ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を西に出ます。
諏訪神社に寄ります。
あれ、大灯籠に獅子がいる
左の大灯籠にも獅子がいます
今まで見落としていました。
ほんとうに大きい灯籠です
あちこちのカテゴリーに散らばった、上野国山上の行仙上人著『念仏往生伝』関係の記事を、集めて編集中です
「念仏往生伝」第27話は、上野国淵名庄波志江市小中次太郎母 です
第廿七 上野国淵名庄波志江市小中次太郎母
年八十二。建長六年(甲寅)春往生。兼十七日。高声念仏不懈。最後臨終。端座合掌。金色光明。遙自四方。徹葦墻二重而照。又人々見紫雲瑞 。莫不稱美。
まず、題名の人物名は、なんと読むのでしょう?
主人公は、上野国淵名庄波志江(こうずけのくにふちなのしょうはしえ)の人であるのはわかります。
波志江は、現在伊勢崎市です。
2020年の8月、波志江の風景が欲しくて、波志江沼(はしえぬま)に行ってきました。
付近は何度も通っていますけど、寄るのは初めてです。
下沼の南駐車場から散策開始です。
なんと沼のほとりの説明板に、上野国淵名庄波志江市小中次太郎母の話がありました
波志江沼が、いつごろ築造されたか不明ですが、波志江という地名の歴史は古く、神奈川県立金沢文庫に所蔵される『念仏往生伝野中に、「上野国淵名庄波志江ノ市小中次太郎の母、年八十二歳、建長六年(1254)に往生云々」と記述があり、その頃、この地域に市が立っていた事が知られます。
「波志江の市」ですか
まさか彼女の名を目にするとは思ってもいませんでした
下沼にかかるあの橋を渡ってみましょう
沼の向こうには、赤城山が見えます
あの山の麓・山上の窪井(くぼい)に行仙上人がいたのです
橋の上からは、赤城山がきれいに見えます
反対側(南側)には、さっきの説明板だと、弁天島です。
現在の島は、公園化に伴って、再構築されたとありました。
わー、何かいる
烏ではなさそうです。
祠もありそうです。
渡りきってから橋の名前を確認です。
「はしえふれあいはし」です。
今回は北半分を歩きます。
沼の畔をあるくと、広場があって、個性的な遊具がいろいろあります。
これはなんとなく童話の世界というイメージです。
こんな表示もあります。
気を付けましょう。
おや、シラサギかな?
沼の北方は蓮とか葦の類いが群生しています。
西側に回り込みます。
歩いています
今は水位が低いのですね。
人間だけでなく、野鳥にとっても、憩いの場であるようです
そのまま沼畔を下ります。
おや、石宮様がいっぱいです
薬師如来様もあります。
失礼します。
かなり古いお方のようで、お姿がわかりません
でも、『念仏往生伝』波志江の老女に思いを馳せながら、合掌
来て良かった波志江沼でした
おや、こんな表示も
ということは、犬の散歩OKですね
そのうち、タバサちゃんも一緒に、又来ましょう
(つづく)