにレポ)。ジョニーの新FSを一番期待して見に行ってたので、「あーれー」と意外な展開に。
大ちゃん、新しいFSは完璧な構成だ。体もキレている。それは良いとして、どないしたんやろか。なんか変わったよ~。まとっている空気が変わったのよ。
その後、スケアメで決定的に「新しい大ちゃん」を見せつけられて、「そうやった。トリノ切符がかかってるんやった。」とやっと覚醒した私。
…そこから紆余曲折、1本映画が撮れるぐらいのジェットコースター・ドラマを経てトリノが終わり。大阪のシンポジウムや、ダイアモンド・アイスに出てた頃の大ちゃんは、発言のはしばしから「悔しさ」が滲み出ていました。
「もう次は絶対金メダルしかない!」とまで言うのは、相当悔しかったんだと思いますが。表面上は穏やかにしてても、内側では「俺の実力はこんなもんじゃねえ!」カッカと怒ってる感じ。
その後また渡米してモロゾフと計画を練ったり、陸上トレーニングを本格的に再開したり、舞台で演劇を見たり(?)TVに出ちゃったり、余暇を楽しんだりしてたのかな。時間がたって落ち着きが出て、今は自分の中で冷静に調整してる時期に見えます。
カッカと怒ってて頭の天辺から吹き出していたものが、段々と体の奥底に沈潜して赤黒いマグマの塊になってる。「怒りのマグマ」だ。「怒り」よ。
見とれよ。おまえ。俺が一番やっちゅうねん。
「ロクサーヌ」の鋭い目線は、そんな叫びが聞こえてくるかのようです。
(何事も大阪弁やな、私)。

JOガラの時にはちょっと、ベテラン勢に囲まれて「頑張っちゃる!」という気負いとコンディションが上手く噛みあってなかったように見えました。
大ちゃんの良くない時は大体パターンがあって、「うわずってる状態」と言うんですか。スケートがうまく氷に吸い付いてない。N杯で俯瞰で見た時に、マザマザと感じました(FSとEXでは別人の滑りだった~)。
トリノ前の加藤トレーナーの解説では「彼は、緊張しすぎると重心が高くなって足元が不安定になる。それが一番の課題」ということでしたが。納得納得。
関大式典、DOIと続けて演技を見てると、まだ体の仕上がりは5~6割くらいじゃないかなーと思うんだけど、徐々に徐々に上り詰めていくんやろね。
俺はやるで。やったるで。
投げキッスで歓声に応えていても、ロクサーヌ席の奥様を弄んでいても(笑)、はたまたいつもの「ほにゃらら」な男の子をやっていても…わたしゃこの「大ちゃん・怒りのマグマ」を感ぜずにはおれません。
マグマ爆発が東京世界選手権だったらばいいなあ~~~。
目の前だったらいいなあ~~~。

東伏見から始まった「大ちゃん・バージョンアップ物語」は、今ここに結実し、狂おしい気持ちで見つめるDOIでした。
色っぽく踊ったり演じたりする表現者は巷にゴマンといるけど、大ちゃんの若さとスケートの質の高さが、「ロクサーヌ」を下品なものにしていない。
ダーティなのに清らか。ワイルドだけど繊細。全然「タンゴ」を踊ってない所が面白いんですが(笑)、アイスダンスではないのでこれはこれで良し。
このPGを叩き台にして次のフリーを作ってるのかな。そうすっと、これから1年、「恋に嫉妬に悶え苦しむ大ちゃん」を拝む事になるのね…。
演技に耽溺できるよう、とにかくとにかくジャンプ降りてくださいや~。
頼んまっせ。ほんま。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする