世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

本妻に戻る

2012年03月18日 22時46分24秒 | Weblog
最近巻き髪ばかりをしていたせいか、枝毛が増えてしまった。
毛束をピンと伸ばすと、その表面からツンツン出てくるタイプの枝毛である。

基本、私はストレートロングを愛する保守的な人間である。化粧も髪型もコンサバ派。
そして、巻き髪はあくまでも湿度の低い冬季限定、いわば地方妻。
本妻はやはりつるつるのストレートロングなのである。

後藤久美子や「たのしくたのしくやさしくね」を歌っていた華原朋美みたいな髪型が大好き。





時代を遡ると平安貴族だろうか。
待賢門院堀河とかいい。


まあとにかくサラサラしたロングヘアが好きなのである。


私の行きつけの美容室は池袋にある「キャラシャローネ・池袋」だ。
カットやパーマをするとルミシアのトリートメントが格安で受けられキャンペーンがあるという(4/30まで)。
気になっていたので行ってみた。

担当はセッキーさん。上京してきた秋から、私はずっと彼にお世話になっている。私の髪や好みを全てを知っている。確実に綺麗にしてくれる頼もしい方だ。もし彼が遠くに異動したり、病気になったら、私は困ってしまうだろう。
技術だけではなく、彼の優しくて面白い人柄も大好きだ。

遅い時間に行ったので客は私一人。
セッキーさん、一人占め!!
1時間半、とても贅沢な時間を過ごせた。

まず、カット。毛先を整えたあと、表面から湧き出る忌まわしき枝毛をひたすら取り去ってもらう。これをしてもらうだけで表面が艶々になる。あとは毛量調整。

続いてシャンプー。人様にしていただくシャンプーほど幸せを感じられるものはこの世に少ない。あれは至福。セッキーさんの力強いシャンプーは、涎が垂れそうになる。顔にガーゼをかけられていて良かったと度々思う。

トリートメントを塗ったあとは、ナノスチームを当てて潤いを浸透させる。
暫く放置され、流したあと、肩のマッサージ。また気持ちよくなり絞まりの悪い口許から涎という名の液体が…。
ブロー。少しだけ調整し、終了。
その間、セッキーさんとたくさん話して爆笑した。楽しかった。

髪も元気になった。つるつる~♪



巻き髪も好きだがやはり本妻ストレートロングの居心地の良さは筆舌しがたい。


いつまでロングヘアでいられるのだろう、とたまに思う。雑誌などでは30代のロングはイタイと言われているが、要はその人に似合っているかどうかの問題なのではないだろうか。また、時代の変化で高齢のロングヘアが社会に受け入れられるかもしれない。30年前、当時40代の女性がしていた髪型と、今の40代の女性の髪型が異なるように。

いつまでもロングヘアが似合う女性であり続けることがとりあえずの目標。
なんつったって本妻だから。

そして、明日からまたこの髪を振り乱して働くのである。

頑張ろう~♪

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雨の山種美術館

2012年03月18日 22時45分59秒 | Weblog
恵比寿にある山種美術館が好きだ。
昔は九段にあったがリニューアルに伴い、場所が恵比寿になった。こじんまりとしたお洒落な山種美術館。日本画のコレクションは目を見張るものがある。


今日は25日まで開催されている「和のよそおい」に行ってきた。





小倉遊亀、上村松園、鏑木清方、小林古径などの美人画が一同に介する素敵な催しである。
私はこれが観たかった。

小倉遊亀
「舞う(舞妓)」


「舞う(芸者)」



この舞妓さん、超可愛い。前観たときに一目惚れしてしまった。
この二つの絵は隣接してて、少し離れて観ると姐さん芸者さんが舞妓を受け入れている構図になる。面白い。



小倉遊亀の絵では「浴女」も好き。




美人画で有名な上村松園の絵が本展では充実していた。
人事部の部長も松園の大ファン。
トイレで会うと、いつも上村松園の話をしている。


松園が描く着物の精緻な絵柄はため息もの。
思わず手を伸ばして触れたくなるような質感もたまらない。
そのひんやりとした絹に手を滑らせた時の感覚を想像し、うっとりしてしまう。
松園は描く女性の髪型などにもこだわっていた。
日本髪には様々な種類がある。時代や立場などにより描き分けていたとのこと。




「蛍」


松園の美人画はだいたいが切れ長の目なのだが、この女性は若干大きな目をしている。
寝る前、蚊帳を張りながら舞い込んできた蛍に目を見張っている一瞬。
浴衣の絵柄はユリ。当時流行ったアールデコの要素が取り入れられているらしい。






「庭の雪」


この何とも言えない表情!!
奥ゆかしい完全なる美にため息。





「つれづれ」


髪飾りの絞りの部分が浮き出て見える。
これ、本当に不思議だった。






「牡丹雪」


右側が空いた面白い構図。




「春のよそおひ」


いい匂いが絵の向こうから漂ってきそう。
ひたすらうっとり。




「娘」


針に糸を通す瞬間。
真剣なまなざしの中に何か余裕が感じられる。
糸に唾がついているのかが気になってしまった…。




松園、やっぱ良い!
見てると雑多な日常に汚された魂が清められる気がする。





「伽羅」(鏑木清方)


淡い色彩の中と、女性のしなやかな躯体が見事に合わさった作品。
右側の箱(香道で使うやつ)の絵柄も精緻だった。



「舞妓」(奥村土牛)


着物の絵が凄かった。
着物の生地の重なり具合などリアル。



「吉野太夫」(伊東深水)


世話係の禿からお茶をもらう吉野太夫。
その表情が優しげで「この人、絶対に性格良いよ」と思わせる。
着物の絵柄(辻が花)も細かく、見入ってしまった。





小さな美術館なのだが、お腹いっぱい楽しめた。
小雨の中、恵比寿駅までを歩く。
瞼にはさっきまで見ていた日本画たちの淡い色合いが浮かんでは消え、やがて小雨に消えていった。

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Together Forever

2012年03月18日 22時45分18秒 | Weblog
たしか「ミスターモーニング」を歌ったときだから、あれは高校1年生のとき。
放課後、クラスでの練習で使ったシンセサイザー。
電源を入れ、起動するとき、軽快な音楽が数秒間、鳴った。
「何の曲なんだろう」
ネットなんてなかった時代だったので曲名を調べる術もなく。
ずっとずっと気になっていた。
数年前、「DISCO FINE」というディスコの曲を詰め合わせたCDの視聴をしていたとき、ようやくその曲の名前を知った。


Rick Astley "Together Forever"

当然CDを買い、何度も何度も聴いた。
昔、片想いで終了した恋が再燃するかの如く。
しかし毎日聴いていたのでさすがに飽きた。
で、最近また聴いたら中毒に。

この曲の魅力って何なんだろう。
Bメロからサビに続くわくわく感、そしてサビ自体の爽快感にあるのだろうか。
歌っているリック・アストリーさんは歳を重ねてもイケメン。
Rick Astley "Together Forever" Live + Music Video 2010 #Audio Re-tracked#





日本人の女の子が歌っているバージョンも発見。
声が高いせいか耳に残る。かわいい。
Together Forever SYANIS [Live] (高画質)



何度聴き飽きてもきっとまた何度も聴き続けるのだろう、この曲。

歌詞内の「you」は相棒・吉熊に脳内変換。
一緒に、いつまでも。

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