世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

感情の空港

2010年09月21日 21時18分42秒 | Weblog
3日ぶりの出勤。
どうも体が鈍ってしまい、会社モードへと起動するのにいつもの週初めよりも時間を要した。
しかし、今日はパートさんが休みなので、その分、朝は忙しかった。
ちょっとしたことで、他部署の人とトラブった。
というか、一方的にキレられた。
こちらは譲歩してわざわざ「宅急便のお荷物、そちらの階まで届けましょうか?」
と言ったのに。
なんだか、がっかりしてしまう。
こうやって心は磨耗し、人に優しくする気持ちが失せていく。
機嫌の悪さが感染し、こちらまで不機嫌になりそう。
幸い、私には免疫が備わっているらしく、2分後にはどうでもよくなったけれども。
あー、イヤだイヤだ。
「私、今日は機嫌が悪いんですっ」
で威張れる人を羨ましく思える半面、絶対にああにはなるまいと心の中のツイッターで呟いた。



明日からお偉いさんたちが出社してくる。
長期の出張からの帰国。
ネットで空港のアライバル情報をチェック。
「上陸したらしい…」
と目の前の吉熊上司と囁きあってしまった。

彼らに渡すべき判子待ちの書類を整理し、明日に備えた。
行き交うトランクの音、搭乗を促すアナウンス、窓の外で待機する飛行機、ストイックな入国出国審査、見慣れぬ人種…そんな空港の雰囲気を思い出しながら。

ニューヨークの旅から1ヶ月が経過した。
あの摩天楼も女神も道に木霊する喧騒も全て夢だったのだろうかと錯覚してしまうほど、日に日に面影が遠くに行ってしまう。
できることならば、またあの土地へ行きたい。
それまで。
今日のようにイヤなことも我慢して乗り切ろうと思う。

…って、このブログを書く時間は、感情の空港のようだ。
この場で燃料の補給、機体を整備をして、朝になったら出社という名のフライト…。
管制塔が「そろそろ寝る準備を」との指令を出してきたので、そろそろ風呂にでも入ってくるか。


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