上砂理佳のうぐいす日記

3月31日(月)から4月6日(日)まで銀座中央ギャラリーの「10×10版画展」に銅版画小品を出品します★

由希奈ちゃんは「舞姫」

2006-08-17 | 06-07 コンペとショー
京都は大文字の送り火が…これを見たら、関西の夏は急速に「終わったな~」って感じになるんです。一抹の寂しさ。
ご近所では花火大会が。大ちゃんも、淀川の花火大会は見られたんやろか?(日程的に地理的に、充分可能だったはず?)道行く浴衣のカップルを見て、そんな事を思ったりしました。
DOI感想、えんえん長いけどご容赦を(笑)↓

★武田奈也ちゃん
 エミリー・ヒューズの日本版…という評判が定着しつつありますが(ほんま?)
 まさしく、真夏の太陽!ハジケてる!
 「弾丸娘」東の代表は奈也ちゃんで、西の代表は亜紀ちゃんかな。
 この勢いとパワーが、日本男子にも欲しいな…。なーんか、日本の男子って
 おとなしい人が多くないですか(笑)。喧嘩しても負けそうだよ…。
★シンクロの皆様
 私は「シンクロだけの番組」をもっと見たいのです。面白い!
 (J-SPORTSで世界選手権やってるけど、いつも録画忘れる…)
 以前、N杯のEXで初めて見た友人は「シンクロってずっと見てたら酔う…」と
 言ってましたが、そうかなー?「グルグル」が酔うのかな。
 世界チャンピオンはフィンランドだそうですが、注目しておきましょう。
 (あの「風車」みたいなやつ、私もやってみたい)
★太田由希奈ちゃん
 フジTV、今回放映の最大の功績は「由希奈ちゃんの軌跡」をきちんと映した事
 にあると思います。怪我の事を(短いながらも)説明して、激励トーンになって
 たのは嬉しい。無視されるかも…と思ってたのですが。
 ディレクターにフィギュアファンがいるのかな?今回は、番組全体の作りを見て
 そう思いました(まあ、100%満足なんてもともと無理というもの)。
 この曲は「黒鳥のパ・ド・ドゥ」からの抜粋なのでしょうか。
 由希奈ちゃんならもう、バレエの演目、全て見てみたい~。振付はずっと、
 トム・ディクソンでOKだわ。
 エレメンツを「消化」するのではなく、全ての動きが「踊り」の一環となって
 流れてる。彼女のスケートはいつ見ても「ひとつの芸術作品」のよう。
 大阪DIで見た時は、トゥループとサルコゥしか見せてなかったので、今季中に
 ルッツやフリップは無理では…と思っていたのですが、果敢にも跳んできた!
 怪我に悩まされる前の由希奈ちゃんは、3回転はアクセルを除いて全種類跳んで
 いたし、ルッツもフリーに2回組み込んでいました。だから決して、ジャンプが
 苦手ではなく、私はかえって質の高いジャンプを跳ぶ人だと思います。
 (「音楽に合わせて美しい流れの中で跳ぶ」ことは、難しい事だと思う)
 今のもどかしい気持ちを思うとつらいけど、由希奈ちゃんらしさを損なうこと
 なく、新採点法にも対応できるように着々と練習してきてる。
 180度開脚の劇的なラストポーズ。指先の表情が美しい~!
 あれを強調してとらえたカメラは、なかなかお手柄では!?
 …私の中で、由希奈ちゃんだけは「別格の舞姫」なのですよ。また別項を設けて
 賛美を捧げたいのです(YouTubeにも、一杯動画があがってますね…)。
★南里くん
 「Two Guitars」って、ちょっとスパニッシュな香りがする。なんだか痩せた?
 歯切れのいいステップ、自然に踊る上半身、美しく伸びたフリーレッグ…ひとつ
 ひとつの技術を見てると、ワンランク、レベルが上がったような気が。トップと
 比べても遜色なく、私はこのPG、素晴しいと思いました。
 昨季のシニアGP初挑戦は、緊張で固くなってたようで残念でしたわん。
 レーサーの衣装が重たく思えたのよ~(^^;)でも頑張ってました。
 南里君はもうあとスタミナの問題だけ!って感じする。「表現する力」も体力
 なのだ。全ては、体力の基盤の上に乗っかってるのだ…大ちゃん、一緒に
 ポルトガルに連れてってよ~…って、そうい訳にはいかんのだろか。
 だって思いませんか?そんなに目覚ましい効果が得られるのなら、なぜ世界中の
 フィギュア選手は、カルロスさんとこへ集結しないの!?
 南里君もぜひ、ポルトガル合宿で「焦げて真っ黒」になってください…。
★浅田舞ちゃん
 全てが美しく破綻が無いのだけど、何かが足りないような気もする。
 それは多分、「表情の作り方」なんだと思います。
 舞ちゃん!ここのメロディは微笑むところじゃないよ!悲しげに!
 肩も首も手も背中も「哀愁」を帯びていなければ…この後に、アニシナさんが
 滑ったので、尚更「うまいなあ~~~」と思わざるを得ませんでした。
 アランフェスでなくて、それこそ「愛の夢」みたいなナンバーが合うんじゃ
 ないかな…舞ちゃんは、二年程前のカリンと痩せた、華奢な妖精みたいな頃が
 印象的だったので、やや違和感を感じてます。でも、振付指導次第で、今後は
 ゴロ~ッと変身するかも(モ、モロゾフ?)。
★中庭くん
 はい「海猿」は「カイエン」ではなく「ウミザル」でしたね。すんませんね。
 映画もドラマも、み、見てみよう…(いつか)。
 ジャーニーの曲のまんまで最後まで滑ってもいいのでは…でも、途中で曲調が
 ガラッと変わる所が面白いのよね。劇的に!
 「円熟してます」って、こういうスケートを言うのかな。私が中庭君を初めて
 見たのって確か、ソルトレイク後のGPシリーズだと思うのだけど、ちょっと
 弱々しい感じがしました。でも「久々に来た!王子タイプ!」と嬉しかったもの
 です(笑)。日本男子で「ノーブルな王子様」は、出そうでなかなか出ない、
 そういう人材なのだ。
 その後、私の予想に反して余り「王子王子」せず、ドラマチック路線を歩んで
 いかれた健ちゃんですが、国際大会は「ここ一番!」で何故か運が無い。
 四大陸、優勝してや…ううう(泣)。
 世界選手権もね。行って欲しいよ。つうか今まで、大ちゃんが健ちゃんの
 「行く手を阻んで」いたのよね…つらいわ。
 きっと気持ちが優しくて繊細なのかなーと思います。その感性がようやく、
 昨年辺りから実を結んで、スケートが完成してきたような。
 インタビューでも、一番「大人」やなあ~。うーん。円熟。
 (つづきます…)
コメント (4)
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