黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

白柴タバサちゃんの女渕郷・千手院参拝記

2021-03-30 19:26:32 | 群馬県・旧勢多郡

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を北に出ようとしました。

ひめちゃんが、いつもは通らない道を主張して譲りません。

案外ガンコです

何もない道だけど、誰か通ったのかな?

赤いヤブツバキの花々、黒柴ひめちゃんといいコラボです

たかがヤブツバキ、されどヤブツバキ、赤いヤブツバキの花もきれいです

 

 

 

(3月24日)女渕城龍光寺曲輪の龍光寺から南に下ります。

細道の先に、お寺があります

千手院(せんじゅいん)です。

欄間彫刻が文化財なのですね。

粕川村時代のスタンプラリーの名残があります。

 

本堂の前には、修業時代の弘法大師です。

真言宗のお寺です。

タバサねーちゃんも一緒なので、ここで合掌

 

大きな宝塔もあります

あたちと比べると大きさがわかるよ

 

りっぱな墓標もたくさんあります。

確かに、ゴミは持ち帰らないといけませんね。

 

桜と本堂、いい感じでコラボしています

桜が似合う古刹です

 

さて、本来の参道を南に行ってみます。

六地蔵です。

その後ろのお地蔵様、赤ちゃんを抱いてます。

水子地蔵かな?

 

奥には、赤い屋根の古い建物があります。

タバちゃんの足が心配なので、覗きませんでした。

近くに薬師堂跡の表示がありました。

 

参道入り口の県道まで下ってきました。

あのガソリンスタンドは見覚えあります

古い石仏も並んでいます。

 

振り返って参道です。

いい感じで、桜の千手院です

山号は、大悲山ですね。

 

前の県道3号線を走っていると、古びた水子地蔵尊の看板が目立ちます。

かつては、水子地蔵尊に多くの人が詣でた事があったのでしょう。

 

『ぐんまのお寺 真言宗Ⅰ』(上毛新聞社平成13年)に、千手院ありました。

千手院は開山光字僧正が建長五年(1253)8月14日に創建したと寺に伝わる。

創建時の寺は現在地ではなく、寺の南方500mほどの所に千手院故地の伝承を持つ場所があり、近江堂と呼ばれている。千手院の故地は近江堂沼の南にある畑地で以前は山林であったが昭和10年(1935)ごろ開墾されて畑地となった。この開墾時に古い石塔、供養塔などが数百個散乱して出土した。その中に板碑が十数枚出土した。板碑は散乱してしまったが、嘉歴3年(1328)正慶2年(1333)康安元年(1361)応安元年(1368)など鎌倉時代から南北朝にかけての年号を持った板碑が出土している。これらの板碑が近江堂の地を千手院の故地と決める資料にはならないが、寺の故地の伝承を有力なものとしている。千手院は万治元年(1658)い火災に遭い、古文書などを焼失してしまい、由緒がはっきりしない。

 

建長年間(1249~1256)の赤城南面は、行仙上人を中心とする念仏往生を願う人びとがいっぱいいた時代です

そのころ創建されたという伝承があるのですね

 

さて、女渕城の駐車場に戻ります。

タバちゃん、ここで帰ったら「山までは見ず」だね。

ちょっと女渕城の本丸に寄って行きましょう

おでかけ楽しいけど、ちょっと暑いね

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白柴タバサちゃんの女渕城龍光寺曲輪・龍光寺参拝記

2021-03-29 20:49:45 | 群馬県・旧勢多郡

とても暖かい朝でした

ひめちゃんと獅子丸は、第一陣でおとうさんを連れて出かけます。

今朝は、みんなのお部屋を、春バージョンに変更です

ハウスに懸かっている毛布を外し、ハウスを前に出し後ろに空間を作ります。

 

タバサねーちゃんは、待ちくたびれています。

タバサねーちゃんは小次郎パパと、堀之内を西に出て諏訪神社の向こうを目指します。

浅間山の雪も消えかかってます

 

 

(3月24日)タバサねーちゃんと、御霊神社を訪ねました。

ショッキングピンクのツツジが満開です

桜も大分咲いてきました

神社前の橋を渡って、南の方に行ってみます。

 

少し行くと、お寺がありました

曹洞宗・龍光寺(りゅうこうじ)です。

 

山門脇のお地蔵様、かなりクラシックです。

 

おや、むこうにもお地蔵様が見えます。

左のお地蔵様、かなりクラシックです

でもお顔と体がミスマッチな感じもあります

 

 

境内を川が流れ、橋の付近に和尚さんです。

「こんにちは。境内を散策させて頂きます

「どうぞ。」

 

 

鐘楼堂の天井、もしかしたら天井絵があったかな?

