浅田次郎さんの『ハッピー・リタイアメント』
定年まであと四年のしがない財務官僚・樋口と愚直だけが取り柄の
自衛官・大友。二人が突如転属を命じられたJAMS(全国中小企業
振興会)は、元財務官僚の理事・矢島が牛耳る業務実態のない天下
り組織。戸惑う彼らに、教育係の立花葵はある日、秘密のミッショ
ンを言い渡す。それは汚職か、横領か、それとも善行か!?
痛快娯楽、「天下り』小説。
本当に、痛快でした
なんども、ぷぷ~っと吹出してしまって
人から見たら怪しい人になってしまった
文頭に出てくる浅田次郎氏の自宅の趣味の悪さというか
成金趣味というか、もう小説の中で笑わせないで
と、ひとりつっこみ
浅田次郎さんが大好きなマッカーサー将軍が
ここでもキーマンになるというのにも驚かされるし
樋口氏と家族たちのあまりに阿呆な会話と関係にあきれる
自衛官の大友の「パスポートが無い」には
マジに、バスの中で吹出してしまった
立花葵の清さと愚かさとやさしさには、ほろっと・・・
最後の最後に、ハラハラさせられて、
想像していたハッピーエンドではない、でも最高のハッピーエンドで
すっかり浅田次郎さんの掌中にはまってしまった
解説はあの勝間和代さんで、
とても真面目に天下りについて、この小説について書かれていて
それもまたおもしろかった
わたしにとって、浅田次郎作品はビタミン剤かも
父の初盆だったので、墓参りに行くのに、
母や弟たちと一緒に行くことが出来なかったので
ひとりで室蘭に高速バスで行ったのだけど
室蘭で、叔父と叔母たちが待っていてくれて一緒に墓参り
そして、夜は父の一番下の妹の家で宴会
叔父、叔母たちにとっては、いくつになっても
初めて出来た姪っ子のわたしは、可愛がってもらえて幸せ
その時、明日早く起きて地球岬まで散歩しようかと思うと言ったら
叔父たちが、行きは母恋から行って、帰りは反対から帰って来た方が
距離が短くていいよと教えてくれたのでした
次の日は天気予報通り曇り空
というか、室蘭ってカラっと晴れる日ってあまりないんだよね
母恋までは5分位の道のりで、少し平らなところがあったので
走ったりしたのだけど、途中からはずっと登り坂で徒歩
3.2kmくらいだけど、後半はかなりの坂道で汗だく
久し振りの地球岬はやはり絶景
曇っているので見えなかったけれど、
晴れているときは函館の森町の方が見えるんだよねぇ
海と空の堺を見ていると、やはり地球は丸い
アイヌ語でポロ・チケップ(親である断崖)が、
チケウエ→チキウとなったと初めて知った
北海道の地名の由来はアイヌ語が殆どとは知っていたけど
地球岬はそうじゃないと思っていたのでびっくり
地球岬から見た室蘭の町
地球岬の公衆電話は地球儀だったよ
帰りは、素直な姪っ子は叔父たちの言葉を信じて
観光道路を来た方向と逆方向に向かって歩いたのだけど
ひとっこひとり歩いちゃいないし、どんどん登り坂だし
「えぇ~、本当にこの道行って帰れるの~」と心細い
途中、チャラツナイの絶景を写真撮ったりして気持ち落ち着かせるも
どんどん山の中だし・・・やっと分かれ道が現れるも
標札は一方向だけに「室蘭駅」って出ているだけ
おおざっぱ過ぎるでしょう
そんな時に、犬を連れて散歩しているおばさまが分かれ道から現れて
思わず駆け寄って
「すいません、ここ降りていったらどこに行くんですか」
なんて質問して、びっくりされちゃった
結局、距離は行きと変わらずで、
やたらと山を登った分、帰りの下り坂の急なこと・・・腰痛くなった
途中の細い農道のような道を歩いていて見つけた「草原の椅子」
やっとちゃんと帰れる気になったのだった
お盆を迎えて、今日の札幌は曇り時々雨で
暑くて湿気の高い日だったけれども
いまこの時間になると、窓を開けていると寒い感じ
一日中暑いより過ごしやすくていいけど
もう夏も終わるのかと思うと、ちょっとさびしいな
定年まであと四年のしがない財務官僚・樋口と愚直だけが取り柄の
自衛官・大友。二人が突如転属を命じられたJAMS(全国中小企業
振興会)は、元財務官僚の理事・矢島が牛耳る業務実態のない天下
り組織。戸惑う彼らに、教育係の立花葵はある日、秘密のミッショ
ンを言い渡す。それは汚職か、横領か、それとも善行か!?
