Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

初めての口述筆記

2016-02-19 | Weblog
私はなめてました。
マッキントッシュのコンピューターにもともと口述筆記機能が付いているという話を聞いていた。しかしあまり本気で信じなかった。
私はスマートフォンを使っていないのでiPhoneのSIRI機能なども劇中言及したことがあるにもかかわらず本当はよくわかっていなかったのだと思う。
劇団の事務仕事で早朝に書類が届くのを待っているこの明け方、ふと以前に人から送られて保存していた口述筆記機能についての解説ファイルを開いた。
やってみた。
すいすいできた。あきれるくらいに簡単だった。
しかも、当てずっぽうにやってみたら、わかりやすい機能がついていた。
「まる」と言うと「。」がつく。
「てん」と言うと「、」がつく。
「かっこ」と言うと「(」 が出て、「かっこ閉じる」と言うと「)」 が出る。
「かぎかっこ」と言うと「「」が出て、「かぎかっこ閉じる」と言うと「」」 が出る。
「なかぐろ」と言うと「・」が出てくる !
「びっくりマーク」と言うと「!」がでてくる !
滑舌の悪い私は2文字ぐらいは失敗したが、ほぼ見事にしゃべった言葉が文字になっていったのである。
この文全体を、私は一文字も打っていない。
つまりマックにもともと付いている機能で、口述筆記が可能であるということだ。
なめてしまっていて、申し訳ございませんでした。
なんだかこの機能を本気で使い始めたら、戯曲を書くということじたいが変わってしまうかもしれない。まあ資料を使う書き方をする私のような種類の作家にとっては多くの場合あまり関係ないのかもしれないが……。
これから劇作家協会の今後を定める重要な会議に出るというその前にこんな体験をしているのも不思議なことではあるが、何か象徴的なことなのかもしれない。

稽古場でのダメ取りにはあまり使えないような気がする。大きな声で言わない限りは文字にならないからだ。といいつつ、小さい声でしゃべってみて意外ともちになることにするかされる。
もちろん今の「もちになることにするかされる」は、「文字になることに驚かされる」が、声が小さすぎて、うまく聞き取って貰えなかったのである。まあその辺が限界だろう。
声が小さいと文字になるのが遅いのもご愛嬌だ。

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燐光群/(有)グッドフェローズ 制作インターン募集!

2016-02-19 | Weblog
もうすぐニューヨーク留学から帰ってくる古元道広が以下のようなプロジェクトを企画した。
「燐光群/(有)グッドフェローズ」としては初の、「制作インターン」の募集である。

俳優・スタッフについては、「劇団員」を募集中である もちろんその枠で制作スタッフも募集中である ↓
http://rinkogun.com/Shinjin.html

しかし「制作インターン」という枠こそ自分のストライク・ゾーンであるという層の方は、いると思う。
二十年前、大学新卒で燐光群に来た古元が、自分なりに考えて、新しい演劇制作者に向けて最適のカリキュラムを組んだ。
創作の現場と寄り添って活動して行きたい、しかし自分が何を求めているかを自分自身で確かめたいという方には、ぴったりだと思う。

締切は3月7日。

詳細は、以下。


………

燐光群/(有)グッドフェローズ 制作インターン募集!
燐光群は1982年に主宰・坂手洋二により創立。ジャーナリスティックな視点を持ち、演劇をメディアとしてとらえその可能性を追求する、表現者の集団です。鋭い視点で社会を見つめ直し、実験性と成熟した表現による、毎年4~5本の新作発表・国内外でのツアーを行いつつ、スタジオ・梅ヶ丘BOXを運営、アーティストのステーション的な機能も果たしています。30年を超えるその活動は、当初より多様性と社会性を強く意識し、「小劇場」ながら公共性を帯びた、民間非営利団体です。

舞台芸術の意義が注目される今だからこそ、新たな作品を生み出す環境を充実させたい、創造の現場を一層大切にしたいと私たちは考えています。そのために「制作」ができることは、決して少なくありません。さらに、幅広い年齢層のメンバーは普段から互いに役割を超えて連携し、作品製作においても高い集団性を持ち、総合的に豊かな表現力を発揮しています。

制作業務は、各種オファー・契約や予算管理・執行、プロモーション、チケッティング、ファンドレイジング等の公演製作(プロダクション・マネジメント)と、年間を通じさらに未来へと活動をつなげるための劇団経営(カンパニー・マネジメント)があり、さらに梅ヶ丘BOXの企画・管理・運営や教育分野にも取り組んでいます。ここでは、一つのことだけでなく多岐に亘る業務に携わることができ、常に試行錯誤と新たな発見を重ねています。

社会性と芸術性が同居する創造の最前線で、制作を学び共に活動する、意欲ある方を募集します。

本年3月中旬より、半年~1年程度(応相談)。後期も予定。週に3日・18時間を基本とし、実地で学ぶ以外に勉強会にも参加。文化庁在外研修を終え帰国する制作の古元が中心に担当します。交通費(or定期)支給。勤務状況により別途手当あり。本番はスタッフとして観劇可。制作あるいは演劇経験者が望ましい。進取の気性と柔軟性・社交性・実行力・責任感のある、できれば将来もこの分野を志望するタフな人物を期待します。
ワード・エクセル必須。
2016年上半期の主な公演は、
『カムアウト 2016 ←→1989』 (作○坂手洋二 演出○藤井ごう) 3/19(土)~31(木) 、『ゴンドラ(仮題)』 (作・演出○坂手洋二) 7/16(土)~31(日)、
いずれも会場は下北沢ザ・スズナリです。
さらに、4月28日(木)~5月10日(火)[予定]には梅ヶ丘BOXにて、いくつもの団体が競演する<清水邦夫作『楽屋』フェスティバル>を予定しています。

< 応募方法 >

(1) 書類提出
内容 : 履歴書及び作文(自分と演劇について・字数自由)
方法 : e-mail: rinkogun@alles.or.jp
締切 : 3/7(月)─これより数日内に、次のミーティング(面談)についてご連絡します。

(2) ミーティング(面談)
3/13(日)・14(月)のいずれか、30~60分程度。
お互いに考えていることや聞きたいことを話し合う場です。

(3) 決定─ミーティングより数日内に、メールあるいは電話でご連絡します。

ご質問は上記メールのみにて受け付けます。
ご応募を心よりお待ちしています。 燐光群/(有)グッドフェローズ 制作部
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