会社帰り、「美的」を購入して、ドトールで読み耽った。
紙面上で、化粧品会社が挙って秋色を発表。
まだ本格的な夏を迎えていないのに、早すぎるんでは?と突っ込みながら、熟読。
連日、化粧品の話題が続いているこのブログ。
現在、宝石会社に勤務しているが、もしかしたら本当は化粧品の方が好きなのかもしれない…自分。
「美的」は、化粧品情報の他に、健康美や心理面での美について毎月熱く語っている。
夏バテ対策や低容量ピルに至るまで、よく研究している。
齋藤馨さんの連載エッセイも、いつも面白い。
今回は「輝く自分を手に入れるための4ステップ・簡単ドリル」…という特集があった。モヤモヤした現状を打破するためには?みたいな特集である。
その中に、「余命5年をイメージしたときにやりたいことは?」という問掛けがあった。
やりたいことを列挙し、優先順位をつけて具体化し、やる気を高める起爆剤にしよう!ということらしい。
余命5年を宣告されたら?
…。
悩んだ。
悩みつつ、煙草3本吸ったが…そんなもの、無い。
無いんである。
あと5年しか生きられないとしても、特別やりたいことが浮かばない。
ただ、「仕方無い」「なるべく痛くないように死にたい」と思うんだろうなあ…と漠然と思う自分しか想像できないんである。
「3億円もらったら?」という質問には、「都内のマンションに住んで、ウーパールーパーを飼育したい。」とか思い付くのに。
余命宣告されても「絶対~したい!」「~しなくっちゃ!」という欲求が生まれないのである。
ただ、今のままでいたい、というのが唯一の望みだ。
現状に満足し、それ以上も、それ以下も望まない。
それは不幸なことなのだろうか。
今が一番幸せだと信じ、太陽に向かってそれを宣言できるという現状は、幸福なことなのだろうか。不幸なことなのだろうか。
よく、わからない。