Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

開票作業

2010-01-16 | Weblog
ほぼ徹夜仕事だったが2時間は寝て、目覚めて諸々連絡に追われる。劇作家協会事務局へ、理事=代議員選挙、選挙管理委員として開票作業。そして稽古へ。……集中度増すが、求める水準、俳優への要求はさらに高く。……8時開演の三条会、スズナリに間に合う。昔に燐光群メンバーとしてこの劇場に出会った関美能留演出の空間へのこだわり、俳優陣の遊びの楽しさが素直に伝わってくる。空中戦が多い。どうやら高いところが好きなのである。
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寒さしのいで自転車

2010-01-15 | Weblog
スパムメールというのか、よくわからぬ横文字の広告だか勧誘のメールが日々届く。結構多いのがバイアグラの宣伝。見知らぬ相手からの「返事よこせ」メールには、どこで調べたのか巧妙にも宛先や文面にこちらの名前が記されていたりして、うっかり返信してしまったりする人もいるようだ。それにしてもいちいち消去作業が面倒。迷惑メールと間違えてしまい、仕事上必要な海外からのメールを読みそびれたりすることもある。横文字メールの中身を瞬時に見分けるワザはないものか。……今日は吉祥寺まで自転車通勤。帰路、環八で人身事故直後現場に遭遇。気をつけなければ。
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初雪は見ていないが

2010-01-14 | Weblog
吉祥寺稽古2日目。どうも最近電車の人身事故が多いようだ。そのために遅刻。……とにかく皆で、戯曲の世界に入ってゆかねば。全ての言葉を読み込むことが大事。……まだまだ寒くなるようだ。ニューヨークで頑張っているYORIEに「たぶんニューヨークの方が寒いだろうな」とのんきなメール送る。最低限の経験値と語学力、目的意識があってこその留学。仕分けやらをする人はわかっていないのだろうが、頑張るヤツは頑張ってるんだから文化庁在外研修制度はなくしちゃだめだよ。
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寒い雨

2010-01-13 | Weblog
今日から吉祥寺シアター3階の稽古場へ移動。3時前から矢内原振付稽古。ワルツに挑戦。8時まで粘る。6時から並行して美術打合せ。終えて明大前へ移動、5月公演に向けての打合せ。『ハシムラ東郷』が載った「せりふの時代」最新号が届いている。メールのやり取りも多し。
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外国から帰ってきた気がしない

2010-01-12 | Weblog
朝7時に成田着。10時に梅ヶ丘着。11時から衣裳打合せ。1時から稽古。夜はスズナリで桃園会を観る。外国から帰ってきた気がしないというよりは、外国に行ってきた気がしないと言うべきか。ずっと動き続いているというだけの話だ。
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マレーシアは今日も雨期だった

2010-01-11 | Weblog
今日も朝十時半から。雨は唐突に降ったり止んだり。今日のケータリングのチキンライスはまた違う店で、白飯であっさりしていておいしい。5分話すと政治談義になるというお国柄でもあり、受講者たちは真摯。夕方からのマレーシア劇作家たちの報告と討論は、英語力の乏しさゆえなかなかついてゆけないが、最後に締めの話をして終了。一応うまくまとめられたようだ。アイデンティティとは何か。誰もが問われる問題。……タクシーを呼び、空港で遅い夕食のカレー麺。夜十一時発で帰路機上の人となる。とんぼ帰りとはこのこと。
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ワークショップ始まる

2010-01-10 | Weblog
朝十時半開始。「CHAI」スタジオの裏部屋に寝起きしているので、会場まで十歩で着いてしまう。昼食はケータリングのチキンライス。夕方からマレーシア演劇の現状報告にバトンタッチ。夕食は地元演劇人お薦めのマレーシア風カレー店へ。みんな右手でじかに食べている。確かにうまい。その後、隣のバーに移りあれこれ話。「CHAI」に戻り、ジョー、松井さんとさらに深い話。あれこれ十二年前のことも思い出す。
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マレーシアは12年ぶり

2010-01-09 | Weblog
午前中、成田発。JALはすいているし、エコノミークラスは機内で新聞の配布もやめたという。大丈夫なのか。機内で韓国映画『母なる証明』を観る。……クアラルンプールは雨。雨期なのだ。ジョー・クカサスたちの劇団「インスタントカフェ」が運営するスペース「CHAI」に着いて、いきなり講演する。十一時まで。時差は日本より一時間遅れ。アジア劇作家会議のオブザーバー、フジール・スレイマンもシンガポールから来てくれる。コアなマレーシア演劇人8人と遅くまで話す。
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新年会

