香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

西南の嵐

2013-07-23 21:25:25 | 本のこと
松井今朝子さんの『西南の嵐』

 熊本、秋月、萩、士族による乱が次々と起こる。
 銀座に棲むサムライ・久保田宗八郎は西から吹く嵐に
 男たちの絶望のにおいを嗅いだ。そして西南戦争が勃発。
 友たる市来巡査も複雑な心境を抱え出征してゆく。
 ご一新から9年、命の捨てどころを探し続けた宗八郎。
 ふたりの女からひたむきな愛を受け取り、悪鬼羅刹の如き
 宿敵との対決に赴く。傑作の誉れ高き三部作、熱涙溢れる完結篇。


銀座開化おもかげ草紙シリーズ完結篇です
前の2冊と少し開いてしまったせいか、なかなか入り込めないまま
いつの間にか読み終わってしまいました
今までおなじみの人たちが死んでしまったりして切ないのだけど
幕末の苦難を抱えたままの宗八郎の気持ちが、この1冊では
ちょっと理解できず、前作2冊を再読してから読めば良かったと反省です

朝日新聞でいま連載されている
宮部みゆきさんの『荒神』、面白くなってきました
最初のころは、場面の変わり方や、
出てくる人の多さが頭に入らなかったのですが
少しづつ慣れてきて、毎日の楽しみになっています

今日、その『荒神』の上に載っていた記事が
あまちゃんのこと
つんく♂、岡室美奈子さん、湯川れい子さん、山崎亮さんそれぞれの
あまちゃんへの思いや考えが、面白かったです
その横の文化欄は、芥川賞・直木賞について
今回は、芥川賞に東日本大震災を正面からテーマにした
いとうせいこうさんの「想像ラジオ』が候補になったことで
審査員の島田雅彦さんが
「(震災を)直接扱うことをためらう作家も多い中で、
 死者を扱い、そしりを恐れず書いた」
「文学は、別の方法で死を受け入れてきたのではないか。
 鎮魂は普遍的テーマ。太平洋戦争後、多くの作家が煩悶を
 続けてきた。大量の死をどう引き受け、死者をどう見送れば
 いいのか。やすやすとは(作品に)できない」の言葉が心に残りました
わたしは、正直、「想像ラジオ」が何故芥川賞?とびっくりしましたが・・・

この前、フラフラとユニクロに行って見つけた
大好きなウッドストックのTシャツ

ウッドストックだけのってなかなか無いので
すぐに買いました 790円だったしね
可愛いでしょ