 

本堂ですね。

隣は庫裏ですね。

以前は茅葺きだったのかな?

 

本堂のすぐ横から墓地です。

 

タバサねーちゃんは、クンクン情報収集です。

何か出現したかな?

 

りっぱな和尚さんのお墓や宝篋印塔もあります。

 

 

帰り道、川の付近でまた和尚さんに会います。

「あのう、御朱印は出ますか?」

「うちはやってません。」

「古いお寺なんですね。」

「はい、戦国時代末期に豊川稲荷から人が来て始めたのです。」

「そうですか。ありがとうございました

 

 

行きには理解できなかった、山門近くの「豊川天」の石柱が、やっと理解できました

でも、豊川天なかったよね

どこにあるんだろう?

 

『ぐんまのお寺 曹洞宗Ⅱ』(上毛新聞社平成15)に、龍光寺ありました

龍光寺は粕川村女渕にある村指定史跡女渕城跡の一郭龍光寺にある。~(中略)~伝承や調査などから、龍光寺は当初、臨済宗の寺として字木下の地に創建された。戦国時代末女渕城主だった新井氏により、城郭の一角に菩提寺として移され、曹洞宗に改宗されたと考えられる。~(中略)~開基の新井刑部は江戸時代中期の儒者、政治家の新井白石の祖であると『折たく柴の記』にある。開基夫妻の墓碑は歴代住職の墓石の中にある。

 

そうだったんですか

あの宝篋印塔のどれかかな?

 

また、豊川稲荷について同書は、

境内の西北に荼枳尼天(だきにてん)を祀る豊川稲荷がある。開山ゆかりの豊川妙巌寺から勧請した。例祭は五月五日である。以前は五月一日ー五日間の祭りで、飾り人形や、からくり人形が飾られたり操られたりした。また、露天商が参道に並びにぎやかであった。

そんなに賑わっていた時代もあったんですね

またそのうち、捲土重来を期しましょう

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南勢多郡の廃寺・正法院の面影を求めて(女渕城址公園と御霊神社)

2021-03-28 19:26:53 | 群馬県・旧勢多郡

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を北に出ます。

耕作放棄地のアブラナをもいっぱい平らげて、意気揚々とお散歩のはずでした。

あれ、ミックス犬を連れた老人と子どもがやってくる

同じ進路を取ります

 

急遽近くの墓地に避難です。

ここには、ずーっと気になっていた石殿があります。

どなたかおいでかな?

おいででした。

お二人って、どなたとどなたでしょう?

手に何を持ってるのかな?

とにかく合掌

 

川(用水路)縁の桜を見ながら帰ります。

きれいだね

ひめちゃんは、ナズナの花粉をいっぱい付けて帰ります。

葛塚の桜は満開です

赤城山は、その姿を現しませんでした。

 

 

 

女渕城(おなぶちじょう)の縄張り図です。

(『群馬県の中世城館跡』群馬県教育委員会 1988)

 

この御霊神社の南に、南勢多郡の廃寺・正法院はあったということです。

「南勢多郡の廃寺」(群馬県勢多中部仏教会 平成23)に、

正法院(宗派不明)

(前橋市粕川町)女渕殿原に存在した。御霊神社の南にあり尼寺であったと伝えられているが、寛保2年(1742)『前橋藩領内寺院本寺并所附帳』や明治11年(1878)い内務省地理局へ出された『上野国郡村誌』に記載が無いことから、この間に創建されやがて廃寺になったものと考えられる。

 

さて、女渕城の桜の様子をみながら、行ってみましょう

(3月22日)本丸を望む位置に立ちました。

さすが水の城ですね

桜はまだのようです。

 

南の公園も確認です。

少し開花しています

向こうに見えるのは、榛名山です。

さっきの縄張り図だと、ここは大きな丸い沼です

いつ埋め立てたのでしょう?

