世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

丸の内OL→ヲタ活

2023年11月04日 23時11分52秒 | Weblog
10時半に起床。よく眠れた。
身支度して、東京駅へ。

東京駅の天井の美しさといったら…。来るたびにうっとりしてしまう。





ヴィロンでサンドイッチを買って日比谷公園で食べるという丸の内OLみたいなことをやった。


どれも美味しそう。



チキンのサンドイッチをチョイスして、有楽町の国際フォーラムを突っ切る。
東日本大震災の日、私はここにいた…。



皇居の銀杏はちょっと色づき始めていた。来月また見に来たい。


日比谷公園に到着。


秋薔薇、少し咲いていた。綺麗。



噴水の前のベンチに座ってランチ(というか朝食)。

やっぱりヴィロンのパンは香ばしくて美味しい。
具もチキンの素材が十分に生かされててパンとの相乗効果が抜群。


お天気が良くて最高のピクニック日和だ。





手入れが施された庭でぼんやりする。


ロボットがせっせと芝を刈っていた。
人手不足を補うべく働いているのだろうか。
たぶん私より働き者である。




再び電車に揺られて八重洲駅で下車。
松本治一郎記念会館へ。


「死刑囚表現展2023」を鑑賞。ビルの会議室のワンフロアで開催されていたのだが、とても混んでいた。





『死刑囚表現展2023』が開催 植松聖死刑囚ら283点の作品が展示



植松聖氏の作品に人が群がっていた。手形にポエムのやつ。


個人的に風間博子さんの淡い絵が好き。緻密で色遣いが綺麗だった。

「明日死刑執行されるかもしれない」という恐怖の中で描かれた作品はどれも危機感があって見ごたえがあった。

18時から開催された彫刻家 小田原のどかさんの講演会も堪能(公募作品の選考委員)。
年下とは思えぬほどしっかりされた先生で、自身の想いを自身の言葉で語ってくださった。

物販で「破流 永山則夫小説集成1」を買えてウハウハ。販売している人もドン引きするほどのウハウハっぷり。
ついに出たのか!未読の作品を前に手が震える。


帰宅後、さっそく「なぜかアバシリ」を読んで悶絶。
母親に捨てられて寒さと飢えに苦しんだ地・網走に、なぜ則夫が拘泥するのか。
主人公N少年(則夫)を通して痛いほど分かる作品。
すべてはセツ姉さんに見守られながら海辺で遊んだ幸せな記憶が強いからだ…。
結局、則夫は何度か網走行きを試みるも一度も網走に到達できなかった。

そうそう、今日は素敵な再会もあったんだっけ。
ノリ本を抱きかかえるようにして1Fの出口へ。そしたら永山則夫の死刑執行前の最後の面会者である市原さんにお会いした!偶然!

今日は誰とも話さないんだろうなと思っていたのだが、市原さんと少しだけお喋りができて良かった。


丸の内OLになりたいのに最後はヲタ活で終わるという…そんな一日だった。