世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

RUNNER

2014年07月16日 | Weblog
残業後、喫煙所で一期上の先輩(女性)と話が盛り上がった。

胸の中でモヤモヤしていたことを暴露したら、彼女も同じ思いだったらしく、ヒートアップ。
私 「こんなこと先輩にしか言えません。悔しいし恥ずかしいし」
先輩「実は私も。・・・言えないよね」

似たような境遇という共通項が醸し出す絆・・・KIZUNA!!
クールな先輩なので普段は一線を引いているのに。

私 「あー、悔しい。私、このままですとグレちゃうかもです。盗んだバイクで走り出しちゃうかもしれません」
先輩「15、・・・いや『36の夜』か。なんだったらついでに窓ガラスも割っちゃえば。落書きは?」
私 「クマの似顔絵だったら描けますよ」
先輩「迫力なくね?」
と冗談を言っていたら互いに笑顔になった!!

網戸越しに今年初めての蝉の鳴き声が電子音のように聞こえる。
熱風が吐いた煙を揺らす。

つい感極まって、
「先輩に向かって失礼に当たるかもしれませんが、先輩、共に戦いましょう!!」
と言い、最後は握手する寸前だった。
当社の喫煙所は相当暑いのだが、二人のソウルが既に熱い!!
爆風スランプの「RUNNER」が似合いそうな雰囲気。
「たとえ今は小さく 弱い太陽だとしても
 言葉もない俺たち ひどく熱かった日の夕だち」


私が何らかの理由でこの会社を去るとき、恐らく今日のことは忘れないでいるだろう。

こんな熱い気持ち、久々だ。
現状を打破するためには、新たに何かずっと続けていけることを定めて、コツコツとやっていくしかない。
もしくは手持ちの仕事の質の改善(厚みを持たせる)、スピード上げる・・・etc。


やっべ。歯医者の時間が差し迫っている。
急げ!!リアルRUNNER。

歯医者さんはいつも通り。
左上に虫歯があるらしい。その治療。
次回は一ヶ月後。
歯の磨き方が上手だと誉められた。



帰りにスーパーに寄り、夕飯を買うついでに「サクレ(小豆)」を購入。
U字工事を思い出しながらいただきま~す。
蜜づけ小豆がけっこうたっぷり目に入っていて美味しかった。



明日は四半期決算の定性的情報、詰めるぜ!!
こぴっと頑張ろう!!




端くれの意地

2014年07月15日 | Weblog
このブログ、副題が「体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活」ってなっているけど、吉熊・・・15センチなかった・・・。

吉熊に突っ込んだら「ギクっ」ってなってた。

「ばれちゃった」


「15センチ」っている響きが好きだからこのままでいく。


今日はボーナス支給日。
この日のために働いているといっても過言ではない。
今朝、全体朝礼後に吉熊上司から給与明細をいただいた。
昼休みに開封。微増?していた。
夏旅の旅費に使わせていただこう。そして貯金。

午後は経費分析をおこなった。
だいぶ進んだ。

残業後、大好物のカレーうどん、そしてボーナス支給日なので氷結をゴクリ。
平日はあまり飲まないのだけれど、今日は特別。


X JAPANの動画を見ながら。

(高画質) X JAPAN 「RUSTY NAIL ~LAST LIVE~」


最高!!!!!!


「Rusty Nail」

「どれだけ涙を流せば貴方を忘れられるだろう 美しく色褪せて眠る薔薇を貴方の心に咲かせて」

という部分を

「どれだけ汗を流せば評価を受けられるだろう 美しく色褪せて眠るクマを私の心に咲かせて」

に変換。

「Just tell me my life
 何処まで歩いてみても
 涙で明日が見えない」
は、そのまま。
いい詩だな。胸に突き刺さる。





色々と・・・頑張ってるんだけどね。
イマイチ結果が思うように出せず、評価が伴わない。

嘆いている自分と、じゃあこれからどういう風にしたら出世した先輩たちみたいになれるのか?を冷静に分析する自分が共存。

まだ白旗を上げる気にはならない。
腐っていないから大丈夫だと信じたい。

bearにはクマと言う意味と耐えるという意味がある。
クマを愛でるものの端くれとして、もう少し頑張ってみようと思う。





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匠の技

2014年07月14日 | Weblog
昨日東武百貨店のレストラン街で見たペコちゃん人形。
ペコちゃん大好きな母ヨーコたんを思い出す。




今日は昨日書いたように、吉熊上司から新しい仕事を引き継いだ。
増税後版経費のデータ加工。
経理から貰った税込表示の経費を税を抜き取った数字にする作業だ。
増税後に吉熊上司がやり方を一新した。
今日はその方法を受け継いだ。

