豚コレラが蔓延して錆鉄人はこれでイノシシが全滅すると喜んだのですが・・・
行政は豚コレラにかかった豚はすべて殺処分したのに
イノシシはワクチン入りのエサを撒いて死なないようにするという訳の分からない事を行い
(このワクチン入りのエサを撒くことは日本全国で行われています。)
豚コレラで一時はかなり頭数が減少して被害も少なくなったのですが、
去年あたりから完全復活!
裏山の竹やぶは開墾したかと思われるほど掘り起こされて、タケノコをむさぼり食いされました。
ちなみに、今では一部の産地を除いて竹やぶは放置されていて、
繁殖力の強い竹はその面積を急拡大し(おそらく数十倍から数百倍)
そこに出てくるタケノコがイノシシのエサとなって、イノシシの繁殖を支えているのです。
錆鉄人はタケノコをたくさん収穫したいからではなく
少しでもイノシシの繁殖を防ごうと裏山の竹やぶを電気柵で囲ったのでありました。
その成果は限定的ではありましたが、
去年は豊作年であったのでタケノコを200本ほど収穫し、知人に分けてあげました。
しかるに、急斜面に設置した電気柵は、
雪が降ると雪の崩落や杉の木からの落雪、落枝で壊されポールも折れてしまうので撤去し、
また春には新たに設置する必要があるのです。
という事で・・・
裏山に上がってみると、既に至る所がイノシシで掘り返されていました。
イノシシは嗅覚が凄く発達しているので、地中深くのタケノコを発見し、
時には50cm位も地面を掘って、まだ指数本本位のタケノコを食べるのです。
嗅覚は発達していても知能は発達していないので、
タケノコを大きくしてから食べるという事をしません。
一説によれば、この小さなタケノコは抜群においしく
地上に伸びだしてきたタケノコはまずいので人間に食べさせ、
グルメのイノシシは地面を掘って小さなタケノコを食べているとも言われています。
実際にはイノシシは地上に伸びてきたタケノコも食べるし、
伸びすぎたタケノコは見つけられなかった腹いせにかへし折ってあったりします。
という事で、4日、5日と2日がかりで裏山に電気柵を設置しました。
去年は竹やぶの一部を電気柵で囲い、そこまで高圧電線で電撃器の電気を供給していたのですが、
屋敷から裏山全域を電気柵で防御する事にしました。
畑ならば、ポールを立てて電線を取り付け、1時間ほどで終了する作業なのですが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/00/c0a441c9ea9ede58389c04e7bd82b40e.jpg)
まずは急斜面にステップを切り、
電気柵を張る部分の枝や葉を掃除し、
生えている雑木は切りはらいポールを設置するのですが、
電線を張ってみると、山の斜面は凸凹でイノシシが楽にくぐれそうな空間が出来る場合もあり
ポールの位置を変えたり、斜面を削ったり、低い所を土で埋めたり・・・
涙ぐましい作業の末に予定の1/3位に電気柵を設置し、
囲ってはありませんが、夜間は電気を通していたのでありました。
翌朝、続きの設置工事をしようと電気柵に沿って山を上がると・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/b4/ada967b80e54e260cb09d04688d5de45.jpg)
まっすぐに立てたポールが傾き、張っていた電線はたるんでしまっています。
電気柵を知らないイノシシが電線に接触し、ショックで暴れまわった結果だと思われます。
壊された電気柵を設置しなおし、続きの工事を行いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/72/41b3c2a84df5fc1e67f47fc0793e292e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/cb/d0419e73289407155d8f6fd3d235d073.jpg)
総延長は200m位と思われますが・・・2日掛かりで電気柵を設置完了!
そして今朝、また電気柵が壊されていないか見回ってみると・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/3c/d9d502598017c8bb3435ee623eb000f6.jpg)
昨日の電気職に恐れをなしたのか!
電気柵は無事でした。
ちなみに、去年は電気柵の内側を歩くようにしていたのですが、
動物は「人間のにおいに敏感」なので、電気柵の外側を歩いて「におい」を付けることで
「人間のにおい」→「電気柵」となって二重の防御になると知ったので
今年は電気柵の外側にステップを作りました。
ちなみに、人間のにおいは日数とともに減少し
雨が降ると消えるので、タケノコが出てくる今月末までも1週間に1度位は歩く事にします。