香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

八月十五日の夜会

2011-08-05 20:38:58 | 映画のこと
蓮見圭一さんの『八月十五日の夜会』を読み終えました
蓮見さんの『水曜の朝、午後三時』は好きだったし、
本屋さんで最初のページを立ち読みして、面白そうと思ったの
 祖父が死んだ。あの戦争を「生き延びたせいで見なくても
 いいものをたくさん見た」と語っていた元二等兵の違灰を
 故郷の海へ還すため、孫の秀二は沖縄を訪れる。そこで手
 にしたのは、古びた四本のカセットテープ。長いときを超
 え、その声は語り始める。かつての南の島に葬られた、壮
 絶な個人的体験を===。敗残兵の影、島民のスパイ疑惑、
 無惨な死。生への渇望と戦争の暗部を描く、力作長編。


最初は淡々と読み進んでいたのだけど、
戦争末期の時代の話で、場所も沖縄の伊是名島に移ってからは
残酷さと異常な固執、身勝手、世情への疎さでつらくなってしまった
あの時代のことを、きれいごとで済ませたいと思っている訳ではない
でも、つら過ぎる・・・殺すことが殺されることが通常な日々
そんなんで、文章は読みやすいのだけど、
読むのにとても時間がかかりました
もう少し時がたったら、もう1度読み直そうと思うかな
しんどいお話でした

今朝、バルコニーの植物にお水をあげていたら
トマトがやっと赤くなっていた 突然
ミニトマトだと思っていたのだけど、
ちょっと小さめのイタリアントマトだった

結構、実がなっているので、もう少ししたら食べられるかなぁ

平日の朝は、1時間前後で農試公園を2周出来るようになったの
公園の中に、ちょっとした運動ができる器具があって、
鉄棒みたいなのにちょこっとぶら下がったりしています
今朝、ぶら下がりながらみた空です


今年、亡くなってしまって40代最後の誕生日を
迎えることが出来なかった大切な人の、今日は誕生日です
知り合って30年以上、
いつも今日は彼の誕生日だなと思い出していました
もう風になって空を自由に飛んでいると思いますが
ちょっとお花でも飾って、偲んじゃうかなんて、センチメンタル