Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

「海外演劇紹介プログラム」第二弾・フィリピン特集にご参加ください!

2015-12-15 | Weblog
「日本とフィリピンの演劇交流」  ── 紛争地帯から生まれた演劇 シリーズ7 シアタートーク③ いよいよ18日に開催が迫りました! 
平日昼ではありますが、ふるってご参加ください。まだまだ定員には余裕があります。参加者を募集しています。

燐光群はフィリピンの演劇人とはいろいろな仕事をしてきた。
ロディ・ヴェラは2007年2月、燐光群のために新作『アスワン~フィリピン吸血鬼の誕生~』を書き下ろしてくれた。
写真は、フィリピン+日本合作、『雪を知らない』(作○坂手洋二 演出○山元清多)。2008年8~9月上演。写っているのは、来年1月の燐光群・清水弥生氏新作『サマーハウス・アフター・ウェデイング』にも出演するマイレス・カナピ Mailes Kanapi(左)と、レイ・バッキリン Raye Baquirin。

【日時】12月18日(金) 13:00ー15:30
【会場】東京芸術劇場 5F ギャラリー2
【料金】無料

【パネリスト】ロディ・ヴェラ、竹内一郎(劇作家協会会員)、佐野晶子(アーツカウンシル東京 企画室企画助成課 シニア・プログラムオフィサー)
【国際交流部担当委員】坂手洋二、土田英生

この企画は、10月の「タイ特集」に続く、劇作家協会の新シリーズ「海外演劇紹介プログラム」の第二弾である。
このプログラムを解説すると……
「劇作家協会国際交流部では、海外の演劇事情について知り、過去に海外の国・町を訪れた体験を持つスピーカーとともに、その地の実情に触れる機会を作る《海外演劇紹介プログラム》を、2015年10月にスタートさせました。在外研修・海外公演・フェスティバル参加などでその地での体験を持つスピーカーを囲んで、その地の社会・文化・演劇に関心を持つ者や将来留学を考えている者たちが集まり、一つの国・あるいは町について情報を共有し、その魅力を紹介しあい、考察を深めます。日本人が「内向き」になったと言われるこの時代だからこそ、求められている企画です。」ということである。



フィリピン演劇の世界へようこそ! ── 坂手 洋二     

 フィリピンにある劇作家の団体「ライターズ・ブロック」。「ライターズ・ブロック」というのは、作家がかたまる、つまり、書けなくなる、というブラックユーモアに寄るネーミングである。
 彼らはマニラで月に一回くらい、メンバーが集まって新作のリーディングをしている。このグループの作品がメインで、マニラの国立劇場でもう十一年にわたって開催され
ているのが、〈ヴァージン・ラボ・フェスティバル〉。上演作品は一つのグループで一時間以内の作品を三本、まあデラックス版「劇王」というべきものだ。
「ライターズ・ブロック」のリーダーが、長年の付き合いであるロディ・ヴェラ。既に何度も燐光群で劇を作ってきた。ITI「紛争地域から生まれた演劇」で彼の新作『イスマイルとイサベル Ismail at Isabel』が上演されるのを機に、彼に久しぶりに日本で話をしてもらう。竹内一郎さん、佐野晶子さんという、フィリピンに詳しいお二人にもご一緒していただく。
 フィリピン演劇に興味のある方、フィリピンで演劇で留学することを少しでも考えて
いる方、ぜひぜひお越しください。劇作家協会国際交流部の土田英生と私も参加します!


《パネリストプロフィール》
▼ロディ・ヴェラ Rody Vera
劇作家、俳優、演出家で映画脚本家。これまでにオリジナルと翻案と合わせて50作近くの戯曲を執筆し、カルロス・パランカ文学記念賞 (Carlos Palanca Memorial Awards for Literature)をはじめとする各賞を受賞している。
ライターズブロック(Writer’s Bloc)の代表を務めるほか、新しい舞台作品を紹介する演劇の祭典ヴァージン・ラブフェスト(Virgin Labfest)にも創立以来中心的に関わる。

▼竹内一郎
1956年、福岡県生まれ。横浜国大卒。1983年オフィスワンダーランドを旗揚げ。『星に願いを』で文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作。『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』でサントリー学芸賞。91年文化庁・芸術家在外研修員としてフィリピンの伝統芸能を調査。『フィリピンの民話』を出版。フィリピンを扱った舞台に劇団燐光群の『白髪の房』(演出)・『虎の杖』(作・演出)など。

▼佐野晶子
アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団) 企画室企画助成課 シニア・プログラムオフィサー。
国際協力機関に勤務の後、1998~99年にフィリピン教育演劇協会(PETA)に留学。社会課題解決を目的とした演劇活動の理念と実践について学ぶ。帰国後、福岡市文化芸術振興財団、吉祥寺シアター、世田谷パブリックシアターにて演劇公演や教育普及事業の企画制作、劇場管理運営等を経て、現在アーツカウンシル東京にて助成プログラム及びアーツアカデミー調査員制度を担当。


