Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

〈「新共謀罪」に反対する表現者の緊急アピール〉に、賛同団体が続々と。

2017-03-17 | Weblog
一般社団法人 日本劇作家協会が2月22日に発表した〈「新共謀罪」に反対する表現者の緊急アピール〉に、賛同団体が続々と。
                       
日本新劇製作者協会(2月23日付) 
AICT/IATC(国際演劇評論家協会)日本センター(2月26日付) 
公益社団法人日本劇団協議会(3月4日付) 
一般社団法人日本演出者協会(3月10日付) 
+新たに
協同組合日本映画監督協会(3月23日付)
公益社団法人国際演劇協会日本センター理事会有志(3月25日付)

アピール本文は以下の通り。


日本劇作家協会は、過去3度も廃案となった「共謀罪」が、問題の本質は変わらぬまま、「テロ等組織犯罪準備罪」として国会に再度提出されることに、強い危機感を覚えています。
この法案は網羅する範囲が広く、また、私たちの創作行為が発表以前に監視されることを許すものです。恣意的な運用がなされた場合、思想信条や言論・表現の自由への脅威になりかねません。
日本劇作家協会は、自由な表現活動を維持する立場として、あらためてこの法案に懸念を表明します。

http://www.jpwa.org/main/statement/appeal20170222


アピールについての注釈、言論表現委員会によるコラムは、以下の通り。

http://www.jpwa.org/main/statement/appeal20170222-note
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「新共謀罪」を止めなければ。

2017-03-17 | Weblog
時間がぜんぜんない中なのだが、黙ってはいられない。

とにかく、怪しげな人間が跋扈し首相まで関わるぶざますぎる学校疑獄問題や、杜撰かつ浅はかな防衛大臣のことが、日々マスコミを騒がせているのをいいことに、あるいは北朝鮮の脅威を言い募り、そんな中、〈新共謀罪〉が強行採決されるのだけは、勘弁だ。安倍総理を涼しい顔で外遊などに行かせてはならない。

写真は、去年9月の高江N1ゲート近く。沖縄の辺野古や高江で米軍基地建設に反対するために、搬入ゲート前にテント建てて座り込んだり、カヌーで工事の停止を呼びかけたりする、阻止のための直接行動が、真っ先に対象になるのは間違いない。 山城博治さんが拘留され続けているのはその先取りであり、アムネスティも人権侵害と認定するこの蛮行は、沖縄県警よりも官邸指示で行われているはずだ。
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『くじらの墓標 2017』場当たり終了。

2017-03-17 | Weblog
『くじらの墓標 2017』吉祥寺シアターでの場当たりを終了。明日というか、もう今日だが、次はゲネプロ。

舞台美術は抽象要素を入れるかどうか悩んだ時期もあったが、今回も初演同様、美術家・加藤ちかに、具象造形路線でフルに働いてもらうことにした。なので、じょん万次郎氏の出番はなくなった。
加藤ちかの、色へのこだわりで、閉館時間までみんなで色修正作業。翌朝も厳選メンバーで朝イチ9時入りで色をいじる。この情熱。

まあ、再演だから、ネタばれをおそれず場当たり中の写真を公開。(撮影・姫田蘭)
こんなふうに舞台と客席を行ったり来たりしていると、ああだこうだしているうちに一日が終わる。

二十三年ぶりにやる劇。舞台に立っていると、新調したセットでも、まるでタイムマシンだ。

燐光群ホームページ

http://rinkogun.com/kujira_2017.html


       ※      ※      ※      ※      ※


くじらの墓標 2017


作・演出○坂手洋二


3月18日(土)~ 31日(金)

吉祥寺シアター


中山マリ 鴨川てんし 都築香弥子
川中健次郎 猪熊恒和 HiRO 大西孝洋
樋尾麻衣子 杉山英之 武山尚史 山村秀勝
田中結佳 宗像祥子 塩尻成花

照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○森下紀彦
美術○加藤ちか
演出助手○村野玲子
衣裳○小林巨和
文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ
オリジナル宣伝デザイン○遠井明巳
宣伝意匠○高崎勝也
協力○オフィス・ミヤモト
制作○古元道広 近藤順子 
Company Staff○桐畑理佳 秋定史枝 大浦恵実 鈴木菜子 
脇園ひろ美 松岡洋子 福田陽子 鈴木陽介 西川大輔 
宮島千栄 橋本浩明 内海常葉 秋葉ヨリエ
提携○(公財)武蔵野文化事業団
主催○有限会社グッドフェローズ


