タンドール窯の製作編です。
準備するものは・・・
ペール缶
30年以上前、父親が森林組合にいた頃のペール缶で廃油入れになっていたものを
新聞紙で何度も油分をふき取ったあと、洗剤で洗い、凹みを修正しました。
素焼きの鉢2個
最初は天女さんちにある鉢を利用しようと考えました。
が、外径が大きくてペール缶の中に納まりません。
しかたがないのでホームセンターで買ってきました。
タンドール窯のDIY記事を見ると、1個だけで作った人もいますが、
2個、それも1個は浅鉢と組み合わせた例がほとんどです。
(浅鉢を組み合わせるのはペール缶の高さに収める為です)
錆鉄人は出来るだけ大きくしたいと考え、8号鉢を2個買いました。
1個498円×2=996円
他には2つの鉢ををくっつけたり、空気穴のパイプを固定する為に耐火モルタルが必要です。
680円(使い方によりますが、錆鉄人の場合は1kg以下しか使いませんでした。)
ペール缶と鉢の間に詰める断熱材も必要です。
ロケットストーブをロケットコンロにするためにも使用するので、この50L入りを購入しました。
(1,280円)
ペール缶の底に12mmの板を敷き、鉢を中に入れてみました。
いい感じです。
横から見ると・・・
かなりでっぱっていますが、見えている鉢底は3cmほどカットするのでさほど出っ張りません。
という事で、鉢底をカットするケガキ線を入れます。
こうやって鉢を回転させればきれいなケガキ線が引けます。
ところがケガキした後になって、
どうせなら鉛筆の代わりにグラインダーを固定して鉢を回せば良いと気が付きました。
こんな感じです。
横から見ると・・・
上から押さえていればディスクカバーの両端が支点になってぐらつきません。
ただし、今ついているディスクは金属用なので陶器は切れません。
ダイヤモンド砥石に換えます。
想定通り!
頭とグラインダーは使いようです。
簡単きれいに切断出来ました!
続いて、もう1個の鉢
これは下に置いて火鉢になるもので、空気穴をあける必要があります。
空気穴に使うのは単管の切れっ端、長さ7~8cmのものが、小屋の中に転がっていました。
空気穴を作るには、一般的には穴をけがいた内側にいくつもドリルで穴をあけて切り取り、
凸凹をやすり等で磨いて仕上げるのですが、
道具好きの錆鉄人なのでダイヤモンドカッターを持っているので、それを使います。
(数年前、洗面所の陶器に穴をあけるために買ったものです。)
が、何処に仕舞ったか・・・
ドリルで穴をあけてやすりで磨いた場合にかかる時間と同じ位の時間がかかりましたが、めでたく発見!
まずは適当な板をくりぬき、「ガイド板」にします。
それを鉢に当ててシャコマンで固定します。
上から見ると・・・
鉢を脚で挟んで動かないように固定して・・・
ウィーン!
あっけなく穴あけ完了です。
ペール缶の空気穴は、
ドリルで何か所か穴をあけ、放射状に切り込みを入れて缶の内側に折り込みます。
耐火セメントで鉢を接着します。
底や内側ははみ出した部分が見苦しいので、
完全に乾く前に濡れ雑巾でこすって除去します。
底の穴を塞ぐ時は、下に紙を敷いて耐火セメントが下にくっついてしまわないようにします。
ペール缶の底に断熱材のパーライトを適当に入れて鉢とペール缶の穴の高さを合わせ
耐火セメントで単管の切れっ端を固定します。
そしてパーライトを充填
鉢がペール缶より浮き上がっている部分は余っているブリキ板で底上げしました。
さらにパーライトを入れ、鉢底を掃除する為に傾けた時にパーライトがこぼれないようにします。
ペール缶のフタがある場合は、そのフタに穴を開けて被せれば良いのですが、
フタがない人は耐火セメントで上の部分んを塗りこめています。
錆鉄人は、またまた余ったブリキ板でフタの代わりを作りました。
(もうこの大きさのフタを作る材料がなかったものですから・・・)
そして、耐火セメントで周囲を塗りこめました。
さあ、あとは耐火セメントが乾くのを待って、ナンを焼いて食べるのみぜよ!
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