ノートを片手に、一つずつ確認しながら享受。
なるべく彼をいらだたせないように、精一杯意識を集中してインプット。
そのまま自分の席に持ち帰り、アウトプット。
自分で実際やってみたらきっと分からないところとか出てくるんじゃないかと思ったが、そうでもなかった。
「分からないことがあったら悩む前に早めに聞いてね」
と心配そうな吉熊上司。
きっと彼がやったほうが早いのだが、それを分かってって部下に任せるって、本当、素敵上司だ。

エクセルの並べ替えを行うこと数回。値複写などを繰り返し、・・・できた。
彼に確認してもらう。
こうした方がいい、ああしてくれ、と言われたことをノートに記載。
「これさ・・・」
とパソコン越しに言われると、つい行きたくなる。彼の画面を覗きこみたくなるじゃない。百聞は一見にしかず。

反応のまま彼の隣に行こうとすると
「来るなよーーーーーーー」
と言われる。
オヨヨ・・・。
その様子がコントっぽかったらしく後輩女子Cちゃん、爆笑。


見返したらノートの文字が象形文字みたくなってて、慌てて書き直す。
気付いたらあっという間に後場が終わりそうな時間になっていた。

また、今日は同じ瞬間に吉熊上司とパソコン越しに視線を合わせるというハプニングがあった。
「なんだよっ。見詰め合っちゃったじゃんかよっ・・・くっくっく~」
と構ってもらえるのが嬉しい私。

今日は頑張った!
実は今朝から「新しい仕事、大丈夫かな」と心配だった。
無事に匠の技を受け継げてよかった。
来月から自分一人でやっていかなくては!


今日のテーマソングはドラマ「ハゲタカ」のサントラ。
仕事でテンション上げるときに聴く。



友達も大事なプレゼンの前に必ず聴くって言っていた。
たしかに「やってやるぜ!」という気分になる。

明日は加工したデータを元に経費分析だぜ!
頑張る!



マダムごっこ

2014年07月13日 | Weblog
昼下がり、国立西洋美術館で開催されている「橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き」に行く。







橋本貫志氏(1924-)が収集した760点あまりの指輪の中から本展では約300点の指輪を一挙に公開。
古いものでは4000年前の古代エジプトの指輪。
このフンコロガシの形をしたスカラベの指輪は、飾りではなくお守りとして用いられた。

(紀元前1991-1650年頃 アメシスト、金)




《真珠と葉のプリカジュール》ルネ・ラリック作 1900年頃 金、真珠、ダイヤモンド、エナメル




《ランバート・ブロスのカクテル・リング》 1950年頃 ダイヤモンド、ルビー、プラチナ




ジョルジュ・フーケ《真珠とエナメルの花》 1900年頃 真珠、ダイヤモンド、エナメル、金



ジョージ・ハント作 《アメシストと二羽の鳥》 1920年頃、素材:アメシスト、かんらん石、エナメル、銀

これ一番のツボだった。愛くるしい。


エドワード4世の遺髪が納められた指輪》1789年ガラス,毛髪,金

持ち主はこの指輪を嵌めることで「いつも故人と一緒」と思っていたのだろう。切ない指輪だ。
今では髪や骨からダイヤモンドが作れる。



他にもヴァンクリーフ&アーペルのダイヤモンドリングが素晴らしかった。ミステリーセッティングが施されていて、留め具がないのにダイヤが一列に整然と納まっているデザイン。凄かった。
あと重々しい印章の指輪。これを嵌めていた人はすごく偉大だったんだろうなあ。まさか私みたいな一般ピープルにこんなまじまじと見られるとは思ってもいなかったんだろうなあ、とか。そしてPOSYリングのリア充炸裂な文言に恥ずかしくなったり、髑髏のデザインの指輪が不気味だったり。色々なデザインが網羅されていて面白かった。

どの展示物も綺麗で魂が吸い込まれていきそうだった。
人もまばらでゆっくりと見ることができた。


西洋美術館の庭のブロンズ像を見上げる吉熊。



山手線に乗り、池袋へ。
母ヨーコたんから依頼されている一保堂のお茶を購入。
お茶には興味がなかった母だが、たまたまいただいた一保堂お茶に「ティーレッテレー(ねるねるねるねのCM)」となり、買ってくるよう私に依頼したのである。たしかに先日の帰省の際に飲んだのだが美味しかった。ふんわりとした上品な甘さがたまらない。
百貨店でお茶を購入する(しかも大量に)という経験がなかったのでとても新鮮だった。
マダムになった気分である。もしくは「不機嫌な果実」の麻也子。こういうの、憧れていたんだ~!!
消費税導入後ずっと爪に火をともすような生活をしていたので、その反動だろうか、購買意欲の解き放たれた感は凄かった。

「滋養をつけるように」という母からのミッションに従い、いただいた商品券を握り締め、上の階にあるとんかつ店でチーズヒレカツ定食を食した。

美味しい!!ティーレッテレー!!





