“先生”という名称って、つくづく、人を変えるよなぁ…と思います。
学校の先生を“先生”と呼ぶ事に違和感はないのですが、あの、議員さんを呼ぶときに“先生”というのは違和感しかありません。
同じ議員同士なら“〇〇議員”と言えばいいですし、経験値の高い議員さんなら“先輩議員”でもいいと思うんですよね。
なぜ、“〇〇先生”と言うんでしょうねぇ…。
“先生”と言われ続けると、人って勘違いするようになると思うんです。
特に、新人と言えども“議員”という権力のある人。
最初は正義感があって“先生”として正しい事をしていたとしても、自分の持つ権力で何かをできてしまうと、“自分は偉い”とか思い始めるんじゃないかなー…と。
そして、“自分は何でもできる”と思い始める。
いつの間にか、“先生”と呼ばれる事にくすぐったさがあるような“初心”を忘れ、“先生”と呼ばれることに慣れてしまう。
自分自身も“先生”と呼ばれるのは当然だと思うくらい“偉い人間だ”と思うようになると、間違いをおかしてしても謝れない。
──なんか、議員さんを“先生”と呼ぶのは、こういう人を増やしているような気もします。
もちろん、そんな人ばかりじゃないですけどね。
たとえ、一般の人が議員さんの力を貸してほしいと思っても、“先生”と持ち上げるのはやめた方がいいんじゃないかな…と思ってしまいます。