冬になるとファンヒーターの真ん前を陣取っていた、初代愛猫のリュウ。
でも今はファンヒーターではなく、エアコンを使っているのでハナ・レンがそれをすることはありません。
災害時のために…と灯油は10Lだけ用意していて、1年に1回新しいものに変えるために、冬の終わりにファンヒーターを出し、灯油を使っています。
でも今年は旦那がインフルに罹り、隔離部屋で使ったので、ファンヒーターのお出ましが早かった。
インフルが完治しても残っている灯油を使い切るためにリビングで使いましたが、ハナレンは温風の前には陣取りませんでした。
その代わり、リュウが上らなかった湯沸かしポットの上によく上ります。
最初はハナだけでしたが、そのうちレンもそこで暖をとるようになり…。
時々、「ピッ」という音を出します。
「なんだ?」と思っていると、しばらくして「ジョコォォォォ~~~」という音とともに、蒸気がのぼり始める。
そうです。
「ピッ」という音は、「再沸騰」というボタンを押す音。
蒸気がのぼってくると危ないので、すぐさま「蒸気レス」にするのですが、ほかっておいてもそのうちポットから降りるので、「蒸気レス」にしないときもあります。
さて、そんな日常の中です。
ベランダに出て洗濯物を干していると、レンがポットの上にのぼり始めました。
まぁ、ベランダに出てこようとするよりはいいので、そのままほかって置くと、当たり前のように「ピッ」という音が聞こえました。
私 (あー、また押したな…。でも洗濯物干してるし、ほかっとこ…)
そう思いながら洗濯物干しを続行。
しばらくして、
私 (そろそろ、あの音(ジョコォォォォ~~~)が聞こえてくるな…)
──と思っていると……。
ジョジョジョジョジョジョ~~~
私 (ん? ジョジョジョジョ…? 何の音?)
──と数秒、頭の中に「?」がよぎった、その次の瞬間、
私 (ハッ!!!)
バッと振り向くと、湯沸かしポットからジョジョジョジョ~~とお湯が出され、それを不思議そうにレンが見つめている姿が目に入りました。
私 「いやぁぁぁ~~!」
──と、声を上げながら慌てて部屋の中へ。
網戸を閉める余裕もなく、不思議そうに下に流れていくお湯を見つめているレンをどかし、ようやくお湯が止まりました。
予想外…。
予想外だわよ、まったく……。
チャイルドロックはなく、お湯を出す前にロック解除のボタンを押し、その後、お湯を出す為のボタンを押すとお湯が出るものなんですよね。
まさか、ロック解除してお湯を出すという2工程をされるとは…
ほんっと、予想外でした…