美味しいものは美味しいのだなあ。当たり前だけど。
肉食べると元気になる。

夏物を見たり雑貨を見たりして、帰宅。

マダムごっこ、面白かった~♪ありがとう、母ヨーコたん。

さて明日からまた会社だ。
早々に6月分の経費が締るっぽい。消費税導入後、経費データの加工は吉熊上司が行っていた。先月、「来月は一緒にやろうね」と言われていた。難しいかな。大丈夫かな。新しい仕事ってドキドキする。覚えが悪くて怒られないようにしなくては。

頑張ろう!!

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夏が来る

2014年07月12日 | Weblog
昼に起きてまったり。今日は熟睡できた。
外は暑そう。日差しがギンギンしてて、相当な覚悟がないと外出は無理だと思った。
久々に布団を干す。窓越しに、炎天下の下で布団が光る様子を眺める。布団内のダニが焼け死ぬ様子を想像してワクワク。今夜はふっかふかの布団で眠れるのだなあ。うはうは。

ネットしたり、夏旅の計画を詰めたり、まとめサイトをふらふらしたり、クマと遊んだりしていて、気付けば夕方。

使い捨てコンタクトレンズが、そろそろなくなる。本来ならば先月ぐらいに買いに行こうと思っていたのたが、ずっとほぼ毎週ゴロゴロしていて気付けば夕方パターンが多かった。行こう行こうと思ってはいたのだが処方せんを書いてくれる眼科が閉まってしまうという体たらくであった。今日はなんとか間に合いそう!レッツゴー!

駅に向かうとき、いつも顔剃りでお世話になっているマリコさんのお嬢さんと遭遇した。
今日もバリバリのロリータのお洋服を着ていた。素敵。絵本の中から抜け出したかのようだ。
先日、ちょっとしたものを渡したのだが、そのお礼を言われた。


私が利用するコンタクトレンズ屋さんと眼科はショッピングセンター内にある。
買い物ついでに利用できて便利だ。
眼科の診察は2分だった。まさに秒殺。
コンタクトレンズ屋さんの接客は素晴らしかった。男性だったのだが、まるでホテルマンみたいだった。
いい接客を受けると気持ちがいい。

ショッピングセンター内のフードコートで夕御飯を食べた。
大好きなたこ焼き。熱々で美味しかった。

家族連れに完全に包囲されての一人ぼっちの食事。鬼ごっこをする子供が私の座る椅子に当たってきたりする過酷な状況、呼び出しベルの音、忙しない清掃員の動き。嗚呼、フードコートだなと思う。


母ヨーコたんから電話。
私と母は夏が大嫌い。
お互い無事に夏を乗り切ろうという話をした。
風景的に美しいんだけどね、夏。でも容赦ないんだもの。
化粧が剥げちゃったり、汗の臭いが気になるし、髪がまとまらなかったり、背中に変な吹き出物ができるし、そしてなんと言っても体感的に疲れる・・・。
こんなんで乗り越えられるのかな・・・と毎年この時期に不安になる。
一昨年の夏は完全に体調を崩し、本当に辛かった。早く11月ぐらいの過ごしやすい時期にならないかな。
夏旅は楽しみだけど。


明日は母ヨーコたんのミッションを遂行するべく百貨店へ行く模様。
初めての経験にワクワク。

ふっかふかの布団にダイブ!

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虹色の宝石

2014年07月11日 | Weblog
台風8号を危惧して早めに起きて電車の遅延を確認したが、遅延していなかったのでまたウトウト。いつもと同じ時間に出勤。
結局、出勤後には福島沖で温帯低気圧になっていた。
50年に一度の勢力、そして沖縄付近にいるときは予想進路図が日本総なめ「全国ツアー決定!」っぽかったのに、拍子抜けしてしまった。


昨日は伯父の葬儀に参列していたためお休みを頂戴したので、今日は1日ぶりの出勤。
社長と吉熊上司、後輩男女に「お休みをいただき、ありがとうございました」と言った。

午前中は慌しく過ぎ、午後は請求書のチェック、内閣府の月例報告書をガン読みしながら四半期決算の文章の作成などをしていた。

夕方、かかってきた電話で、5月に私が行った稟議書の処理で他部署に迷惑をかけていることが発覚。
すぐに謝りに行った。幸いお咎めはなかった。
13年同じ仕事をやっていたけれどもこんなミス初めてだ。
このミスは統計学的には発生率0.01%なのだけれども、やはりショックだった。
0と0.01の違いは大きい。無か有。信用問題なので次は気をつけようと思う・・・。気の緩み、怖い。

