ニュースで見たときは、血も涙もねぇヤツラだ…と思いました。
2週間待てないのなら、「ちょっと早いですけど今日か明日に芋ほりをしてくれませんか」という提案ひとつもしなかったのか、とテレビの前でぼやいたほど。
──が、翌日のニュースを見て、原因は園児の親達にもあるんだな、と思いました。
毎年恒例の芋ほり大会。
予定は10月31日で、裁判の最終結果が前日の30日だったそうです。
だとすれば、尚更2週間くらい待ってやれば…とも思うのですが、ああいう計画は大抵住民側が負けるもので、反対運動が長引けば長引くほど経費というものがかかってしまう。
まぁ、負けるからと言って「諦めろ」とまでは言いませんけど、買収に関して再三の説得があったなか、それでも芋ほり用の芋の苗を植えたのが園側。
そして、あの強制執行があった当日の朝、園側の弁護士が、「今から芋ほりをすると言ったら、掘らせてくれますか」と申し出たところ、行政側も「それなら、今日は私たちも一旦引きます」と言ったそう。
なのに、実際は芋ほりをしなかった、という事みたいです。
そりゃぁ、いかんだろ。
“子供の心”を一番に考えるなら、少々早くても、そこで芋ほりをさせるべきだったと思う。
その提案を飲み込まなかったのをみると、子供の為というよりは、それを口実に強制執行の反対・延期をしているようにしか見えないのだ。
大人の事情で傷つくのは、大抵子供です。
大人が少しでも妥協すれば、避けられた事態はいくらでもあると思う。
本当に子供の為を思うなら、意地など張らず、妥協してでも最善の方法をとってもらいたいと思いますね。