一昨日の夜の渋谷。小雨に潤んだ街。
「ブレードランナー」じゃないよ。
パルコ劇場近辺に来るのは久しぶり。ビルが新しくなってから来ていない。
建物がたてかわって違うのだから当たり前だが、楽屋口・搬入口あたりの様子もすっかり変わっている。
1982年、まだ「西武劇場」と呼ばれていた頃、泉谷しげる主演『好色一代男』の演出助手をした。劇団を作る前だ。なんだか大昔じゃないか。
いろいろ思うが、ただ時が過ぎただけだ、ということでもある。
そうだ、あの時、泉谷氏は渋谷の街を見下ろしながら、「渋谷渋谷って(ハイカラな街みたいに)言うけど、ついこないだまで戦後の風景が続いてて、このへんみんな野っ原だったんだ」と言った。
※Facebookの書き込みで三浦秀和さんから 「坂手さん あの作品の演出・山崎哲さんの演助やられていたんですか? わたし、演出部でした。😅」と届いた。
私は返信で以下のように書き込んだ。
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私は、チーフ演助でした。本番では音出しもしてました。演出部さんもいろいろなことがありましたね。途中で舞台監督が交代して、後任が決まるまでの数日間のことは、今思い出しても胃がキリキリします。紗幕裏の仕込み直しのことは忘れられません。あと、音楽のミッキー吉野さんとの連絡も担当していたのですが、思い出深いです。