感染者数増を抑え込んだ韓国は、外出規制を緩和、「コロナ前」の社会にもどりつつあるという。
飲食店もお客が戻り、美術館・博物館も再開しているらしい。
映画館も一列ごとに空席列をつくり、観客数は半分になるが、なんとか観ていただける形になっているらしい。
以前もお伝えしたが、韓国の小劇場は、この間も、完全に閉鎖になったことはない。必ず上演を続けている劇場は、あったという。
五月二日からは〈ソウル演劇祭〉も予定通り開催されている。
日本の映画館も、明日7日から上映再開するところが出てきているらしい。
演劇のほうも、自粛延長発表時、同時に、「小規模のイベントは実施可能」「五十席以内を目安に」という話も出てきていた。
緊急事態が解除されれば、そして、曖昧な「自粛要請」の具体的な尺度が問題なのだが、それが各自治体の判断が あった上で、明瞭に「強制でない」というコンセンサスがとれさえすれば、理屈上は再開を検討してもいいはずである。
自治体が認めれば、公共劇場も少しずつ復活できるはずだ。
そう、少しずつ、でいいのだと思う。
まずは稽古できる環境を取り戻したい。
写真は今年2月下旬、ソウルに行ったときのもの。
連日通った劇場は、私が帰国した翌日から閉鎖されてしまった。
劇場裏手の居酒屋。鳥鍋やタコ刺しをいただいた。