香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

チッチと子

2013-01-03 20:58:53 | 本のこと
今年1冊目の小説は
石田衣良さんの『チッチと子』

 息子のカケルと二人暮らしの“チッチ”こと青田耕平は、デビュー以来10年
 「次にくる小説家」と言われてきた。だが、作品は売れず、次第にスランプ
 に陥ってしまう。進まない執筆、妻の死の謎、複数の女性との恋愛……。
 ひとつの文学賞を巡る転機が、やがてカケルや恋人達との関係を劇的に変化させていく。
 物語を紡ぐ者の苦悩、恋、そして家族を描いた、切なく、でも温かい感動長篇。


奥さんに先立たれた男性と子供のお話で
ずっと、重版のかからない作家のお話で
神楽坂に住む人の心の模様を描いたお話で
軽くやさしく読みやすい文章の中に、
ぐっと泣きそうになること、つらくなっちゃうこと
思わず笑ってしまうことが、たくさん詰まっているような
そんなお話でした
最後はちょっといいように物事が進み過ぎ?とも思うけど
そうじゃないと、ただただつらいだけだなぁとも思う
人生、いいことも悪いことも、楽しいことも辛いことも
たくさん、たくさん、たくさんなんだよと、ちょっとセンチ

今日は、もうすぐには次の本にはかかれそうも無いので
お友だちのお勧め映画を、ワイン片手に飲みながら観ましょう
お正月休みはまだまだ続く・・・のです

2012年の本のこと

2013-01-03 13:30:20 | 本のこと
去年は、読んだ本をブクログに登録して、
このブログに書いた感想をレビューにして本棚を作っていました
それによると、本を113冊、マンガが6冊、雑誌を2冊読んでいました
平均的に、良く読んだなと思いますが、特に11月は15冊と集中
その中で、わたしが好きで、心に残った本を何冊か紹介します

昨年出会ってとても嬉しかった作家が、原田マハさん
8冊読んだ中で、とっても好きなのは
キネマの神様
楽園のカンヴァス
生きるぼくらの3冊は特別好きです

他に、読んだ順番であげていくと
梨木香歩さんの僕は、そして僕たちはどう生きるか
  静かに感動しました
葉室麟さんの蜩ノ記
  これは、直木賞を受賞されたことがきっかけで読みました
三浦しをんさんの舟を編む
  もっと早く読めばよかったと後悔しました
松家仁之さんの火山のふもとで
  建築家の話だったからだけではなく、心にジーンと来ました
  単行本で出たので、すぐに購入し、雑誌は弟に渡しました
益田ミリさんの週末、森で
  すーちゃんシリーズも好きですが、この本が一番好きです
村上春樹さんのサラダ好きのライオン 村上ラヂオ3
  エッセイでは、春樹さんと浅田次郎さんと本気で思っています
  お二人の小説も大好きなのですが・・・
有川浩さんのフリーター、家を買う
三浦しをんさんの神去なあなあ日常
  この2冊は、軽快で気持ちよく、読みました
そして、最後に
宮部みゆきさんのソロモンの偽証 第1部 事件第2部 決意第3部 法廷
  これはもう、圧巻です さすが宮部みゆきです

ふぅ~、思い返してこうやって再度紹介するのは時間がかかりますね
わたしの感想は、本のタイトルをクリックすると、前のブログに飛びますので
気になる本がありましたら、読み返してみてください

今日は、昨日の夜までの天気予報では大荒れの筈だったのが
今朝7時半には、太陽がきれいに青空にあがっていたので
今年初で、走ってきました~
家から、円山~大通り~北海道警察~函館本線高架下を通って
JUSCO桑園まで、ゆっくりマイペース

寒かったけれど、気持ちよかった
歩道は、雪が踏み固められて、走りにくいこともないのだけど
横断歩道になると、車が走ったあとは、ツルツルで、すべるすべる
走りやすい道路、走りたいなぁ

桑園からの帰りは、買い物もしたのでお散歩

札幌競馬場のまわりの大きな樹は、去年の秋に何故か
のきなみ、上の方を切られてしまったのです
ここは、わたしの部屋から見える樹々なので
すっかり見通しが良くなって、競馬場の中が見えるようになってしまいました