上砂理佳のうぐいす日記

3月31日(月)から4月6日(日)まで銀座中央ギャラリーの「10×10版画展」に銅版画小品を出品します★

至福のジョニー

2006-08-05 | 06-07 コンペとショー
私にとってジョニーは「お馴染みさん」。だから何でも言っちゃうのだ。
向こうは私の事知らんけど、いいのだ(笑)。
最初に思ったこと。
★ジョニー、太ったあ?
…あ。石投げられそ。
でもほんのちょっぴりふっくらしてない?(黒は膨張色ではないのに?)
ライトの加減でしょうかね。あの、か細く今にも倒れそーだったトリノ五輪FSが「憔悴」とすると、今回は「充実・満タン」だあ~。気のせいか、お肌のハリツヤまで違うぞ。

選手の皆様、夏場ということもあってか、頭(髪)がバクハツしてる方、ヒゲが伸び放題の方、やさぐれてらっしゃる方等、肉がぷよぷよの方、したいほーだいですが(笑)、ジョニーもアタマが…(可愛い)ヒゲが…(もう慣れた)。でも幸せそうでしたね~。
トリノのEXの「マイウェイ」は、確かにキラキラに包まれていましたが、私としては、あの早い順番で滑って欲しくはなかったのですよ。3位か2位で見たかった…。全米が、男子トリだったからねー。
勿論、全米もトリノも幸福なEXではあったのだけど、今回はちょっとまた趣(おもむき)が違いますね。
お客さんの歓声が、ジョニーのパワーになり、ジョニーのパワーがまたお客さんに還元されるという。至福のパワー循環があそこにはありました。私はあの場にいなかったけど、ブログレポでの予習も効いて、幸福な空気感をいっぱ~い貰ったようです。こんなジョニーは多分、初めてじゃないかな?
いやしかし、シロートが言うのもナンですが。
★ジョニー、うまくなったねえ。
「イマジン」の頃も素晴しかったんだけど、どこか「一人で滑ってる」ところがありました。アメリカ選手にしては、外に向けてバクハツしないタイプというか。
その「媚びなさ」が好きだったんだけど(あー他の欧米選手が観客に媚びてる、という意味ではないですよ。念のため)、なんだか今回は、自分の内側の情熱の高まりが自然にジョニーを突き動かしていて、「ジョニー?どしたの!?」って感じました。お客さんも凄かったみたいですね。
やっぱり、COIツアーも3年目(だよね?)で、鍛えられたんだなあ~と思いました。広い全米を巡る巡る。日本人のように優しくマジメでは決してないであろうアメリカの観客を前に、着実に「魅せる」力をつけてきたんだなあ、と。そしてやっぱり、基本技術がしっかりしてるよね~と思わざるをえない。

このノリを、今度はぜひ試合のFSで見せてくれ~。FS後半がジョニーの課題。アニシナさんが振付に加わった事で、良い影響が出てくれるといいなーと思ってます。
そして是非、新しい違った面の魅力を見せて欲しい。私は今のジョニーでも充分満足なんだけど、やはり「革新」も求めてる。見た事もないステップとか。ジョニーなら出来ると思うのよね。

今回は、ランビエール、ジョニー、大ちゃん、織田君と、まるっきし個性が違う面子が並びましたね。やっぱりそれぞれの魅力がクッキリ良く出てる。
「女子より男子の方が、技術的にも芸術的にもレベルが高くて面白い」と、藤森さんが言ってはりましたが、私もそう思えてならんのよ。ヤグ・プル時代を懐かしむ声は多いけど、若手が高いレベルで混戦状態の今も、また違う意味ですっごく面白い。
「今の男子」を見逃すテは無いですよ…そして、「フィギュア史上、稀に見る男前ぞろい」な時代であることも、神様に感謝しましょうしましょう。
皆様は何気に見ておられますが「トップグループがほぼ全員オトコマエ」ってのは、かなりな奇跡なんだから(笑)。
コメント (10)
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