世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

目が釘付け

2006年09月09日 15時52分18秒 | Weblog
9/8

げ~、スペシャル残業かも~…と不安がよぎったが、吉熊上司の「来週でいいよー」の一言でめでたく解放された。
喜ばしい。
るんるん♪と鼻唄まじりでタイムカードを押す。
今日は会社の殿方先輩2名にビリヤードを連れていってもらうことになっていたのだ。
7月に始めてから、今日で4回目。
時々、…10回に1回ぐらい「おお、すっげ」と言われる程度で、あとは彼等に失笑される未熟な私…。
二人の内、一人の先輩の方は20年も前から玉と慣れ親しんでいらっしゃるので、なんちゅうか、神がかっているのである。
ナインボールをやったのだが、彼は容赦なくスッコンスッコンとボールをポケットに納めていった。…有り得ない技法を使って。
鮮やかなプレイに目が釘付けだった。
釘付けといえば、彼の所持品である。
彼はいつも普通の煙草を吸っていらっしゃる。
しかし、今日、ご飯を食べたとき、彼はパイプを取り出したんである。
パイプ。
すげー。
評論家みたい。
しかも、彼に似合っているし!
密かに胸きゅんしてしまった。
今日から眼鏡フェチを返上して、パイプフェチになろうかな。

ゲーム終了後、近くの駅まで車で送っていただいた。
ホームで電車を待っていたときのこと。
なんと、隣のカポー(サラリーマンとOLみたいな人々)が、「お別れのチュー」をしているではないかっ!
しかも、かなり熱烈な接吻だった。
きっと、本人たちは「駅でチュ-」の主人公になれて楽しいのだろうなぁと推測しながら、目が釘付けになってしまった。
接吻を日常生活の一部としていない生活を送っている私は、まるで中学2年生男子のように見入ってしまう。

ドアが閉まり、今にも電車が走り出そうとするまさにその時、驚いたことに彼等は窓越しに再び接吻を成し遂げたんである。
私だけではなく、車内にいた人の多くが彼等に注目していた。

色々なものに目が釘付けになった一日だった。
コメント (2)

かさぶた

2006年09月09日 15時38分16秒 | Weblog
もう、おじいちゃんクラスとの接触を、無理だと思った。
我儘で頑固で口やかましくて。

無理だと思ったから、無視してしまった。

聞こえない振り。
見ない振り。
知らん振り。


段々、「振り」が多くなってきたな。

自分を守り続けるために様々な「振り」をしてきたけれど、
厚くなっていくかさぶたは醜くて、
痒さに似た心地の悪さがあって、
傷を思い出させて、そして思い出す度に凹んで。

黒くて厚いかさぶたの下には、真新しい皮膚が育っていることを信じよう。
いずれ、かさぶたが取れ、白く柔らかい新皮で自分を守れることができるならば、きっと本当の意味で強くなったということなのだろうか。