世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

笑止千万

2012年03月09日 23時25分32秒 | Weblog
やっとこさ、金曜日。今週は長かった。天気も優れない日が続き、梅雨みたいだ。菜種梅雨かな。

今日は曜日的に、震災の日だ。
「ちょうど今ごろ、君は会社を出たんだよな」
と、吉熊上司。
そうだ。あの日、たまたま外出だった私は昼御飯を有楽町で食べたくて、午前中に会社を出たんだ。
階段で社長(当時部長)に会い、「随分早く出るのデスネ」と嫌味を言われたからよく覚えている。
仕事を終え、有楽町駅に戻る途中、14:46、あの揺れを体験した。
外出なんて殆どしない私が外出した日に大地震が発生するだなんて、と我が身の運命を呪いつつ、帰宅難民になり、銀座をさ迷った。
吉熊上司と後輩男子タイスケくんは車で路面店を回り、明け方に帰宅をしたらしい。
みんなそれぞれ、あの日は大変だった。
話ながら、様々なことを否応なしに思い出してしまう。
気温もあの日に近い。


今日、吉熊上司は、歯医者に行くというので定時に上がった。
なんでも定期検診で虫歯が発見されたもよう。
「キーンって削られる音が嫌なんだよなあ…嫌だなあ…」
と、退社前に怯える様子が面白くて爆笑してしまった。
毎日普通に笑えることがどれほど有りがたいことか。
これもこの一年で感じたことである。

プチ残業のあと、図書館へ。
今日からマナー、接遇の部分を攻める。
「ザ・秘書検定」という領域である。
残り30分で単語と熟語をブランク用紙に書きまくり、ひたすら暗記。
途中「笑止千万(しょうしせんばん)」という熟語を知った。
素敵な響きに惹かれ、意味をたどると「この上もなくばかばかしくて吹き出したくなる様子」
なんか、普段の私みたいではないか!ぎゃは!

その後、ファミレスへ。
金曜日の楽しみ、魅惑のビール!
ぐびぐび…つーか、マジうめぇ!
唇の端に付いた泡を舌で舐めつつ、ニヤニヤしてしまう。



働いて、笑って、酒飲んで。
これが幸せでなくてなんだろう。
こんな普通な生活が、震災以降、大切なんだと気づいた。

そして、毎日忙しいが、その中で「幸せ」を噛みしめることができた分だけ、「幸せ」なのだとも最近感じる。


「吉熊、今日もイイ子で待っていたのよ」
と、チェジュちゃん。


週末は思いっきりクマたちを可愛がってあげるんだ。

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