[申込み方法]
・劇作家協会事務局まで、メールまたは電話でお申込みください。
  MAIL: sec-02@jpwa.jp
  TEL: 03-5373-6923
・記載事項=件名を「フィリピン予約」としてください。
  本文に以下をご記載ください。
  ・氏名とふりがな
  ・枚数
  ・携帯電話番号
  ・ご所属 (特にご所属のない方も歓迎します。劇作家協会会員の方はその旨お書き添えください。)
*参加費は無料です

[お問合せ]
 日本劇作家協会事務局
 TEL: 03-5373-6923
 MAIL: sec-02@jpwa.jp

主催:文化庁、公益社団法人 国際演劇協会日本センター 
共催:東京芸術劇場(公益財団法人 東京都歴史文化財団) 
文化庁委託事業「平成27年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
国際演劇年鑑2016(2016年3月発行予定)特集企画 
国際演劇協会日本センター、日本劇作家協会連携企画 
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岡山出身俳優の雄、さとうこうじ登場。『お召し列車』岡山公演。

2015-12-15 | Weblog
岡山出身俳優の雄、さとうこうじ登場。『お召し列車』岡山公演。
2月17日(木)19:00開演。岡山市立市民文化ホール。
燐光群一行は岡山に入りました。

さて、さとうこうじは、私の高校の二年後輩でもある。在学中は話したことはない。顔は覚えている。眼光鋭い下級生がいることは知っていたのだ。演劇部に属していたことも知らなかった。陸上部と映画部に属していた私は自主映画に出てもらう関係で演劇部のメンバーと親交はあったが、三年生になってからは疎遠になっていたのだ。
1996年、『青空のある限り』で再会した。TOKIOの長瀬君が初主演のこの商業的な規模の劇で、私は脚本を担当し、さとうこうじ君は警官役だった。岡山出身と聞いて同じ高校とわかったとたん、あ、この顔は覚えている、となったのだ。以来、燐光群にも何度か出てもらっている。『だるまさんがころんだ』ではグルジア演劇祭、ドイツ・ツアーにも参加してもらった。

Wikipediaには、以下のように彼の記事が出ている。

さとう こうじ(本名:佐藤 浩二(読み同じ)、1963年9月14日 - )は、日本の俳優。岡山県岡山市出身。岡山県立岡山芳泉高等学校、早稲田大学卒業。血液型O型。身長152cm。
映画でのデビューは『トキワ荘の青春』の石ノ森章太郎役。市川準、堤幸彦監督のドラマや映画に出演。現在も舞台を中心に活躍している。


出演作品

映画
トキワ荘の青春(1995年)石ノ森章太郎役
愚か者 傷だらけの天使(1998年)
ざわざわ下北沢(2000年)
惨劇館 夢子(2001年)
溺れる魚(2001年)
ワイルドフラワーズ(2004年)

テレビ
幻想ミッドナイト #3 風が吹いたら桶屋がもうかる (1997年)
なっちゃん家(1998年)
多重人格探偵サイコ(1999年)
ブラック・ジャック (2000年)
トリック(2000年)
ルーキー!(2001年)
四谷くんと大塚くん/天才少年探偵登場の巻(2004年)

舞台
劇団黒テント『鉄コン筋クリート ―宝町ダンス―』(1995年)
パルコ劇場『青空のある限り』(1996年)
シアターコクーン『零れる果実』(1996年)
シアターコクーン『トゥーランドット』(1997年)
シアターコクーン『ロミオとジュリエット』(1998年)
劇団黒テント『花』(1998年)
セゾン劇場『KUNISADA 国定忠治』(1999年)
劇団黒テント『メザスヒカリノサキニアルモノ若しくはパラダイス』(2000、2001、2006年)
シアタートラム『アメリカ』(2001年)
加藤健一事務所『バッファローの月』(2002、2004年)
流山児事務所『書を捨てよ町へ出よう』(2003年)
新橋演舞場『空想万年サーカス団』(2004年)
音楽劇『コーカサスの白墨の輪』(2005年)
流山児事務所『SMOKE』(2005年)
加藤健一事務所『エキスポ』(2006年)
シアターコクーン・オンレパートリー2006『白夜の女騎士』(2006年) 
加藤健一事務所『特急二十世紀』(2007年)
壱組印『やや黄色い熱をおびた旅人』(2007年)
流山児事務所『オッペケペ』(2007年)
ザ・ガジラ『新・雨月物語』(2008年)
壱組印『小林秀雄先生来る。』(2008年)  
流山児事務所『双葉のレッスン』(2008年) 
まつもと市民芸術館『ウル・ファウスト』 (2008年)
流山児事務所『ドブネズミたちの眠り』(2008年)
銀河劇場『炎の人』(2009年) ロートレック役
流山児事務所『田園に死す』(2009年)
流山児事務所『お岩幽霊』(2010年)
壱組印『劇、ということ』(2010年)
まつもと市民芸術館主催『FAUST2010inCHINO』(2010年)
燐光群『3分間の女の一生』(2010年)
座高円寺『戦争戯曲集』(2011年)
燐光群『だるまさんがころんだ』(2011年)
銀河劇場『炎の人』(2011年)  ロートレック役
流山児事務所『田園に死す』(2012年)
『K.ファウスト』
流山児事務所『地球空洞説』
燐光群『帰還』(2013年)
ホリプロこまつ座『それからのブンとフン』
流山児事務所『無頼漢』
流山児事務所『田園に死す』(2014年)
ホリプロ『ピーターパン』
燐光群『8分間』
『カム伝』(2015年)
CM[編集]
ヤマト運輸・クール宅急便
キリン・ラガービール
マクドナルド(ラジオ)