別件の経理の件で、吉熊上司に報告したいこと相談したいことがたくさんあるのだが、定時になっても彼は会議室から出てこないので「お先に失礼します」とLINEで送り、退社。

帰り道。虹が出ているのを発見。虹を見ると得した気持ちになる。


小学校5年生のとき、光の屈折の学習をした際に、窓から入る太陽の光に当てると天井に虹色の線が浮かび上がる教材(アクリル製レンズ)を使ったことがある。予算の関係だろうか、クラスで10個。各グループに1個があてがわれた。
透明の塊が光を受けて教室の天井に虹のラインを映し出す様子は子供心にときめいた。虹を生み出す魔法の宝石に見えた。
先生が「今度の理科のテストで10番以内の人にこれをあげる」と言った。
当然私はもらえなかった。
あまり物に執着を持たない子で諦めも早かった方なのだが、30年弱もこうして虹を見るたびにあの「宝石」を思い出すとは、よほど欲しかったのだろうと今になって思う。




それにしても今日は暑い。
肌にまとわりつくこの感じは、去年行った台湾の夕暮れ時を思い出す。高雄でスコールにあったあの後・・・。
今日はポニーテールにして正解だった。体感温度がだいぶ違う。

まっすぐ帰宅したくなくて、久々に喫茶店で涼む。
嶽本野ばら先生の「星のアリスさま」そろそろ読み終えそう。


平凡な一日だったが、今は、生きている間に体験することの全てが愛おしい。
プリズムのようにキラキラ輝いている。
日陰の人生だと思っていた小学校時代の自分も、汲み取り方次第では、ほら虹色に。



昨日休んだので、月曜日と錯覚しそうだが、もう金曜日。
休日はゆっくりしよう。


紳士

2014年07月10日 | Weblog
昨夜は遅くに宇都宮に到着し、弟の運転で実家に帰省。
父は葬儀場に泊まった。
通夜から帰ってきた母と三人で御飯を食べた。
母、弟、私・・・この三人って珍しくね?というグルーピング。ちょっと新鮮だった。


今朝は慌しく支度。
台風が来ているので空気が湿っぽい。
母と弟と一緒に葬儀場へ。
会場で伯母や従兄弟、その他の親戚に挨拶をし、伯父の遺体と対面。
生前の快活な面影は正直言ってなかったけれども、表情は穏やかだった。
遺影は現役時代の「組織の中で昇りつめた感」満載の表情をたたえていた。

4年前に発病し、ここ1,2年は入退院を繰り返していた。


伯父は、生後8ヶ月で戦争で父親を亡くし、女手一つで育てられた。
中学時代から優秀だったらしい。
東京の大学を出てから地元へ戻り、企業の中で飛躍的な出世を果たした。
お酒が大好きで親戚の集まりで酔っ払う度に、幼い私に「亮ちゃんが大きくなったらきっと女優さんになるね。おじさんに鞄持ちさせてね」と言っていた。

仕事一筋で、謙虚で、情に厚く、紳士然としていた彼は親戚の中で異彩を放っていた。
彼以上のジェントルマンはなかなかいない。
飲んでも飲まれない。絶対にへべれけにはならない。だらしない飲み方はしない人だった。

親戚の集まりで
「いい人いないの?」
と聞いてくる親戚の中で、彼だけは
「仕事頑張ってるかい?」
と聞いてきてくれた。
人の心を慮ることができる優しい人だった。

今日の、彼の友達の弔辞でもあったように、伯父の唯一の心残りは95歳の認知症の母親を残して旅立つことなのだろう。
親孝行息子であった伯父のこと、きっと悔やんでいると思う。

以前、私の祖母の三回忌のとき。
まだ元気だった伯父とその母親が家にやって来た。
足が悪い母親を連れてきながら、
「亮ちゃんさ、悪いんだけど椅子を持ってきてくれるかい?おばあちゃん、足が悪くて座れないんだよ。ごめんね」
と気遣っていたことなどを鮮明に思い出す。
その時の伯父と母親が立っている様子が、まるでこれまでのこの母子の支えあいながら歩んできた人生を象徴しているかのようだった。
あの母子の絆は本当に強靭だった。その絆を支えたのは私の父の姉である伯母だった。従兄弟三人もそれぞれ独立し、子供がいる。会場に飾られていた写真で孫や子供たちに囲まれている伯父の表情は、仕事人間と評されるものとはまた別の柔らかいものが在った。母親と自分2人だけの家族が、子や孫が生まれて14人になった。「子供は俺の宝だ」と書き残された写真の上の文字を見て涙腺崩壊。


