妹から先日「これ、見たいね。舞台挨拶もあるみたい。どう?」というLINEが送られてきた。
これ、というのは、映画「海よりもまだ深く」。私も妹も是枝監督の「歩いても 歩いても」が大好きだ。
「じゃあ、ようこちゃんも誘ってみよう」と、母も誘った。
10時に新宿ピカデリーで待ち合わせ。
妹が何から何まですべて手配してくれた。
朝っぱらの新宿は人通りが少なくて歩きやすい。
合コンでカラオケオールしたとき以来の朝の新宿。
今朝は母ヨーコたんも一緒なのでとても不思議な気分だった。
あらすじ
15年前に1度だけ文学賞を受賞したことのある良多(阿部寛)は、「小説のための取材」と理由を付けて探偵事務所で働いている。良多は離婚した元妻の響子(真木よう子)への思いを捨てきれず、響子に新しく恋人ができたことにぼうぜんとしていた。良多、響子、息子の真悟(吉澤太陽)は、良多の母・淑子(樹木希林)の家に偶然集まったある日、台風の一夜を皆で過ごすことになり……。 (シネマトゥデイ)
以下、ネタバレあり。
久々の是枝監督の「何気ないシーン」のカットが本作品でも効果的に使われていた。
そしてやっぱり樹木希林!!
散々笑わされて、そして泣かされた。女優だなって思った。
孫に「宝くじが当たったら大きい家で一緒に暮らそう」と言われて落涙する樹木希林の数秒の演技でほろっときてしまった。
「こんなはずじゃなかったのに」と思いながら毎日を生きてる人たちの中で唯一光っていたのが息子の真悟のその言葉だった。
大人になると、「こんなはずじゃなかったのに」の連続だよな。本当。
良多の「親孝行したいのに、生きるのに必死でなかなかできないもどかしさ」など。
実によく伝わってきた。そして共感。
我が家では母ヨーコたんは樹木希林みたいだとよく揶揄される。
言動が似ているからである。
そんな母と一緒にこの映画を見られて良かった。
「ファイナルアンサー」「マックロクロスケ」がツボだった。
映画『海よりもまだ深く』予告編
「海よりもまだ深く」はテレサ・テンの「別れの予感」の一節。
テレサ・テン-別れの予感
私の十八番!!
劇中でちらっと流れる。しかも効果的に。
今回は先述のように、上映後に舞台挨拶がある。舞台挨拶、初体験なのでドキドキしてしまった。
フジテレビの女子アナの司会者、記者やカメラマンたちが会場にぞろぞろと入ってきて、我々観客には「大ヒット!」と書かれた紙が渡される。
そして、さっきまでスクリーンにいた阿部寛、真木よう子、樹木希林、パネルの是枝監督(カンヌに出張中)が登場!!
目の前数メートルに生の彼らが登場するのである。大興奮。
作品のことやカンヌでのことを話してくれた。
真木よう子が挨拶をするときに「こんばんは」と言っててワロタ。一昨日までカンヌにいたので時差ぼけしていたのだろうか。それにしても顔が小さい。同じ人類には思えぬ。
阿部寛はかっこいい!の一言。もう、背が高くて、俳優オーラが出ていた。
樹木希林はスクリーンで見るよりも華奢な感じがした。話す際に時々片手をポケットに入れるさまが決まっていた。素敵。
私は特に映画「下妻物語」のおばあさまの役を演じる樹木希林が大好きで、おばあさまの「おめぇの道を行け・・・」の台詞のシーンを何度も見返している。なので私の前を通り行く樹木希林を凝視。
舞台挨拶のもよう。
さっそくニュースになっていた。
映画『海よりもまだ深く』 カンヌより凱旋!阿部寛、樹木希林、真木よう子登壇 初日舞台挨拶!
http://prestage.info/2016/05/21/6542
拾い物の画像。
阿部さんの「海よりもまだ深く」の掛け声のあとに我々は紙を振りながら「大ヒット!」と大声で言う。
・・・この写真に私は写っていない。
鳴り止まない拍手!『海よりもまだ深く』がカンヌでスタンディングオベーション!
