☆~Carefree Life~☆

HPの管理人 Sugaryが、日々の出来事から、趣味や宣伝まで勝手気ままに綴ります。

ニュースのあれやこれ

2008-04-27 11:19:15 | ニュースを斬る!?

自賠責保険に入ってない者が交通事故を起こした時、そのドライバーの変わりに国が被害者への補償金を立て替える制度があるそうですね。
けれど、その立て替え金額が2002年~2006年の4年間で、20億円ほど徴収不能になっているそうです。
加害者側が自己破産をしたり行方をくらましたりするので、徴収できないそうです。更には、徴収する人たちの回収妨害もあるらしい。


甘い、甘すぎる。
加害者に対して甘すぎる。
俗にいう、“逃げ得”ですよ。
確かに、被害者の立場としてはありがたい制度ですし、被害者の為に作られたものだと思います。
でもその一方で、加害者に対する罰が低すぎるのがあまりにもアンバランスだと思います。


茨城県の10億円横領事件もそう。
10億円横領し、ギャンブルに注ぎ込んで楽しい思いをしたのは加害者。
その後、裁判で裁かれ刑務所暮らしになったとしても、記者会見でみんなに責められるわけでも、横領したお金を一生かかって返すこともない。
では、どこにその被害が行くかというと、結局、他の職員の退職金だったり積み立て金だったり…しかも、元を正せばそのお金だって県民のお金ですよ?

いくら刑務所に入ったって、こんなの“逃げ得”と同じです。
刑務所から出てきたからって、“罪を償った”なんて思ってほしくない。
管理体制が問われるというのも分かりますが、私はまず、10億円横領した者が直接、県民の前に出て謝罪し、県民の怒りや非難を受けさせろ、って思います。



光市母子殺害事件での裁判。
23歳という若さで裁判を戦い、本当にこの旦那さんはすごいと思います。
いろんな事件で被害者の記者会見をニュースで見てきましたが、この人の言っている事は、本当に筋が通っていて正論なんですよね。
“そこは違うだろ”という所が、私的にはないんです。

「今回の事で死刑に対する基準が下がったと思うが、その点はどう思いますか?」

──なんていう、記者の質問に対する答え、聞きました?
私はこの人の記者会見を聞くたび、記者の考え方の浅さというか、愚問やバカさ加減が出るよな、とつくづく思いましたよ。
そして本当に、あの旦那さんは自分の考え方や思いを的確に言葉に表していると思いました。

まだまだ、被害者より加害者を守るような法律ですけど、この事件で少しずつ変わってきましたし、この人が変えてきたと思います。
被害者は、やっぱり、救われなければいけません。

そして思うのは、人間の心理として、前に向かって歩き出す為には“区切り”が必要だということ。
船の事故で海に流された時、911テロ事件のように多くの犠牲者が出た時…最初は“生きていてくれ”と願います。でもある程度時間が経つと“もう無理だ”という現実を感じ始める。だけど、“ならばせめて遺体だけでも帰ってきてくれ”と願うのは、やっぱり、“区切り”が欲しいからなんだと思います。
そうじゃないと、諦め切れないですもん。

とにもかくにも、死刑判決が下った事、そして裁判官の説明が被害者側の気持ちを完璧に代弁した事が、本当に彼にとって“区切り”となった気がします。
加害者側の弁護団が上告したようで、まだ本当に終わったわけではありませんが、99パーセント終わったも同じ事でしょうし、これからは自分の為に人生を歩いて行って下さい、と心から言いたいです

コメント
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