その後の病のため11月6日の分を書くの忘れてました。なので1曲追加します。
小松亮太の演奏を採るのは初めてですが、ピアソラの曲は「Invierno Porteno」に続いて2曲目になります。
見かけと違って小松亮太のバンドネオンは熱いです。まさにこれぞタンゴ！ 最近はTVなどにも登場して、その演奏とともにいろんな話も聞かせてくれてますが、日本ではこれほどマイナーな楽器もそうないでしょう。それがここまでの演奏家になるとは奇跡としか言いようがありません。彼の演奏を見るだけで感激します。曲についてあまり詳しいことは調べてないのでわかりませんが、ピアソラにしてはあまりおどろおどろしい情念が直接的にせまってくるような感じがなくて聴きやすいし洗練され都会のサロン風とでもいった音楽に聴こえます。ただ、そこはピアソラ、非常に魅力的なメロディ。抑制されているとはいえ、隠された情念とでも言うべき炎が見え隠れしている感もあり、洒落ていると思います。
ランニングにどう合うか、と問われると正確に答えるのが難しいですが、じっくりと聴けるような静かで集中できる環境なら、曲のセンスの良さ、そして小松亮太の冴えわたる演奏にグッとくることは間違いありません。気持ちいい。気持ちよく走れると思うんですけど。
1998年リリースのアルバム「ブエノス・アイレスの夏」に収録されています。ちなみにこのアルバムはピアソラの曲だけを集め、ピアソラ楽団のメンバーと共演した作品です。 | ブエノス・アイレスの夏 |
| 小松亮太,フェルナンド・スアレス・パス,オラシオ・マルビチーノ,ヘラルド・ガンディーニ,エクトル・コンソール | |
| ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル |
Bandoneon Tango "Decarisimo" Piazzolla-Komatsu
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