岡山公演滞在中、ちょっとだけ個人的に行動。
奉還町のお好み焼き「みっちゃん」に寄る。
どういうわけかここでは、テーブル席で食べない場合、完成品を半分に切って、どん!と鉄板の端に寄せて置いてくれるシステムだった。
私はこれをヘラ(コテ?)だけで食べる。お皿に載せたものを箸で食べたのではお好み焼きを食べた気がしないのだ。熱くないと駄目なのだ。
油はラードを使っていた。おとうさんがものすごい集中力で作ってくれる。
岡山では、けっして青のりをかけない店、完成品を半分に折って半円型にして提供する店もある。
隣の広島風に近いが、ソバを入れるときは「モダン焼き」と言う。
子供の頃から食べているものではあるが、子供の頃は「街の子」ではなかったし、田舎にも店はないわけではなかったが、外食など滅多になかったから、お好み焼きを食べに行くなど、結構特別なことだったのだと思い出す。とはいえ、田舎の片隅に、何でもないカウンターだけの定食屋があり、そのカウンターの端っこに小さな鉄板があって、そこでおかみさんが焼いてくれたこととかも思い出深い。滅多にないことだったが。