ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を西に出ます。
諏訪神社前のあぜ道を南に下り、山上城堀切外の農道を歩いてきました。
僅かですけど、紫ナバナが見られます。
今まではなかったような
来年は大繁殖かな?
2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります
いまひとたびの子犬もがな
11.6.22
ねねママさんからのお便り
実家のおうちの皆様、お元気でお過ごしですか?
実は、もっとずっと早くにお伝えしなければならなかったのですが、
こちらの感情でお伝えしにくく思い、時が経ってしまいました。
昨年の夏に、ねねを事故で亡くしていまいました。
本当に申し訳ありません。
亡くしてしまったことも、お伝えしなかったこともどちらも心苦しく
申し訳なく重ねてお詫びいたします。
雷が音が嫌いで、ゴロゴロ鳴り出すと途端に落ち着かなくなりソワソワウロウロ・・・
音が大きくなるとすがりついてくるので、いつも抱っこしていました。
その日は、散歩から帰ってリードを外したときにいきなり大きい雷鳴がなったようです。
パニックになり柵をこじ開けて道路の方へ走って出てしまいました。
500mほど走って、国道を横断してしまって車に跳ねられたようです。
私は仕事だったのですがすぐに連絡が取れ、職場の近くの病院に連れて行ったのですが、
肺の中での出血で呼吸ができないので蘇生処置もしていただきましたがダメでした。
外傷が全くなかったので、寝ているようでした。
自分でもなかなか人に言うのが嫌で、今でも詳しい話をしていると涙が出てきます。
まだまだ元気でいられたはずだったのにと思うと残念でなりません。
また、お父さんやお母さん、パパ・ママに申し訳ないです。
ですが、やはりまた、柴犬との生活がしたくもあります。
子犬の予定がありますか?
また、私どもに譲っていただくことに抵抗がないようでしたら、お知らせいただければ
ありがたいです。
勝手なお願いで申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
11.6
いまひとたびの子犬もがな
ねねママさんからの悲しい知らせだった
みんなショックだった
何度かメールのやりとりをして、もう一度七海にがんばってもらうことになった。
真冬の出産になるかもしれない
11.10.6(木)
フランケンとうさん
八月も終わりのある日、薄暗くなってサンダル履きでコジタバとお散歩に出たおとうたんは、転んで前歯を一本折り、歯で唇を切って帰宅した
唇がベロンとはがれ落ちそうになっていた
おかあたんは、「よけいなことしやがって」と、いつものように暴言を吐くおとうたんを無理矢理車に乗せて、やっと頼み込んだ歯医者に駆け込んだ。
先生もお手上げで、口腔歯科のある病院を紹介され、駆けつける。
いっぱいいっぱい糸がお口をはったフランケンとうさんができあがってしまった
先日やっと歯の治療に移り、小次郎とタバサとのお散歩も再開した
12.2.19(日)
七海の出産
昨日、七海は出産した。
幾日も、今にもできそうで、みんな疲れ果てたところだった。
初めての4名、そして全員黒柴だった
おっぱいが足りないのか、ぴぃぴぃよく鳴いていた。
おまけに夜になって、七海の顔には、しょぼしょぼの濁った目があった
おかあたんは夜間だけど、動物病院の先生に電話して大急ぎで出かけた。
子供たちは、「ママが、おかあたんと出かけてしまった」と大騒ぎ。
お留守番のおとうたんは、耳をふさぎたくなる。
「お医者に行こう。」というおかおたんの呼びかけに、七海は素直に出かけた。
よほど目がいたかったのだろう。
角膜が、異物が入って傷ついているとのことだった
目に二種のお薬を差し、注射をした。
今朝は目も澄んでいる。良かった
12.2.28(火)
ののこは涼しい顔
数日前、ののことサマンサは大立ち回りをした
七海の出産の関係で、しばらく僕とサマンサとののこでお散歩に行っていた。
僕ももちろん歓迎していたし、サマンサもかわいく思っていたようだ。
そしてあの日、ランで3名で日向ぼっこをしていてお部屋に帰るとき、あの事件は起こった。
ちょうど、おかあたんが、お昼をみんなに配っていた。
ランの出口に、サマンサとののこが駆けつけた
僕はもちろん後ろに控えた。
ランのドアは開けにくい
おかあたんは手間取った
サマンサもののこも譲らない
我先に、食べ物にありつこうとした
突然もみ合いになり、悲鳴が聞こえた
おとうたんも駆けつけた。
なんと七海まで、赤ちゃんをほっといて駆けつけてきた。
七海をやっとの事で家の中に戻し、おとうたんがののこを助けようとすると、下に組み敷かれて悲鳴をあげていたのはサマンサであった
やっとの事で分離させられたサマンサは、ビッコをひいて、おまけに左足がつけない
ののこはしてやったりと涼しい顔
タバサはシーンとしていた
お姉ちゃんに、順位逆転を仕掛けたらどうなるか
今までは弱いと思っていたのに。
小次郎も僕もやっぱりシーン
ののちゃんこわ~い
12.4.5(木)
おおたか事件2
昨日の昼下がり、赤ちゃんたちと七海はランにいた。
何かくちばしの長い鳥が、木の上から子犬たちを襲おうとした
おとうたんは背を向けて、何か作業をしていた。
僕たち大人は声を限りに叫んで、子犬の危機をおとうたんに知らせた。
七海は空に向かって吠えた
子供たちは右往左往、ママのそばに寄るとか、ガゼボにもぐ込むとかできなかった
そういえば、僕が赤ちやんの頃、似たようなことが起こった。
木蓮の大木につながれた僕に、突然黒い影がさした。
おとうたんが見上げると、大鷹が急降下の姿勢をとろうとしていた。
間一髪、僕は生き延びた
ひめちゃんきょうだいは、ねねねーちゃんの死によって、この世に誕生することになりました。
ねねの死は、本当に悲しい事だけど、ひめちゃんたちが生まれて本当によかった。
この世には、不思議な巡りあわせというものがありそうです