聞くところによると、弔問客は1,000人、弔電は大きな紙袋4つ分もきたそうだ。今日の葬儀には著名人も列席していた。
改めて伯父の凄さを感じた。

死装束は背広。
棺の中には、名刺が入っていた。

香典返しは伯父が好きだったお酒。
惣誉。



最後まで伯父は伯父だった。
天国でお父さんに会えただろうか。

帰京

2014年07月10日 | Weblog
葬式のあと、正嗣に寄った。
冷凍餃子を大量購入。


今は持ち帰りのみだが、昔はよくここで食べた。
雀宮店。
初めて1人前を食べたとき、母が喜んでくれたのを覚えている。


帰宅後、母ヨーコたんが正嗣の餃子を調理してくれた。
焼き2人前、水餃子1人前。


美味しい~。

庭に出て一服。
台風が近づいているので強風に煽られながら吸った。

建て直す前には庭に池があった。
今はないのでこの水槽で巨大金魚を飼っている。


百合の花が咲いていた。


台風で電車が遅延すると大変なので、17時半すぎの電車で帰京。


明日からまた頑張ろう。





悲しい気持ちを乗せて

2014年07月09日 | Weblog
先日の社長の朝礼スピーチをまとめる。また、第1四半期決算短信の文言を考え、今日は文章を扱う仕事が多かった。
夕方、副社長のリクエストに応え、重い雑誌を彼の机まで持参したら喜ばれた。いつもムスッとしているのに、「すまないな」と言われたのである。どういう風の吹きまわし?台風が来ているからだろうか。


明日は会社を休ませていただき、伯父の葬儀に参列する。
今日は会社から一旦帰宅し、荷物をまとめて実家に帰省。 本当は帰省の用意を昨日行いたかったのだが、心療内科から帰ってきたのが零時を過ぎていたので諦めた。帰宅後、慌ただしく香典などを用意した。


故人、伯父はまだ71歳。ずっと仕事人間だった。これから老後を楽しもうというときに、…残念だ。また、近所であるがゆえ兄弟同様に育った従兄弟たちの悲しみを考えると胸が痛む。

悲しい気持ちを乗せて、電車は北に向かっている。

闇夜のなかで

2014年07月09日 | Weblog
心療内科デー。4時間半待ち。「台北國立故宮博物院展」の白菜は240分待ちだったそうだが、クマ医師の診察はそれを超越した。
クマ医師>白菜

前の患者が嗚咽系だと長引く。だんまり系も然り。

今日は夏の一人旅(with吉熊)の計画を立てた。
今年は東北を一巡してこようかと。
五能線に乗ってみたいのである。窓辺の席で日本海の地平線を見ながら「サウダージ」なんて聞きたいな。
「寂しい・・・大丈夫・・・寂しい」とか大熱唱しちゃうの。心の中で。
おおよそのプランを構築し、予算を立てて、あとはホテルと電車選び。
やっべ~。マジで楽しみ。ツアーも確かに合理的なんだが、計画するワクワク感も好き。
でも計画性ないからなあ。危うい・・・大丈夫?・・・危うい・・・にならないようにしないと。


さて、診察。
「こんばんは~」
・・・。
クマ医師、日焼けしてるんだけど。
あと無精髭があやしい。
あやしい・・・大丈夫・・・あやしい・・・じゃね?
危険な感じを孕んでいなくもない。何があったんだろう。

今日は時間も時間だったので、確認に徹していたクマ医師と私。
会社で切れたことが引き金となり、抑うつ状態になった。気付けばあの件から昨日で丸9年が経過した。
通院歴、8年。クマ医師と築いた8年。人生の4分の1以上の時間はクマ医師の治療を受けてきたのである。
引き金になったあの件ばかりではなく、クマ医師によってそもそもの私の考え方をじっくりと矯正することにより、ようやく今の私が構築された。
言い方は悪いが、「今の私の考え方」というものは、きっとクマ医師のある意味「作品」なのである。
あとそれだけではなく、きっと吉熊上司の底深い愛情があったからこそ。
作成した書類を夕方に提出し、今、吉熊上司に確認してもらっているのだが、定時に帰る私のような部下を許してくださるのだもの・・・。



生理前の不眠について。
「寝るのを諦めて本を読んだら眠れました」
と言ったら、入院中の患者さんでもそういうことがあるらしい。
「蛍光灯を点けておくのも一つの手段なのかもしれませんね」
とクマ医師。なるほど。