清々しい気持ちで映画館を出た。
妹が来たことがあるとんかつ「三太」へ。
ヒレカツを妹にご馳走になった。ありがとう。
サクサクの衣が何とも言えない。ソースも美味しくて、キャベツの千切りにかけるドレッシングも上品な味がした。
また今度来ようっと。
映画の感想を述べ合う。
「だめんずは死ぬまでだめんずだよね~」とか。
「舞台挨拶って面白いね」とか。
ちょっとした女子会みたいで楽しかった。
新宿で買い物がある妹はここで離脱。
母は上野へ。伊藤若冲展に向かう(待ち時間120分だったらしい)。
私は北千住へ。
これ、というのは、映画「海よりもまだ深く」。私も妹も是枝監督の「歩いても 歩いても」が大好きだ。
「じゃあ、ようこちゃんも誘ってみよう」と、母も誘った。
10時に新宿ピカデリーで待ち合わせ。
妹が何から何まですべて手配してくれた。
朝っぱらの新宿は人通りが少なくて歩きやすい。
合コンでカラオケオールしたとき以来の朝の新宿。
今朝は母ヨーコたんも一緒なのでとても不思議な気分だった。
あらすじ
15年前に1度だけ文学賞を受賞したことのある良多(阿部寛)は、「小説のための取材」と理由を付けて探偵事務所で働いている。良多は離婚した元妻の響子(真木よう子)への思いを捨てきれず、響子に新しく恋人ができたことにぼうぜんとしていた。良多、響子、息子の真悟(吉澤太陽)は、良多の母・淑子(樹木希林)の家に偶然集まったある日、台風の一夜を皆で過ごすことになり……。 (シネマトゥデイ)
以下、ネタバレあり。
久々の是枝監督の「何気ないシーン」のカットが本作品でも効果的に使われていた。
そしてやっぱり樹木希林!!
散々笑わされて、そして泣かされた。女優だなって思った。
孫に「宝くじが当たったら大きい家で一緒に暮らそう」と言われて落涙する樹木希林の数秒の演技でほろっときてしまった。
「こんなはずじゃなかったのに」と思いながら毎日を生きてる人たちの中で唯一光っていたのが息子の真悟のその言葉だった。
大人になると、「こんなはずじゃなかったのに」の連続だよな。本当。
良多の「親孝行したいのに、生きるのに必死でなかなかできないもどかしさ」など。
実によく伝わってきた。そして共感。
我が家では母ヨーコたんは樹木希林みたいだとよく揶揄される。
言動が似ているからである。
そんな母と一緒にこの映画を見られて良かった。
「ファイナルアンサー」「マックロクロスケ」がツボだった。
映画『海よりもまだ深く』予告編
「海よりもまだ深く」はテレサ・テンの「別れの予感」の一節。
テレサ・テン-別れの予感
私の十八番!!
劇中でちらっと流れる。しかも効果的に。
今回は先述のように、上映後に舞台挨拶がある。舞台挨拶、初体験なのでドキドキしてしまった。
フジテレビの女子アナの司会者、記者やカメラマンたちが会場にぞろぞろと入ってきて、我々観客には「大ヒット!」と書かれた紙が渡される。
そして、さっきまでスクリーンにいた阿部寛、真木よう子、樹木希林、パネルの是枝監督(カンヌに出張中)が登場!!
目の前数メートルに生の彼らが登場するのである。大興奮。
作品のことやカンヌでのことを話してくれた。
真木よう子が挨拶をするときに「こんばんは」と言っててワロタ。一昨日までカンヌにいたので時差ぼけしていたのだろうか。それにしても顔が小さい。同じ人類には思えぬ。
阿部寛はかっこいい!の一言。もう、背が高くて、俳優オーラが出ていた。
樹木希林はスクリーンで見るよりも華奢な感じがした。話す際に時々片手をポケットに入れるさまが決まっていた。素敵。
私は特に映画「下妻物語」のおばあさまの役を演じる樹木希林が大好きで、おばあさまの「おめぇの道を行け・・・」の台詞のシーンを何度も見返している。なので私の前を通り行く樹木希林を凝視。
舞台挨拶のもよう。
さっそくニュースになっていた。
映画『海よりもまだ深く』 カンヌより凱旋!阿部寛、樹木希林、真木よう子登壇 初日舞台挨拶!
http://prestage.info/2016/05/21/6542
拾い物の画像。
阿部さんの「海よりもまだ深く」の掛け声のあとに我々は紙を振りながら「大ヒット!」と大声で言う。
・・・この写真に私は写っていない。
鳴り止まない拍手!『海よりもまだ深く』がカンヌでスタンディングオベーション!
清々しい気持ちで映画館を出た。
妹が来たことがあるとんかつ「三太」へ。
ヒレカツを妹にご馳走になった。ありがとう。
サクサクの衣が何とも言えない。ソースも美味しくて、キャベツの千切りにかけるドレッシングも上品な味がした。
また今度来ようっと。
映画の感想を述べ合う。
「だめんずは死ぬまでだめんずだよね~」とか。
「舞台挨拶って面白いね」とか。
ちょっとした女子会みたいで楽しかった。
新宿で買い物がある妹はここで離脱。
母は上野へ。伊藤若冲展に向かう(待ち時間120分だったらしい)。
私は北千住へ。