開幕翌日、一年間だけいた演劇研究会の同期加藤和夫君の結婚式があり、いろいろ知り合いを集める手伝いを頼まれていたがあまり手伝えず申し訳なかった。劇研での一年最後の私の初演出の舞台にも出てくれた。彼は東映Vシネマの仕掛け人。式には行けなかったが、夜、新宿の居酒屋に合流。お似合いの新婦は十四歳年下、見るからにきりりとしていて、しっかりものだという。四半世紀以上ぶりに会う人もいて浦島太郎なかんじも。二次会仕切りはやはり同期の太田愛仁君。私の書き下ろした劇研版『黄色犬』と、燐光群『処刑空港』初演に出ている。相変わらず渋い声の二枚目。
いろいろな締切が重なり、とにかく劇場にいる以外の時間も机に向かいつづけていた。椅子やら床やらで眠ることも多く、初日があいてやっと人心地着いたと思ったが、まだまだやることが多く、追われている。何もないよりはいい。