上砂理佳のうぐいす日記

3月31日(月)から4月6日(日)まで銀座中央ギャラリーの「10×10版画展」に銅版画小品を出品します★

プリンス達よ。頑張って~

2006-08-25 | 06-07 コンペとショー
マラーホフ話は日曜から書き溜めていて、いつ出せばいいのかタイミングが難しく、でも早く書かないと鮮度が落ちる~!と焦って続きを下書きしています。最近バレエネタを書いてないので、誰も読んでくれないかもー(笑)。
でもって。スタートしたばかりのPIW東京。
neneさんから早速、レポを頂いてますが(↓)、すぐりんのボサノバ?調の新プロとか面白そうですね。有難うございました。また2日目以降も、初めての方もそうでない方もお気軽にコメントどうぞ。もっと叫びたい!とか(笑)。
私の友達は初日の昼公演に行ったようですが、男性陣がジャンプの調子が余り良くなかったみたい。武史君は「レイエンダ」、岳斗君は(こないだも話したばっかの)「ヤマト」で滑ったとか。大ちゃんは確かに、明らかに体調不良に見えたと…(泣)。
大丈夫かな。熱があるのなら点滴打って~。あれは効くよ~。
でも、バンクーバーまでにこういう好不調の波はきっと「何十回」もあると思いますよ…。フィギュアはジェットコースター。まさしく。
一緒にジェットコースターに乗る「運命共同体」となってこそ、ファンの醍醐味(どんなんやねん・笑)。「もうこりごり」と言いながら、でもまた乗ってしまうのね…。
でも私もまた真近で見たいなあ(ところで、アブト~元気ー?)
コメント (12)
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マラーホフ・トークショー@大阪(その1)

2006-08-25 | バレエにハマって幾星霜
話が前後しますが、8月20日(日)に、ウラジミール・マラーホフのトークショーに行ってきました。場所は、大阪・心斎橋のそごう劇場。
私は先輩のOさんに教えてもらってお供したのですが、そごうのPRがイマイチだったせいか、275名限定なのに後方はかなり空席が。多分、150名くらいのお客さんだったように思います。
整理券配布の1時間半前に到着した私は「No.53」。かなり前方に陣取りました。
再OPENしてまだ日が浅い「そごう劇場」は、可愛いレトロな映画館といった趣き。小さなバーカウンターのコーナーもありました。やたらスタッフが多い?
午前11時のスタート。大阪弁の小柄なお姉さんが司会です。
前日に大阪フェスティバルホールで、「ジゼル」全幕公演を終えたばかりのマラーホフと通訳の女性が登場。「ふわーっ(うわーっ?)」と柔らかな歓声に包まれます。一気に華やぐ会場の空気!

ワロージャ(ウラジミールの愛称)は、白いゆったりしたシャツに白の細身のズボン、足は雪駄(?)というか「ぞーり」というか。ペタペタと歩いてました。
この白シャツ、前と背中にズラーッと刺繍がほどこしてあるんだけど、色は赤と水色の2色使い。「S」とか「Q」とかアルファベット文字が踊ってる。その横に、縦3列くらいにまた赤と水色の3cm四方の■(正方形)が、お風呂のタイルみたいに並んでる。その横には植物の蔓みたいな柄がウネウネ?
…私はこの奇妙奇天烈なデザインを、到底うまく表現出来ません(笑)。一体どこのブランドなのか(御存知の方はコッソリ教えてください)。Oさん談によると海外ブランドみたいだけど…。
ズボンがまたこれ、白と薄い茶色の幅広ストライプなんだけど、普通に「縦縞」ではなく微妙にナナメの切り替えになっている。なんじゃこりゃ!?
この個性的ないでたちに、お客さんはかなりの時間「ザワザワ」。マラーホフは愉快そ~に客席を眺めています(イタズラッ子!)。
でも似合っているんです。キュートなんです。明るい金髪と白がマッチして、夏らしく爽やかなんだー。

あ、忘れてた!
登場前に、東京で終了したばかりの「世界バレエフェスティバル」マラーホフ&ヴィシニョーワ映像がスクリーンに映し出されました。まるまる3本!美味しい!行けなかった私としては、想定外のオマケで感涙。
★Aプロ 「マノン」より「沼地のパ・ド・ドゥ」
 相手役は、てっきり私はアレッサンドラ・フェリだと思ってしまった(笑)。
 足の筋肉がね…すんごいわあ~と思ったの。でもヴィシニョーワだったのね…。
 マクミランの振付は男性が大変だと思いませんか。あの猛スピードのブン回し
 とか。リフトとか。いや、女の人も大変だろけど。
 他の方のブログレポを読んでいたら、この組のマノンはいまいち…という評が
 多かったけど、私はとても興味深かったです。少なくとも「全幕で見たい!」と
 思わせる魅力がありました。
 マラ-ホフは、激しく劇的に演じていましたね。お客さん、拍手。
★Bプロ 「ジュエルズ」より「ダイアモンズ」
 さてバランシン振付の有名な一品。
 私、ヴィシニョーワはバランシンがとても合うように思います。
 アタックの鋭さと身体のバネが、バランシン的というか。リズミカルというか。
 長い手足が優雅にさざめき、威厳すら感じさせました。白い衣装が、まさしく
 「大粒のダイアモンド」に見えて、パアッと光り輝く感じ。
 マラーホフはサポート役に徹していたというか、ヴァリエーション(ソロ)が
 ないので、華やかな見せ場はありません。ヴィシニョーワが宝石とすると、
 さしづめ彼は指輪の台座の部分というか。シルバーで出来た上質の。
 でもさすがに基本に忠実、鍛えられたきっちりしたサポートでした。
 うーん。「アポロ」も見たいなあ。拍手また拍手。
★ガラ 「眠れる森の美女」よりパ・ド・ドゥ
 これがまた私は、相手役をP・セミオノワだと勘違いしてました。
 ヴィシニョーワだってば(笑)。何故だ!?顔が見分けられないのか!?
 ここでもまたヴィシニョーワばっかり目がいくのですが、3本とも全くバレエの
 ニュアンスが異なるのに、しっかり演じ分けていた彼女は凄い。
 欲を言えば、オーロラの「可憐さ」がもっとあるといいのかな。
 マラーホフは見せ場のソロが、あの空中で足を打ちつける技(なんでしたっけ?
 カブリオーレ?)など、ほとんど何もせず状態で、高さも余りなく。全体的に
 あの「若さと高さが駆け抜けるような」爽快な彼の演技ではありませんでした。
 リフトもなんだか怖い~~というかハラハラ。調子が悪かった、というレポが
 多かったのですが、監督の仕事が忙しくて、ちょっと調整が難しいのかな~と、
 素人ながら思いました。
 でも要所要所のポジションはやはり正確で美しく「クラシックの精緻な美」を
 極めたお手本のようでした。
 ロシア流というのですか。身体に叩きこまれてる!爪先まで美しい。

…私はバランシンが一番お気に入り。センパイ・Oさんも大満足です。
それにしても「出来立て・ホヤホヤ」状態のバレエフェスを、この心斎橋で「そごう」で見られようとは。3本分だけ、放映権を買い取ったのかしら?
(あ…長いのでPART2に続きます)
コメント (6)
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