錆鉄人は姉が4人いるのですが、
一番下の姉の義母は畑仕事を頑張っていたとの事なのですが、
数年前に亡くなってしまい、姉の旦那は畑をやる気がない上、
耕運機が2台あって、1台はあまり使っていなけど動かないからあげると言われました。
天女さんちにも耕運機は2台、それもどちらもちゃんと動く耕運機があるのですが、
粗大ゴミか何かで処分するという事だったので、ありがたく頂戴したのでありました。
それはこれ
三菱農機のmm200、98cc2.5psと表示されています。
ハンドルと前の取っ手を持てば、ヒョイと持ち上がる軽さは、
エブリイに積んで行くのに最適なので、もらって修理してみようと思ったのでした。
本体の左側
10年以上前の機種のようですが、
ネットで調べると、後継機種と思われる「MM2」がラインアップされていて91,300円と表示されています。
小さいけれど4サイクルエンジンなので、キャブが詰まってしまってはいないはず。
ガソリンをキャブに吸い込んで、チョークを掛けて、エンジン始動ロープを引っ張りましたが
エンジンは掛かりません。
一旦、チョークを戻し、アクセルも最低にして始動ロープを何度か引っ張り
エンジンの中を乾かしてから再度チョークを掛けて指導ロープを引っ張ってしましたが、やはりウンともスンとも言わず
生ガソリンの匂いが玄関に漂ってきました。
こういうもののエンジンが掛らない時は、まずプラグを調べるのが鉄則です。
プラグは本体後部の2つの黒い箱の間にあります。
(丸いものがプラグのキャップ)
プラグレンチは通常より長いものが必要ですが、
天女さんちにはなぜか10個ほどもプラグレンチがあって無事にプラグに届きました。
外そうとしましたが、固いのなんのって!
プラグレンチのレバーにメガネレンチをかませて・・・
壊れないかと思うほど力を込めてやっと緩み、無事に外せました。
(曲がったプラグのレバー)
外したプラグを見ると、これじゃあ掛からないはず!
頭のほうの電極(接地電極)は磨いた後なのできれいですが、全身ススだらけでした。
細かい紙やすりで全体を磨き、穴の中の汚れも拭って、特に電極間を丁寧に磨き
プラグを取り付けました。
さきほど始動してみているので、
チョークを引いて、指導ロープを引っ張ると・・・
ブルルルーン!
一発でエンジンが掛りました!
「おかあさん、91,300円儲かったよ!」
「おとううさんは凄いわね!」
「エッヘン!」
「反りすぎてひっくり返らないでね!」
ビール代半年分にはなるかも?
(実際には1円も稼いではいないのですが・・・)
農機具置き場を作らなくっちゃ!