今年は「村野藤吾」の建築物を追っていて、4月には糸魚川市の「谷村美術館」を見学し、「八ヶ岳美術館」で「藤森照信」先生の講演をお聞きして美術館を見学し、6月には「ザ・プリンス新高輪」に泊まって「村野藤吾」建築を実感しました。そして今月は「小山敬三美術館」に向かいました。どれも「村野藤吾」建築物です。
国道20号線から分かれて国道142号線が始まるのはこのトンネルからです。中山道とほぼ同じルートで小諸に向かいました。
和田峠を越えた先が中山道和田宿…そこから笠取峠方面へ142号線を進みました。稲刈りが終わって「はざかけ」がしてある田んぼが目立つ田舎の風景を見ながら進みました。
笠取峠には江戸時代からの街道の松並木が残っています。
立科町で国道142号線から離れて小諸、東御方面へ向かいました。正面に「浅間山」が見えてくる位置ですが、雲に隠れていました。
千曲川に沿って進みました。良い天気で気持ちの良いドライブ日和でした。
途中で大きな岩が気になって写真を撮ろうと車を停めたら、そこに「田島征三」さんの作品があってビックリ!流木アートだそうです。絵本作家さんですが、大きな作品も作られていて以前に新潟の「大地の芸術祭」でも出会った作家さんです。
「小山敬三美術館」に着きました。小諸出身の洋画家で文化勲章を受けています。作品の写真撮影が禁止ですが、建物内部の様子は良いとのことでしたので少しだけ撮りました。
作品には浅間山を描いたものも多く、「ザ・プリンス新高輪」のロビーで見た巨大な壁画も浅間山を描いたものでした。ここの学芸員さんとお話しする機会がもてました。見てきたプリンスホテルの壁画「紅浅間」の作品のことや「村野藤吾」の建物のことなどあれこれ話ができ、とってもいい時間が過ごせました。壁画作成の様子のドキュメンタリー番組も見ることが出来ました。写真が無いので作品は絵葉書からです。
この美術館は「村野藤吾」の雰囲気が出ている建物でした。緑の中に素敵に佇んでいました。
アトリエも移築されていましたが、非公開になっていて内部は見ることが出来ませんでした。
高台にあるこの美術館、千曲川を見下ろすことが出来ました。
作品の写真が無いのでパンフレットからです。
素晴らしい絵画にも出会え、建物にも出会えた美術館で、とってもいい時間が過ごせました。
私も、かなり以前ですが、軽井沢で小山敬三画伯の展覧会を見た事がありますヨ。
見る角度や天候による色彩の明暗・表現が独特で印象的ですネ。
佐久平から終始浅間山が見えて、小山敬三画伯の迫力ある絵を
観賞させて頂いてからはず~と作品が頭から離れませんでしたヨ。
赤富士ならぬ「紅浅間」は代表作で、誰でもがすぐ脳裏に浮かぶ絵ですネ。
浅間山噴火のニュースが流れた時も、小山敬三画伯の浅間山の絵画が脳裏をよぎりました。(笑)
小諸の美術館は未だ行った事が在りません。
村野藤吾さんの建築物でモダンな美術館が出来て居るのですネ。
小山敬三画伯の作品は故郷の浅間山を描いたものが多いですね。
ranさんは軽井沢での展覧会でこの方の絵に出会われた!
それは印象的な展覧会だったことでしょう。
確かに多彩な表情の浅間山が描かれていて、
しかも独特の迫力ある作品…印象に残りますね。
その中でもプリンスホテルの壁画に描かれた「紅浅間」…
これはここでも縮小されたサイズで描かれたものがありましたが
改めて素晴らしい作品だと鑑賞してきました。
この美術館は小諸懐古園の中にあります。
村野藤吾さんが建てられたこの美術館、
原村の八ヶ岳美術館や糸魚川の谷村美術館に通じるものがあって
なかなか素敵な建物でした…