薬の確認をされておしまい。

「あの~。これよろしければ」
とクマ医師。足元から何かを出しながら
「いつも遅くまでお待たせしてるので」
と手渡す。

「あー」
以前、友人わたがベトナムに行った際に現地の人が驚いたり頷いたりするとき「あー」と言っていたことを教えてくれた。
今日はあまりに驚いてしまったので、無駄にそれを再現してしまった。いきなり「あー」って言われてもクマ医師だって困るだろうよ。

ようやく自分を取り戻し、
「開けてみてもよろしいでしょうか?」
と秘書検定の面接ばりに尋ね(前傾姿勢)、開けてビックリ。
美味しそうなお菓子ではないか。
しかも私が香港であまりの混みっぷりに断念したハイティーを出すあの某ホテルのお菓子である。
「わ~!!嬉しいです。ありがとうございます!」
とお礼を言うと、クマ医師は笑った。

診察室を後にし、会計。

またしてもお土産付である。そこらへんの株主総会より素敵な対応である。
8年来の株主、長期保有者だからだろうか。そして処方薬の加減は株価?


帰り道、冷ややかなお菓子を内包した袋は梅雨の時期特有の空気に触れ、少し汗ばんでいた。
指先でそれをなぞりながら歩く。
下町特有の蚊取り線香と湿気が混ざった匂いが鼻腔を掠める。
それが引き金になったのか、闇夜のなかで、幸せな気持ちはするすると私に纏わりついていった。


処方変更なし
ゾルピデム酒石酸塩、防風通聖散、カームダン、当帰芍薬散





七夕さま

2014年07月07日 | Weblog
夕方お掃除の女性(推定年齢40歳半ば)がやってきて、超笑顔で近づいてきた。
「?」
と思っていたら、袋の中から愛らしいクマを取り出して
「あげる。クマが好きなんでしょ?」
と。
どうやら昨日、彼女はお母さんと横浜に行ったらしく、そのお土産らしい。
マリンルックが愛おしい。
ありがとうございます。

FUJISEYのご当地ベアの一つらしい。
ご当地ベア一覧



画面中央のクマが本日いただいた横浜出身のシロクマ。
右は最近愛用しているシロクマアイピロー。これ、眠れる~。

・・・吉熊は最近いじけ気味。
グレてしまい「孤愚魔(こぐま)連合」などに入らないか、心配。


そうそう。今日は後輩女子Cちゃんの記念すべき30歳の誕生日。
退社後ご主人様と待ち合わせて御飯を食べるらしく、そそくさと退社。
続いて吉熊上司もそそくさと退社準備をし、
「俺もこれから、(Cちゃん夫婦と)一緒に御飯にいくんだ。あれ○○さん(私)、誘われていなかったの?」
と意地悪を言う。
先ほど「今日はラムネの日(薬を貰う日の隠語)」って仰っていませんでしたっけ???

Cちゃんにはジバンシィのバスタオルをあげた。
実用的でいいかな、と。
喜んでくれてよかった。


そして今日は七夕。
ささの葉 さらさら~♪
この「たなばたさま」の作曲者・下総皖一はわが母校・雀宮中学校の校歌も作曲している!!


私の願い事は、今のところ、昇給・昇進・・・かな。
普段決して口に出さないけれども、メラメラ燃える野心を抱いている。


じめじめ度数が高くて過ごしにくいが、今週も頑張ろう!




重箱の隅の幸せ

2014年07月06日 | Weblog
昼過ぎに目覚めたのだが、体が動かず。
昨日購入した嶽本野ばら先生の「星のアリスさま」を読んだり、ネットをしたり。
それに飽きたらまたまどろむ・・・という素敵ライフを送る。

仕事中に「疲れた。少し目を瞑りたい」というときに「ここがお布団だったらどんなにいいだろう」と思うときがある。
あの感覚を思い浮かべ「さあ、ここはそんな魅惑の布団だよ。あれほど渇望したお布団さ。・・・ほれほれ」と、布団にもぐりこんでいる今この瞬間がいかに幸せなものなのかということを全力で味わう日曜午後。

昨日買ったシロクマアイピローの効果は抜群。
使用前に冷蔵庫で冷やすこともレンジでチンして温めることも可能。疲れ目を癒してくれる。しかもアロマ効果もあるので、本当にリラックスできる。

そんないい仕事をするシロクマくんに、激しく嫉妬する吉熊。
「まったくさ!君はなんなのさ!」

まあ落ち着けよ、吉熊。



夕方、「あ、化粧品ないんじゃなかったっけ?」と思い出し、急いで支度をしてデパートへ。
資生堂の下地とエスティローダーのコンシーラーをマッハで購入。
資生堂とエスティローダーのカウンターは隣あっているので、若干気まずかった。
「あれ、あの客。さっきまでうちのカウンターにいた人じゃね?」と思われそうで。
試供品をたらふく貰い、うほうほ。

