出勤日。
土曜日出勤が少なくなった分、祭日の出勤日が増えた。
どんだけ働かせるのだ、うちの会社は。
これではまるで社畜ではないか。
朝のガラガラの通勤電車に揺られ、ぼんやりそう思う。
株式市場もお休みなのでとても静かに過ぎていった。
今日、ふと思ったこと。それは私みたいな独身には季節の節目がないということである。
自分の仕事的には、
新卒研修→春、
株主総会→梅雨、
歳末商戦→クリスマス
…といった年単位のルーティンがあるが。
たとえばデパートで雛人形フェアがあってもまさに他人事。
たまに雛壇とは別のコーナーで、小粋なミニチュアの夫婦雛が販売されている。
作家ものとかで、小さいのに目を剥く値段とか付けられてるのである。
あれを買うのは一部の生活を楽しむ余裕のある人種だけなんじゃね?と見る度に思う。
「私流に、季節を感じる」
「和と親しむ」
とかいうキャッチコピー。
その横にはカシミアのセーターを着てミニチュア雛を愛でるモデルのカット。
そんな雰囲気、ズボラな私には無縁だと思う。
仕舞うのが面倒くさいので、いつまでもミニチュア雛は飾られ、やがてヤニ埃りを纏ったそれはゴミなんだかなんだか分からない物体になることうけあい。
しかし、全く季節感のない生活も寂しい。
季節を感じたくなったら、自分から好みであり、尚且つ背伸びしない程度の旬を取りにいくようにしている。
花、食べ物、祭り、もっと身近なものでは、空の色、道端の花、など。
生活に潤いのない社畜の身だと思っていたが、よく目を凝らせば、自分の歳時記にも季節があるものだ。
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