世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

I'm proud

2013年08月06日 23時30分39秒 | Weblog
心療内科デー。

今日の待ち時間4時間。どぎゃん。
今週土曜日から行く台湾についての予習と林真理子先生の小説を読む。
しかし、それにしても待合室、暑い。今日は混んでいて待合室には20人弱の人が待っていた。
その静かな熱気や臭いが湿気に混じってどんよりと漂っていた。耐えがたい。


さて診察。
クマ医師、今日はご機嫌だった。
先日受けた秘書検定1級の面接対策の癖で、誰かと向きあうとつい前傾姿勢を取ってしまう。
そしてハキハキ答えてしまう。
「わたくしの2週間につきまして、ご報告申し上げたいことがございますが、ただ今お時間、よろしいでしょうか」


秘書検定1級の面接のことを聞かれた。
感触は良かったことを報告したら、クマ医師は喜んでくれた。
「現在燃え尽き症候群です。私の夏は終わりました」
と報告したらクマ医師爆笑。
「いやいや~。これからじゃないですか、夏」
と。


今回、台湾旅行の為にピルで生理日をずらした。
生理前の朝に飲むパキシルを結局飲み忘れていたが支障はなかった、朝は1分1秒を争うぐらい時間が無いので私には朝の服用は無理…という報告にはもっと喜んでいたクマ医師。

10月にはパキシルとバイバイする予定。
長かったなあ、私とパキシルの蜜月期。6年ぐらいだろうか。
感慨深いものがある。
催奇形や体重増加など様々な副作用の噂を聞いていて怖かったが、結果として私には合っていた。

「どうして(減薬に)前向きになったのですか」
とクマ医師。


5年の沈黙を破り、我々の前に姿を現した華原朋美。
断薬に成功した彼女の影響が大きいことを報告。
「ああ~はいはい」
とクマ医師。
朋ちゃんのこと、知ってる?
同業者として華原朋美の主治医について、クマ医師はどう思っているのだろうか。
主治医がクマ医師だったら朋ちゃんはどうなっていただろう。


「良い影響ですね」
と言われた。


「あなたは周囲をよく見ている。周囲を不快にさせない。だから自信を持ってください」
と熱く語られた。
ただ幼少のころからの癖で周囲をよく見過ぎて傷付いてしまうのだそうだ。

そうかなー。

たしかに「今日はあの人、機嫌が悪いなあ」「彼女は~思っているに違いない」と心の中で思うことは多いけど、だからってあまり気を遣ってはいないと思う。
35歳という年齢に達し、難しい人間関係が面倒臭くなったという要因が大きい。
割り切りというスキルを身に付けた。

パキシルを飲み始めた頃、私は29歳だった。
若さゆえ、今より周囲からの刺激に過敏で絶えずオロオロイライラしていたような気がする。
自信も無かった。

今も全部が全部を達観できているわけではない。
でもクマ医師に会えて、7年。
彼の認知行動療法で私は「I'm proud」を強く認識できるようになった。
通院歴7年は無駄じゃなかったと今、確信。

また、秘書検定の試験前、制服業務で多忙な時期に減薬できたことは大きな自信に繋がった。


ありがとう、クマ医師。

「I'm proud いつからか自分を誇れる様になってきたのはきっと あなたに会えた夜から」
この歌詞をクマ医師に捧ぐ。


処方変更なし
パロキセチン、ゾルピデム酒石酸塩、防風通聖散、ラベプラゾール



「I'm proud」というタイトルでもう何回ブログを書いたか分からない。
それぐらい、私にとって人生のテーマソングなのだと改めて思う。
私の人生の前方には、いつもこの曲と華原朋美がいる。
たぶん、ずっと追い続けていくのだろう。


華原朋美 - I'm proud