きみはいい子

中脇初枝さんの『きみはいい子』

　同じ日、同じ町、ある雨の夕方。
　みんなこの町でいろんなものを抱えて生きている。
　大事なのは、相手の存在を認め、受け入れること・・・。
　　　　　　　　　　　　　　
　17時までは家に帰ってくるなと言われ、雨の日もウサギ小屋の前で
　時計を見上げる生徒と、新任教師との心のふれあいを描いた、
　「サンタさんの来ない家」。

　娘に手を上げてしまう母親とママ友との物語「べっぴんさん」。

　ひとり暮らしが長くなった老女と、家を訪ねてきたある男の子を描く
　「こんにちは、さようなら。」など、それぞれの家族が抱える傷と、
　そこに射す光を描いた全5篇からなる、連作短編集。

　怖かったのも、触れたかったのも、おかあさんの手だった。

王様のブランチで紹介された文章です
テレビで見た時に気になっていたのだけど、
救いようのない話、特に子供が絡む話はつらいだけだと思い
本屋さんでも手に取らないようにしてさけていました
でも、こちらにも時々コメントをくださるホークさんが
ご自身のブログ私的図書館で「とにかく読んで欲しい」の言葉に
読んでみようかなと心が傾き、
本屋さんで手に取って、帯の宮下奈都さんの言葉
「・・・人間を信じよう。という気持ちになる。」が決め手
家に帰ってきてから、一気に読んでしまいました

一番印象的だったのは、若い小学校の先生が
「ただ、ぼくははじめて気がついた。
　こどもは、ひとりひとり違う。」
当たり前のことだけど、当たり前と言ってしまうほど
全てをわかって生きている人はいないんだよと言われているようでした
そして、失敗や後悔をしながら生きていくしかないから
くよくよしないで、やさしい気持ちでいたいなと願っていました

つらい、普段は目をそむけたいような内容のお話ばかりでしたが
ただつらい気持ちだけで終わらせなかったところが、すごいなと思います
でも、やっぱり、何度も読みたいとは思わないかも・・・です

SAPPORO CITY JAZZ

雨の朝、いつもの時間に起きて、
ジョグは中止でブログアップ

昨日、
SAPPORO CITY JAZZ
　　 Ezo Groove 2012　に行って来ました

去年、初めてひとりで行ったホワイトテントは大橋トリオさん
お酒を飲みながら、リラックスしてゆったり聴く雰囲気が
とっても好きになって、また来年も行くぞーと決意
今年は、Pu-ちゃんとふたりで
ホワイトテント最終日に
ギターリスト山木将平さんのライブに行きました

山木さんを知ったのは、
アップルストアで開催された佐々木譲さん企画電子絵本の
イベントに参加した時に、音楽担当として出席されていて
その場で、絵本のために作曲した曲をフルで演奏してくれたのです
あの小さなスペースで目の前で聴いた山木さんの演奏がとても良くて
そのことを、Twitterで佐々木譲さんに返信したら
おもいがけず譲さんからも
「山木さんよかったよね」と返信いただいて感激
今回のホワイトテント出演者の中で
山木さんの名前を見つけた時はうれしかったなぁ

今回のライブは２部に分かれていて
１部はソロのアコースティックギターで聴かせてくれました
あまり話さず黙々と弾く姿に引き込まれていったのですが
最後はちょっとノリノリの曲で、同じテーブルの女性の踊りが
腰から上がふにゃふにゃとなり、上にあげた手は盆踊りのようで・・・
ちょっと吹出しながら・・・　終了
２部はエレキギターに持ち替えて、ベースとドラムとでバンド形式で
なんと山木さんは歌っちゃったりなんかしちゃって
ブルース、ロック、歌声も素敵でした
アンコールは、ソロでアコギで１曲、バンドで１曲
最後はほぼ全員スタンディングで、すごく楽しかったです
山木さんにとって、こんな大勢な方たちの前でのライブは初だったそうで
イメージしていたライブが出来て、泣きそうといっていました

ホワイトテントライブ、また来年も行きたい
ただ、食べ物はホントなんとかならないかなという感じ
頼んだシーザーサラダはしょっぱくてしょっぱくて
思わず「サラダだよ」と言ってしまいそうでした
ま、期待していなかったので、ライブ前にマックで食べていたけどね

なんか、朝からブログ書いていたら
これから仕事に行くという感じじゃなくなってしまった
気持ち切り替えて、お弁当作っていってきます