また明日は後輩女子Cちゃんの誕生日なのでそのプレゼントも購入。
大忙しでミッション完了。



母からの電話で、親戚に不幸ができたことを知る。
「人間は必ず死ぬ」「生きているかぎり我々は死という病のキャリア」という普遍的なことを改めて突きつけられた。
何が幸せで何が不幸なのかが分からない。

自分の幸せを信じてみよう。
そして生きているあいだは、できるだけ幸せを感じたい。
重箱の隅を突っついてでも。


下北沢の夜☆星のアリスさま

2014年07月06日 | Weblog
嶽本野ばら先生の新刊「星のアリスさま」のサイン会へ行く。


下北沢のヴィレッジバンガードへ。
1時間前に到着し、店内をぶらぶら。てか、楽しすぎるぜ、ヴィレバン。「遊べる本屋」を自称する複合型書店なだけある。入り組む店内で本気で迷子になったのはここだけの秘密。見るもの全てが面白い。ここは映画「モテキ」のロケ地になったそうだ。


21時少し前に集合場所に到着。
20時半~のサイン会だったのだが、整理券番号が20番台だったのでそんなに待たなかった。

前の人がサインしてもらっている間、嶽本野ばら先生を凝視。
そして私の番。

秘書検定の面接試験張りに緊張した。
思わず秘書検定で培った前傾姿勢で臨む・・・!
「ご報告申し上げたいことがございますが、ただいまお時間よろしいでしょうか」
とか言い出しそうだった。

そんな挙動不審気味な私に
「こんにちはー」
と先生は仰りながら本にサインをしてくださった。
気絶寸前・・・。

嶽本野ばら先生の作品を読むようになり13年ぐらいになるが、どの作品も大好きだ。
上品な茶目っ気とエグい突っ込み、そして柱となるブレない価値観に惹かれる。
文体のリズム感も心地よい。シンプルな文章に散りばめられた的確な語彙のチョイスにも唸ってしまう。


その中でも「下妻物語」の桃子の台詞は私の座右の銘だ。

「人間は一人なの
 一人で生まれて一人で考えて一人で死んでいくの
 人は一人じゃ生きられないなんて
 だったら私は人じゃなくていい
 ミジンコでいい
 寄り添わなきゃ生きられない人間よりも
 ずっとずっと自立してるもの 」

ああ、自分は他の人とは違うんだ・・・と思うたびに繰り返し繰り返し唱えてきた一文。
この文章を頼りに生きてきた私が、この文章を生み出した作家を前にするのだもの。
そりゃあ緊張しないわけはない。
「パトラッシュ…。僕は見たんだよ。一番見たかった、ルーベンスの2枚の絵を」
と死ぬ寸前のネロになりそうなぐらいな勢いである。

新刊のほかに持参した「カフェー小品集」にもサインしてくださった。

カロリーメイト(チョコ味)を贈呈したあと、一緒に写真におさまってくださった。
野ばら先生、カッコいい・・・。

惚けたまま、うっほうっほとなりながら、店内を迷子になりつつ、妹に「終わったよ」とLINEで連絡。
夢見心地でふらふら~。


そうそう、最近あまり眠れていなかったので、自分にアイピローのプレゼント。
シロクマの可愛さに負けた。




妹・芋子と合流し、下北沢のワインカフェへ。




妹は先日転職をした。
新しい職場は前いた会社よりも早く帰れるそうだ。
「20時に帰っても何して良いのかわからない」
と言っていた。
今回で5回目の会社。デザイナーの世界では珍しくないらしい。
「転職するときって寂しくない?」と聞くと、そのときは凄く寂しいけれど、次の日になると忘れるのだそうだ。
新卒で入社して14年同じ会社に勤務している私には想像もできない世界だ。
吉熊上司の懐で私はだいぶ甘えているのだな、と思った。



また先月彼女は34歳を迎えた。
その誕生日プレゼントとしてアクセサリーを贈呈。
凄く喜んでくれた。
似合ってて安心。

23時半、下北沢駅で別れる。
「バイバ~~~~~イ!!!!」
彼女を乗せた電車が加速して遠のき、そして姿が消えるまで手を振った。

今夜は良い夢見られそう。

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ほっと一息

2014年07月04日 | Weblog
一日中、小雨が降っていた。傘を差していても横から舞い込んでくるウザい感じの雨である。
ここ最近雨多いな、今年はいつも以上に多い気がする・・・と過去の天気を調べたのだが、然程変わらない。
受け取る私の精神が脆弱だからなのだろうか。例年以上に雨に対して嫌悪感が強い。また、空を覆うどんよりとした雲を見るだけで心が萎える。洗濯物が乾かないという不便に対しても苛立つ。


