Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

清水邦夫さんご逝去

2021-04-16 | Weblog
劇作家の清水邦夫さんが、4月15日午後零時46分、亡くなられました。
死因は老衰ということです。
葬儀告別式は近親者のみにてとりおこないます。
喪主はなく、ご遺族の希望により香典、献花などはご辞退されるということです。
 
清水邦夫さんの名前を初めて憶えたのは、映画『竜馬暗殺』。
高校時代、ポスターを部屋の壁にずっと貼っていた。
じつは倉敷で自主上映したのである。
そこに「脚本 清水邦夫」とあるその人と、その後、出会い、親しくお話をさせていただくようになるとは、その頃は想像もしていなかった。
 
戯曲集『ぼくらが非情の大河をくだるとき』は、ボロボロになるまで読んだ。
 
『楽屋』は、おそらく、日本でもっとも上演されている戯曲だろうと思う。
 
私が岸田戯曲賞候補となって、二度めに選んでいただいた時のことは、忘れられない。
また、劇作家協会では、創設時から、いろいろなお話しをさせていただいた。先輩たちの中でも、独特の感受性で、本当に素敵だった。
一緒に審査員等をしたときの意見は、百パーセント合致した。そんな人は後にも先にもいない。
清水さんの存在そのものに、励まされた。
感謝しかない。
 
私の『屋根裏』の文庫版の解説を書いてくださるはずが、その頃から体調を崩された。
お話しできない時間が長かったことも、残念でならない。
 
これほど個性、文体が、くっきりとしている劇作家は、もうこの国にはいないのではないかと思う。
 
ご冥福をお祈りします。
 
 
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うなぎ男疑惑

2021-04-16 | Weblog

エイプリルフールに週に一度特上うなぎを食べると書いてしまったため、私のもとにはうなぎ情報が寄せられてくるのである。

シナリオライター・劇作家の伴一彦さんが送ってくださった。

 

うなぎ男疑惑が晴れる日は来るのか?!

自分が誘引しているだけなのだが!

 

うなぎ蒲焼きに顔認証されるのは私のせいではないぞ!

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トーンポリシング

2021-04-16 | Weblog

どうしても、思い出せないコトバがあって、悶々とするときがある。

今日は、「トーンポリシング」。

どういう意味かは、調べてみてね。

 

とは言わず、説明すると、

「何かに対して怒りと共に意見を表明することに対して、怒っている態度だけを取り出して批判して、話の内容を聞こうとしないこと」

という意味ではないかな。

友人の新聞人は、「発言内容よりも発言様態を槍玉にあげることですかね」と返してきた。

そう。それが、トーンポリシング。

 

怒り、というか、強く言わなければならない場面は、人間にはどうしても、あるかもしれない。

その全てを、強く言ったことだけをとりあげて、「ハラスメント体質がある」として、非難をかわせるとは、思わない方がいい。

 

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