☆~Carefree Life~☆

HPの管理人 Sugaryが、日々の出来事から、趣味や宣伝まで勝手気ままに綴ります。

落語

2018-11-26 12:35:34 | 日常生活

興味が出てくるものって、年齢によって変わってきますよね。
興味のあるものは少なく、興味のないものは多く、別にどうでも…と思うものは更に多く…。
興味のあるものしか接しない性格なので、多分、色々と偏っていたり知識が狭かったりするなぁ…と自分でも思いますが、だからといって幅広い知識を得るために興味のない事に手を出す気もサラサラない45歳(笑)

それでも、ここ数年の間に興味が出てきたものがあります。
それが落語です。
マラソンや駅伝、登山、歌舞伎、クラッシック…など、今でも興味のないものは多々ありますが、何故か数年前から興味のなかった落語が聞いてみたいなぁ…と思うようになったんですよね。
──とはいえ、誰の公演がいいかとか分からないですし、ネットで調べるという行動までは至らない。

そんな時、「母の日」のテレビで、街頭インタビューを受けているものがありました。
質問は、「今でも後悔していること」というもの。
その中で、80歳も越えたおばあさんが「若い頃に主人が亡くなり、そのあと母親に助けてもらった。色々迷惑をかけたし、それでも文句言わずに助けてくれた母親に温泉のひとつでも一緒に行ってあげたかった」というような内容の事を言っていたんですよね。
これが若いときなら、胸に響いてこなかったんでしょうけど、この時は何故かグッと胸に来て泣いちゃいました。

ほんと、歳と共に涙腺のネジがドンドン外れていくようで…。
途中から見たドキュメンタリーやドラマで、内容なんか分からないのに泣いてるシーンを見ると泣けてくるくらい、アホになった涙腺です…。

何でしょうねぇ。
もちろん、親孝行ができなかったとか、もう少し親に何かしてあげたかった…と思う人はたくさんいると思います。
いつまでも、あると思うな親と金。
それを実感した時は遅いんですよね。
この街頭インタビューで、言ったのが50歳くらいの人だったら、あまり気にならなかったのかもしれません。
その人が80歳を超えていたから、気になったんですよ。
その年齢になっても、やっぱり親への孝行ができなかった事って悔やむものなんだ…と思ったら、「あぁ、自分も何かしらしないとなぁ…」と思ったわけです。
昔のように20代前半で子供を産めば、子供の手が離れ教育費も一段落してから親孝行をしても間に合ったんでしょうけどね。
考えてみれば、我が家のコビトの手が離れ、教育費もかからなくなった時には、親が動けるかどうか分からない年齢なんですよ。
──ってことは、今しかない。
温泉に連れて行ってあげる…なんてことは正直無理ですが、一緒にどこかに出かける機会を作ろうっと思ったんです。

その経緯があって、「そうだ、落語を一緒に観に行くのはどうだ」という頭になり、調べたら…。
1ヶ月くらい後に、実母の家の近くでちょうど落語の講演会があるという情報を得ました。
しかも、三遊亭小遊三さんと林家たい平さんの二人会。
コビトも笑点は大好きで、「笑点の人、見たい?」と聞くと、二つ返事で「うん!」と。
そんなわけで、初めてコンビニの機械でチケットを購入しました。

その講演がつい先日あり、行ってきました。
その結果、お腹が痛くなる寸前まで笑いましたよ(笑)
いやぁ、面白い!
メインの落語はもちろんですが、そこに至るまでの小話も面白い、面白い。
正直、言葉がハッキリ聞こえるのか不安がありました。
もともと、歌も歌詞の内容を聞いちゃうほうなので、歌詞がきちんと聞こえてこない歌手は好きじゃないんですよね。
ミュージカルも台詞がきちんと聞こえてくるのか不安なんですが、落語もそういう不安があったんです。
噺家さんで、言葉が聞こえにくかったら、その時点でアウトなんですが(笑)
たい平さんは早口ですが、詰まることもなくパッパパッパと話が進み、とても聞きやすかったです。
小遊三さんの話も面白くて、コビトもずーっと笑ってました。
好みとしてはたい平さんの公演がまた聞きたいですが、春風亭昇太さんの落語も聞いてみたくなりました。
母親も面白かったと喜んでくれましたし、それより何より、私自身がハマりそうです(笑)
なんか、コメディドラマよりずっと楽しく笑えるんですよ。笑いっぱなしという感じで、こんなにも笑うと一種の脳内麻薬が出るみたいに、凄く幸せな気持ちになるんですよね。

何はともあれ、こんな落語ならもっと聞きたいと思った1日でした

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