雑誌「クラッシィ」に1987年9月から1992年3月まで連載されて
1993年9月15日に単行本が出版された宮本輝さんの『オレンジの壷』
もう16年も前なんだ・・・輝先生、45歳だったんだ・・・
この前、初めての宮本輝作品が『オレンジの壷』だったと聞いてから
再読したくてどうしようもなくなって、昨日の午後からずっと読んでいました
25歳で、結婚生活たった1年で離婚してしまった佐和子の再生の物語だと
私は思っています
佐和子の祖父が、佐和子に残した1922年の日記の謎を解くため
東京から軽井沢、パリ、カイロへと旅をして行く
1922年のパリでの出来事とそれにまつわる過去の人々と
現在の人たちが生き生きと、そして切なく物語は進んで行く
そして、深く心に逐った傷を少しづつ癒して行く佐和子
やはり印象的で、この小説の全てといっていいのは
「たいしたことではないのよ」・・・という言葉
とても好きな小説です
もし、この夏、何か本でも読んでみようかなと思ったら
是非、手に取ってみてください
宮本輝作品で『焚火の終わり』と『愉楽の園』は
女性のテルニストの中には苦手とする人が多いという
@テルニストの書き込みにありましたが、
私は『愉楽の園』はかなり好きな宮本輝作品です
エカチャイ・ボーヴォンモンコンの切なさと
タイの熱気がたまらなく好きです
やはり、私にとって宮本輝作品は
心の再生を導くものだなと、しみじみとしています
1993年9月15日に単行本が出版された宮本輝さんの『オレンジの壷』
もう16年も前なんだ・・・輝先生、45歳だったんだ・・・
この前、初めての宮本輝作品が『オレンジの壷』だったと聞いてから
再読したくてどうしようもなくなって、昨日の午後からずっと読んでいました
25歳で、結婚生活たった1年で離婚してしまった佐和子の再生の物語だと
私は思っています
佐和子の祖父が、佐和子に残した1922年の日記の謎を解くため
東京から軽井沢、パリ、カイロへと旅をして行く
1922年のパリでの出来事とそれにまつわる過去の人々と
現在の人たちが生き生きと、そして切なく物語は進んで行く
そして、深く心に逐った傷を少しづつ癒して行く佐和子
やはり印象的で、この小説の全てといっていいのは
「たいしたことではないのよ」・・・という言葉
とても好きな小説です
もし、この夏、何か本でも読んでみようかなと思ったら
是非、手に取ってみてください
宮本輝作品で『焚火の終わり』と『愉楽の園』は
女性のテルニストの中には苦手とする人が多いという
@テルニストの書き込みにありましたが、
私は『愉楽の園』はかなり好きな宮本輝作品です
エカチャイ・ボーヴォンモンコンの切なさと
タイの熱気がたまらなく好きです
やはり、私にとって宮本輝作品は
心の再生を導くものだなと、しみじみとしています