今日でアメリカ同時多発テロから9年が経つ。
あの時、私は何をやっていたか?
店舗から本社に異動して半年たった日にあの事件は起きた。
あの日の夜、私は家でパソコンをいじっていた。
電話が鳴った。
男友達からだ。
「すぐにテレビつけて」
と言われたとおりにテレビをつけてみた。テレビの中で起こっていることに理解ができなかった。ビルの一部から煙が出ている。映画の撮影かと咄嗟に思った。
「世界貿易センタービルに飛行機が突っ込んだんだよ!」
既にあの土地に行ったことがある彼の嘆きっぷりは相当なものだった。
そうこうしている内にもう1機の飛行機がビルに突っ込んでいった…。
その晩はずっとテレビに釘付けだった。どのチャンネルをまわしても、煙を出している二つのビルしか映っていなかった。異様な感じがした。
その後ニューヨークでのあの惨状が明確になるにつれて、なんとも言えない気持ちが湧き起こってきた。
あの犯罪の手口や犠牲者の痛みは、私の理解を越えていた。
あれから9年後。
先月。
私はあの悲劇が起こった跡地グランドゼロに立った。
「ここにあんな建物があっただなんて信じられない」
というのが率直な感想だ。
クレーン車やトラックが行き交う現場。
復興は目覚ましく、何も言われなければただの工事現場と間違えてしまうぐらい普通の光景だった。
壊れたビルを再建することは可能だ。しかし、壊れた命はどう頑張っても元通りにならない。
そんな当たり前である命の脆さや尊さについて、きちんと理解をしていれば、人としてあんなことを起こそうとは思わないはず。思わないはず…と思っている私が甘いのだろうか。
とにかく、復興中のあの地をこの目で確かめられて良かった。
そして、もうあのような悲劇が起こらないように祈ろう…今夜は。
あの時、私は何をやっていたか?
店舗から本社に異動して半年たった日にあの事件は起きた。
あの日の夜、私は家でパソコンをいじっていた。
電話が鳴った。
男友達からだ。
「すぐにテレビつけて」
と言われたとおりにテレビをつけてみた。テレビの中で起こっていることに理解ができなかった。ビルの一部から煙が出ている。映画の撮影かと咄嗟に思った。
「世界貿易センタービルに飛行機が突っ込んだんだよ!」
既にあの土地に行ったことがある彼の嘆きっぷりは相当なものだった。
そうこうしている内にもう1機の飛行機がビルに突っ込んでいった…。
その晩はずっとテレビに釘付けだった。どのチャンネルをまわしても、煙を出している二つのビルしか映っていなかった。異様な感じがした。
その後ニューヨークでのあの惨状が明確になるにつれて、なんとも言えない気持ちが湧き起こってきた。
あの犯罪の手口や犠牲者の痛みは、私の理解を越えていた。
あれから9年後。
先月。
私はあの悲劇が起こった跡地グランドゼロに立った。
「ここにあんな建物があっただなんて信じられない」
というのが率直な感想だ。
クレーン車やトラックが行き交う現場。
復興は目覚ましく、何も言われなければただの工事現場と間違えてしまうぐらい普通の光景だった。
壊れたビルを再建することは可能だ。しかし、壊れた命はどう頑張っても元通りにならない。
そんな当たり前である命の脆さや尊さについて、きちんと理解をしていれば、人としてあんなことを起こそうとは思わないはず。思わないはず…と思っている私が甘いのだろうか。
とにかく、復興中のあの地をこの目で確かめられて良かった。
そして、もうあのような悲劇が起こらないように祈ろう…今夜は。