とちおとめ

定時後、会社のトイレで歯磨きをして歯医者さんへ。
今日は定期検診の日。
虫歯はないのだが、左下の犬歯がたまに痒くなる。
「どんなときに痒くなりますか？」
と冬彦先生に訊かれたので、正直に
「寝不足の時とか、あと・・・生理前とか」
と答えたら無反応だった。
反応しろよ～、恥ずかしいだろ～！！

冬彦先生の見解では、どうやら歯肉がここだけ下がりやすくて汚れが溜まりやすいらしい。
その汚れが悪さをするもよう。
生理前とか関係ないっぽい。
その隙間を埋める作業をしてもらった。
その後、歯科衛生士さんによるクリーニング。
今日の歯科衛生士さんは初めて会う人（この歯科医院は人の出入りが激しい）。
きっちりやってくれた。
前歯の裏側のヤニも取ってもらってまるで象牙のようになった。
ああ、昔こんな歯をしていたなと懐かしく思う。
どうも左下の歯の磨き残しが多いらしく、今日は歯と歯の隙間から大きな歯石がポロっと取れたらしい。（見たかった）



歯医者を後にして、北風の中、ダッシュ。
今日は実家から小包が届くと母から言われていた。

届いたのは、お手紙、お小遣い、鮭瓶、梅干し、母が漬けたお新香、そしてとちおとめ。あと、正月に忘れた手袋。




やばい・・・泣いちゃう。

いちごはいつもスーパーで見て、味を妄想して食べた気になっている。
高くて手が出ない。
だからすごく嬉しい。


甘い！！



クマたちと美味しくいただいた。


両親は年金暮らし。
自分たちの生活も大変だろうに、もうすぐ41歳になる娘にお小遣いと食料を送ってくれるとは。
感謝してもし尽せない。
ありがとう。

口に含んだいちごは、親の愛を具現化したかのように甘く、そして時々酸っぱくて、優しい味がした。