香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

植物図鑑

2013-01-20 13:54:00 | 本のこと
有川浩さんの『植物図鑑』

 お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。噛みません、躾の
 できたよい子ですーー。思わず拾ってしまったイケメンは、家事万
 能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクだった。樹(イツキ)と
 いう名前しか知らされぬまま、週末ごとにご近所で「狩り」をする
 風変わりな同居生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほ
 ろ苦)”道草”恋愛小説。レシピ付き。


ドラマのような設定から始まる恋愛小説
有川浩さんの軽快で分かりやすい文章は心地よい
一人暮らしで、料理はせず、マイペースに生活していたさやかが
まずは、樹の作る料理に心を掴まれる様は、微笑ましい
そして、どんどん樹を好きになっていく様子が
ちょっと切なくて、可愛くて、いつの間にか応援しちゃっている
樹のような存在自体が、う~ん小説だのうなんて思っちゃうけど
植物の話、料理のこと、ふたりの恋愛と、面白くて気になる
有川浩さんの小説は、あと味がとっても良くて
軽いけれども、わたしは好きだなぁ

この本は、18日に仕事で帯広に行ったときに
行き帰りのJRの中で読んだのです
当日の札幌は大雪で、交通機関も遅れたりと大変でしたが
占冠をすぎた辺りからは、晴れ模様で、
行きのスーパーおおぞらの中では、景色を見たり本を読んだりと
仕事だったのに、すっかり旅行気分でした

JRの中からの写真なのですが、、、
帯広が近くなるにつれ、景色が変わって、空が広く感じました