予算会議の準備やら書類作成で今日も程よく忙しかった。


帰るとき、吉熊上司に
「白菜、ご覧になるのですか?」
と聞いた。
台北故宮博物院展の白菜である。東京で観られるのは7日まで。
私の周囲でも、この土日に行くという人が何人かいる。
私は先週の日曜日に行ったのだが、2時間待ちだった。
想定の範囲内だったので持参した小説を読みながら並んでいた。

吉熊上司は
「う~ん。行かないかな~」
とのこと。
白菜に似た感じの置物が当社にあり、
「あれでいいんじゃん」
と言ってて、みんなで笑った。


残業後、歯医者へ。
右上の奥から2番目に虫歯があるらしく、その治療。
会社が暑く、化粧が落ちているので、一応は会社のトイレで化粧直しをしてから行くのだが、仰向け&大口オープンすりゃ、もうね怖いものなんてないんじゃね?といつも思う。なかなか見せる機会がないよな、こんな顔。
しかし、やはり化粧直しをしてしまう。
脂取りフィルムなんて、天ぷら揚がるんじゃね?っつーぐらい皮脂を吸い込んでいる。
いくらなんでもこんなテカテカした顔・・・見せたくない。
口紅だけは塗りなおさないので、蛍光灯の舌の私の顔色はやけに悪い。
一気に老けた感じがして、鏡から目を背けて、使用済みのティッシュと脂取りフィルムをゴミ箱に入れた。

無愛想な受付に保険証とカードを渡し、本を読みながら順番を待つ。

歯科医によると、左上にも虫歯があり、その治療とヤニ取りをしていよいよ終了らしい。
冬彦さん似の歯医者さんからも卒業かー・・・。思い返せば朴訥としていい人だったじゃまいか。HPによると、冬彦先生はうちの後輩男子ししゃも君の大学の先輩なのな。びっくり。

「虫歯は表面から見て小さくても、削ってみると中で虫歯が広がっていることがあるんですよ」
という冬彦先生の説明に、「知ってるー。Youtubeで見たことあるー」と、つい、家でのネット三昧を暴露しそうになった。
虫歯の治療」とか。面白い。


さ~て、やっと金曜日。
今週も無事に乗り越えられた。ほっと一息。

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えんやこら

2014年07月03日 | Weblog
後輩女子Cちゃんの誕生日は7月7日。七夕なので覚えやすい。
来週月曜日に迫ったのでそろそろ誕生日プレゼントを用意しないといけない。

「あれ、今度の誕生日でいくつになるんだっけ?」
と彼女に尋ねると、頬を膨らませて
「もー。それ言わないでくださいよ。三十ですよ、三十」
とのこと。

そうか~。私の6つ下なんだっけ。
しっかりしているので、その実感が薄いことに気がついた。

ちなみに私が三十歳になったのは2008年2月4日(「Happy birthday!」)。

あれから6年も経過している。
あと4年でネクストステージ。
アラフォーなんて遠いと思っていたが、アラ?フォーーーー(HG)!!!

東京で一人暮らしをしているわけだが、このままではいけないと思うことが多くなった。
(↑年に1,2回訪れる不安期)
毎日忙しくて、でも、暇なときも目を背けてしまう・・・これからのこと。
仕事のこと、心身のこと、お金のこと、居住のこと・・・。東京で一人で生きていけるのだろうかという不安。
こういうとき、ハウツー本を紐解くと、「今できることを精一杯やっていれば自ずと道は開けていきます」みたいなことが書かれてある。そうなんだろうけれども、「今できること」をやったとしても将来が100%保障されるのだろうか・・・。まあ、結局はそういう教えを盲目的に信じて「今できること」をやるしかないんだろうけれども。


月初の経費まとめが終わったので、数字関係の書類作成にとりかかる。
吉熊上司のチェックの後、社長・副社長に提出するので緊張する。

決算書類から数字を抜き出して、ひたすら打ち込む。BSとかキャッシュフローとか見ていると数字が回った。
「たな卸」が「なた卸」に見えてきちゃて、そろそろ限界を感じて残業を切り上げた。
鉈を振り下ろしたくなっちゃうっつーの。

電話がかかってきたりで、進捗は悪かったが、明日には仕上げられそう。



帰宅後、コンビニで買ったお好み焼きを食しようとしたとき、吉熊がサプライズを・・・!
可愛くて食べられないじゃないか。食べたけど。


たくさん不安はあるのだけれども、好きで上京して一人暮らしをしているのだもの。
歯を食いしばってえんやこら働くぜ。可愛い小熊のために。


明日は金曜日。
あの仕事が無事に終わりますように。
頑張ろう!!