冷徹な現実と幻想が織りなす魅力的な社会劇  扇田昭彦

 劇作家・坂手洋二が率いる気鋭の劇団「燐光群」は、現代の社会問題やマイノリティーの人々を素材にした硬派の劇を送り出してきた。
彼らの新作「くじらの墓標」は、廃業に追いこまれた鯨捕りの漁民たちのその後を、重層的な手法で描いている。
 東京湾沿いの倉庫が舞台。そこに勤める青年イッカク (大西孝洋)は、捕鯨で生きてきた一族の子孫で、交通事故の後遺症をかかえている。そこに故郷の叔母(中山マリ)や、海難事故で死んだと思われていた五人の兄たち(川中健次郎、猪熊恒和ら)が現れて、意外な真実を浮かび上がらせる。
 抑え気味の演技、飾り気のないせりふの中から、捕鯨問題の現在が見えてくる。解体する家族の光景がそれに重なる。
 だが、この劇にはリアリズムを超えたさらに別の伏流があり、それがせりあがる後半、舞台は異様な悪夢のような光に照らし出される。
 見慣れた倉庫が不意に荒れた大海原に変わる、まさに演劇だからこそ可能な展開が見事だ。
 主張を抑え冷徹な現実と幻想を交錯させるこの「社会劇」は、魅力的である。
(朝日新聞 93年1月11日 抜粋)



3/18(土)はプレビュー。19:00開演 (※プレビューは他の上演回と条件が違います)
3/19(日)・3/20(月・祝)・3/25(土)・3/26(日)・3/31(金) 14:00開演
3/21(火)・3/23(木) 19:00開演
3/22(水)・3/30(木) 14:00 + 19:00開演
3/24(金)・3/27(月)・3/29(水) 19:30開演
3/28(火) 休演


受付開始○開演の40分前 開場○開演の30分前
開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
未就学児のご入場はご遠慮下さい。

アフタートーク
 以下のゲストと坂手洋二によるアフタートークを予定しています。本公演のチケットをお持ちの方、ご予約の方はご入場頂けます。

20日(月・祝)中根公夫(プロデューサー)
21日(火)水道橋博士(芸人・浅草キッド)
22日(水・夜の部) 高野己保(医療法人社団養高会 高野病院 理事長)
23日(木)小島曠太郎(文筆家・ラマレラ捕鯨文化研究家)

【全席指定】 
一般 3,800円  ペア 7,000円  当日 4,200円
U-25(25歳以下)/大学・専門学校生2,500円 高校生以下1,500円 ※U-25/学生券は前日迄にご予約の上、当日受付にて要証明書提示。

※プレビューは、全席自由・一律2500円・人数限定・劇団予約のみ扱い。
 

【前売扱所】
◆燐光群オンラインチケット(U-25/ 学生券を除く) http://rinkogun.com 
■24時間いつでもホームページ上でご予約頂き、セブンイレブンでチケットをお受け取り頂けます。
■お支払いは現金(セブンイレブン)、またはクレジットカードとなります(手数料はお客様負担)。※会員登録(無料)が必要です。

◆ご予約・お問合せ
■燐光群/(有)グッドフェローズ 03-3426-6294■ticket-rinkogun@ee.alles.or.jp
■①<お名前/電話番号/希望日時/チケットの種類と枚数>をお伝え下さい。こちらからのお返事を以てご予約とさせて頂きます。
■② 当日、開演の15分前までに受付にお越し下さい。代金と引換でチケットをお渡しします。
■■開演の10分前までにご精算頂けない場合は、あらかじめご用意したお席にご案内できない場合がございます。
■■※キャンセル・日時変更はできません。 

◆ (公財)武蔵野文化事業団
■0422-54-2011 https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-t/
■一般前売3,800円のみ扱い。2月17日(金)発売開始。

文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
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