…………

岡山といえば、一年前に「8分間」の岡山公演の時のブログが出てきた。ラーメン好きな方は読んでみてください。

http://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/47eb9353039b8ddb3b0866ae6ec39a65

…………

『お召し列車』
読売新聞劇評
http://www.yomiuri.co.jp/culture/photonews/article.html…
岡町高弥さん劇評
http://uzumarishiro.web.fc2.com/2013/page/voice.html
松元ヒロさんのツイッター評
https://twitter.com/matsumotohiro/status/671357291816353794…
英語評
https://winfailjapan.wordpress.com/…/review-omeshi-ressha-…/
アイホールによる紹介インタビュー
http://www.aihall.com/rinkogun_27/

以下、岡山公演の上演情報です。

…………………………

燐光群最新作

『お召し列車』

もうこれ以上ひどいことがないっていうくらいのひどい目に遭ったら、勇気が出る。私はそうなの。

明治5年から現在まで、幾度となく特別運行されてきた「お召し列車」の歴史。
新たな東京オリンピックで海外からの来場者への「おもてなし」として再現された「お召し列車」。
その車輌の中で繰り広げられる、「果たせなかった思い出」をたどる旅。
渡辺美佐子+坂手洋二・燐光群による「鉄道劇」、最新作。

作・演出○坂手洋二

渡辺美佐子
円城寺あや 岡本舞 中山マリ 大島葉子 大月ひろ美
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋 さとうこうじ
杉山英之 武山尚史 東谷英人 樋尾麻衣子 松岡洋子 
宗像祥子 秋定史枝 川崎理沙 宇原智茂 根兵さやか 

照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○大川裕
美術○じょん万次郎
音楽○太田惠資
演出助手○城田美樹
擬闘○佐藤正行
衣裳○小林巨和 ぴんくぱんだー・卯月
舞台協力○森下紀彦 
文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ 長谷川千紗
宣伝意匠○高崎勝也
協力○岩淵ぐるうぷ 浅井企画 無名塾 T-ARTIST青年劇場
DULL-COLORED POP
制作○近藤順子 鈴木菜子 
Company Staff○古元道広 田中結佳 桐畑理佳 鈴木陽介
福田陽子 西川大輔 宮島千栄 橋本浩明 内海常葉 秋葉ヨリエ
齋藤宏晃

12月17日(木)19:00
会場 岡山市立市民文化ホール
路面東山行「小橋」下車徒歩1分 ※公共交通機関をご利用ください。
岡山市中区小橋町1-1-30
086-273-0395
【全席自由】前売開始11月8日(日)
一般前売 3,300円 ペア前売 6,000円 当日3,600円
U-25(25歳以下)2,500円 高校生以下 1,500円
※U-25・高校生以下は、劇団のみの受付。前日までにご予約の上、当日受付にて要証明書提示。
受付開始時より整理券を発行します。
受付開始○開演の60分前 開場○開演の30分前
開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
未就学児のご入場はご遠慮下さい。
◆チケット取扱い(一般・ペア前売のみ)
ぎんざや 086-222-3244
岡山シンフォニーホールチケットセンター 086-234-2010
岡山県天神山文化プラザ 086-226-5005(月曜休・9:00~18:00)
シネマコレクターズショップ映画の冒険 086-252-7606
◆ご予約・お問合せ
おかやま燐光群を観る会(映画の冒険内)
086-252-7606
 yoshitomi@mx3.tiki.ne.jp
燐光群 03-3426-6294 
ticket-rinkogun@ee.alles.or.jp

共催○岡山市 岡山市芸術祭実行委員会 
助成○福武教育文化振興財団
(公財)岡山市スポーツ・文化振興財団  おかやま燐光群を観る会
後援○岡山県 岡山県教育委員会  山陽新聞社  朝日新聞岡山総局 
読売新聞岡山支局 毎日新聞岡山支局  RSK山陽放送 
OHK岡山放送 KSB瀬戸内海放送  TSCテレビせとうち 
NHK岡山放送局 公益社団法人岡山県文化連盟

撮影○加藤孝

以後の国内ツアー ↓

【名古屋】12/19(土)・20(日)@愛知県芸術劇場
http://rinkogun.com/the_imperial_train_Nagoya.html
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