香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

窓の魚

2011-01-03 18:54:56 | 本のこと
西加奈子さんの『窓の魚』


温泉宿で一夜を過ごす、2組の恋人たち。静かなナツ、優しいアキオ、
可愛いハルナ、無関心なトウヤマ。裸の体で、秘密の心を抱える彼らは
それぞれに深刻な欠落を隠し合っていた。決して交わることなく、
お互いを求め合う4人。そして翌朝、宿には一体の死体が残される──
恋という得体の知れない感情を、これまでにないほど奥深く、
冷静な筆致でとらえた、新たな恋愛小説の臨界点。


屈折した感受系の激しさに胸が苦しくなる
謎は謎のまま、不可思議な4人は最後まで不可思議で
読み終わって、なんだったんだろうと感情がいつまでも残る
もっと若い頃に読んでいたらどうだったろう・・・

映画『天使と悪魔』
ダン・ブラウン原作、トム・ハンクス主演
原作は結構前に読んでいて、『ダヴィンチ・コード』の時の
ドキドキ感や驚きは無かったものだから、映画も見ていなかったけど
映画はこちらの方がおもしろかった
あっという間の2時間で、最後の司教の言葉が良かったなぁ
このシリーズ『ロスト・シンボル』も読んでみようかな