2010-01-09 | Weblog
稽古後、新年会。盛会である。インドネシアから一時帰国している小室紀子も登場。彼女は『南洋くじら部隊』で出会ったトニー・ブルールと結婚し、活動の拠点を移している。はせひろいち+桃園会も初日の劇場から戻ってくる。梅ヶ丘が一日じゅう賑やかな日だ。今年もよろしく。
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寅年で猫舌

2010-01-07 | Weblog
再度読み合わせ。その後、方向性を決めてゆく読み合わせに。……夜は下北沢。ずいぶん久しぶりにお好み焼きを食べる。私は基本的には広島焼きしか食べない。紅ショウガとマヨネーズは要らない。箸や皿を使わず鉄板からヘラだけで食べる。私は自分が猫舌だと信じているがこれをやっていると誰にもそう思われない。……スズナリで場当たり中の桃園会に差し入れ。それから演劇関係者諸氏に相談された会議。一日、自転車で行動。極寒でなく雨さえ降らなければその方がいいとあらためて思う。
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梅ヶ丘の日々

2010-01-06 | Weblog
自前の稽古場は、やはりほっとする。前半はワークショップ的な稽古。後半は矢内原美邦振付によるムーブメント。稽古後は劇団文芸部のうち二名と個別に話。人生相談よりも芝居の話ができる方が大事だと気づいてほしい。たいていのことは芝居そのものが私たちを助け、導き、問題を解決してくれる。信じることができない者は報われることもないという摂理は確かに存在する。……劇団〈桃園会〉メンバーが到着。今日から東京公演終了までのあいだ、彼らは梅ヶ丘BOXに宿泊するのだ。
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話は「聞くもの」

2010-01-05 | Weblog
稽古開始。冒頭シーンを当たる。まだ方針が固まらないが、要はまず戯曲に書かれている内容を咀嚼することだ。……舞台上に限らず「会話」とは「会って話す」だが、「会う」とは「互いに」ということだ。相手に通じてなんぼ、だ。自分が話したいことだけ一方的に話すのでは「会話」になっていない。だったらレポートを書いて出せばいいのである。相手がいる、つまり、聞いている者も話している、参加しているという状態が「会話」である。「話はするものではなく、聞くもの」としばしば口にする所以。ほとんど聞き役なのに話を進行させている、ということは自然にある。
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「ふぅーん」

2010-01-04 | Weblog
明治座『細雪』。四姉妹の艶やかさを楽しむ新春演目。第二次大戦に突入する社会背景。三女こんみさは個性が生き面白い。同様に独特のイントネーションの「ふぅーん」を口癖とする関西女性を私は知っている。こんみさとの再会は昨年の私の重大トピックスの一つ。しかし午前十一時開演というのは不思議な感覚。午後の部は四時から。長尺芝居を一ヶ月昼夜こなす商業演劇、タフである。……深夜、『余命一ヶ月の花嫁』DVDをようやく観る。廣木監督はテレビ局制作の大作でもしっかり廣木節。脱帽。
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ブルーフェイス

2010-01-03 | Weblog
『アバター』を観る。六本木の日本一大きなスクリーンという触れ込みの映画館だが全指定席で端っこのほうになり、かなり歪んだ画面。ちょっと詐欺のかんじ。中身は、宮崎駿アニメのあからさまな影響。ストーリーはご都合主義。ベトナム戦争の隠喩が指摘されているようだが、『ディア・ハンター』『プラトーン』よりジョン・ウェイン『グリーン・べレー』裏返し版と言うべきマッチョ志向。『ハシムラ東郷』で一年間アメリカ白人の「イエローフェイス」志向に取り組んだだけに、今回の「ブルーフェイス」には笑った。要するに、敵も逃げ場も見失った現代アメリカ人を慰める逃避的「貴種流離譚」である。『ターミネーター』もそういうところがあった。なぜあの白人が「神の木」に選ばれたか理由はまったく示されない。「選ばれた人は選ばれたからこそ選ばれた人なのだ」という同義反復に終始。ちなみに「神の木」はインターネットの喩であり、それが持つという「宇宙意志」を妄信的に賛美するのはいかがなものか。
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初心と一年の計

2010-01-02 | Weblog
「初心忘るべからず」は、実は世阿弥の言葉である(花鏡)。時の流れを感じ振り返るとき、思い出すべき初心があるかどうかはともかく、謙虚な気持ちにはなる。……今年は年男ということだ。不思議なことに寅年の仲間たちは多い。自分の半分の年齢の人たちがしっかり大人なのである。……「一年の計は元旦にあり」と言ったのが誰かは知らないが、今年はのんびりする時はしようと決めたのに。ともかく何時間か『アイ・アム・マイ・オウン・ワイフ』の台本をいじってしまう。
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