痛快娯楽、「天下り』小説。
本当に、痛快でした
なんども、ぷぷ~っと吹出してしまって
人から見たら怪しい人になってしまった
文頭に出てくる浅田次郎氏の自宅の趣味の悪さというか
成金趣味というか、もう小説の中で笑わせないで
と、ひとりつっこみ
浅田次郎さんが大好きなマッカーサー将軍が
ここでもキーマンになるというのにも驚かされるし
樋口氏と家族たちのあまりに阿呆な会話と関係にあきれる
自衛官の大友の「パスポートが無い」には
マジに、バスの中で吹出してしまった
立花葵の清さと愚かさとやさしさには、ほろっと・・・
最後の最後に、ハラハラさせられて、
想像していたハッピーエンドではない、でも最高のハッピーエンドで
すっかり浅田次郎さんの掌中にはまってしまった
解説はあの勝間和代さんで、
とても真面目に天下りについて、この小説について書かれていて
それもまたおもしろかった
わたしにとって、浅田次郎作品はビタミン剤かも
父の初盆だったので、墓参りに行くのに、
母や弟たちと一緒に行くことが出来なかったので
ひとりで室蘭に高速バスで行ったのだけど
室蘭で、叔父と叔母たちが待っていてくれて一緒に墓参り
そして、夜は父の一番下の妹の家で宴会
叔父、叔母たちにとっては、いくつになっても
初めて出来た姪っ子のわたしは、可愛がってもらえて幸せ
その時、明日早く起きて地球岬まで散歩しようかと思うと言ったら
叔父たちが、行きは母恋から行って、帰りは反対から帰って来た方が
距離が短くていいよと教えてくれたのでした
次の日は天気予報通り曇り空
というか、室蘭ってカラっと晴れる日ってあまりないんだよね
母恋までは5分位の道のりで、少し平らなところがあったので
走ったりしたのだけど、途中からはずっと登り坂で徒歩
3.2kmくらいだけど、後半はかなりの坂道で汗だく
久し振りの地球岬はやはり絶景
曇っているので見えなかったけれど、
晴れているときは函館の森町の方が見えるんだよねぇ
海と空の堺を見ていると、やはり地球は丸い
アイヌ語でポロ・チケップ(親である断崖)が、
チケウエ→チキウとなったと初めて知った
北海道の地名の由来はアイヌ語が殆どとは知っていたけど
地球岬はそうじゃないと思っていたのでびっくり
地球岬から見た室蘭の町
地球岬の公衆電話は地球儀だったよ
帰りは、素直な姪っ子は叔父たちの言葉を信じて
観光道路を来た方向と逆方向に向かって歩いたのだけど
ひとっこひとり歩いちゃいないし、どんどん登り坂だし
「えぇ~、本当にこの道行って帰れるの~」と心細い
途中、チャラツナイの絶景を写真撮ったりして気持ち落ち着かせるも
どんどん山の中だし・・・やっと分かれ道が現れるも
標札は一方向だけに「室蘭駅」って出ているだけ
おおざっぱ過ぎるでしょう
そんな時に、犬を連れて散歩しているおばさまが分かれ道から現れて
思わず駆け寄って
「すいません、ここ降りていったらどこに行くんですか」
なんて質問して、びっくりされちゃった
結局、距離は行きと変わらずで、
やたらと山を登った分、帰りの下り坂の急なこと・・・腰痛くなった
途中の細い農道のような道を歩いていて見つけた「草原の椅子」
やっとちゃんと帰れる気になったのだった
お盆を迎えて、今日の札幌は曇り時々雨で
暑くて湿気の高い日だったけれども
いまこの時間になると、窓を開けていると寒い感じ
一日中暑いより過ごしやすくていいけど
もう夏も終わるのかと思うと、ちょっとさびしいな