 

 

さあ、隣の御霊神社に行ってみましょう

参道ではなく、脇から(裏参道?)入ります。

右手には、たくさんの石宮です。

赤い椿の落花と、いい雰囲気でコラボしています

 

鳥居の下の川まで行ってみます。

女渕公会堂の左あたりに、正法院はあったはずですけど

ちょっと行ってみましたけど、ひたすら人家でした

南勢多郡の廃寺・正法院の面影なしです

 

神社前のこの川は桂川(かつらがわ)、橋の名は殿原橋(とのはらはし)です

帰りに確認しました。

 

それでは鳥居をくぐって、村社・御霊神社に参拝です。

 

階段を上がります。

左には、女渕公会堂です。

明るいショッキングピンクのツツジがきれいです

桜はまだ咲き始めで、まだ蕾が多いですね。

 

二の鳥居の額は、御霊宮です。

ちょっと横にそれて、ツツジメインで

拝殿で2礼2拍1礼で参拝です

本殿も初めて、ちょっと拝見

また近いうちに、訪問します

 

帰りに渡った橋には、桂川、殿原橋の名がありました

この日は、地元のおじさんが草むしりをしていたので、カメラを向けられませんでした。

写真は、後日タバサねーちゃんと訪問したときです。

殿原の殿原橋です

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ひめちゃんと獅子丸の陽春の山上城散歩(羽生衆の旅の目的地)

2021-03-26 20:23:07 | 群馬県・旧勢多郡

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内をでて、諏訪神社前を下ります。

久しぶりに山上城に寄って行こう

本当に久しぶりだね

この前は何時だったっけ?

 

この向こうあたりが本丸だったよね。

 

山上城は、南北に細長い城で、本丸は北の方にあります。

縄張り図を、確認しましょう。

(『日本城郭体系4』より)

東隣の常広寺の開基・本橋院殿の供養塔から入って南側が本丸です。

桜が咲いています

その昔、常広寺で、たくさんの苗木を植えたという話です。

桜が咲いているうちに、本丸も登城したいものです。

 

ひめちゃんたちが来た道を振り返ります。

突き当たりの右上あたりが、寺名の由来、僧・常広がいた坊があったという丘です

右の高い所は、帯郭のようです。

前掲書によれば、

北から北郭・本丸・二の丸・三の丸の順に並び、周囲に腰郭・帯郭を配し、西に空堀を隔てて帯郭が付く。この空堀は長さ400mの堀内道であって、赤城南麓の城の慣例を示す。

赤城南麓の城の慣例ですか、知りませんでした

 

さて、南に向かって、下ります。

 

西の風景です。

向こうに見える建物は龍源寺、その向こうの森は膳城です。

 

さて、二の丸前に入る道があります。

左折すると、空堀です。

北の空堀です。

南の空堀です。

ここは紫陽花の小道になってます。

この空堀は長さ400mですか

赤城南麓の城の慣例を示すって、ほかにもあるんだ

 

獅子くん、かゆいんだね。

でも、シャンプーはもう少し温かくなってからね

 

南側の三の丸跡が、一般的には城跡公園と認識されているようです。

ここで「山上道及のいたお城でーす」と感激して帰ってしまう人もいます。

余計なことですけど、山上道及は、最近では実在が否定されていますね。

こちらは犬の散歩歓迎されないので、ちょっと覗くだけです

 

天正2年(1574)閏11月、羽生城を捨てた羽生衆千余人が山上にやって来ました。

そして、山上城・葛塚城・膳城に別れて暮らしたと言います。

当時の人口から考えると、民族大移動のようです。

元々の山上の住人はどうしたのかな?

 

道の北側は、二の丸です。

数年前まで、毎朝、常広寺学園・城山幼稚園の子供達の姿がありました。

 

東にぬけると、常広寺の山門です。

本堂前の桜も満開のようです。

今朝は寄らないで帰りましょう。

桜が散らないうちに、こちらから本丸跡に登城したいなあ

 

本丸跡の桜を眺めながら帰ります

赤城山は、霞んでいました。

 

またまた、道草です。

獅子くん、器用に茎をちぎって、アブラナに食い付きます。

ひめちゃんも、しっかり食い付きます。

 

庚申塚古墳を通って帰ります。

今朝も手を握り合っている双体道祖神です

そのお隣の小さな馬頭観音、しっかり手を合わせています

ここにはたくさんの石造物があります。

石はよそから運んでこないでしょうね。

だとすると、ここの石造物は、元は古墳の石だったことになります

じゃあ、古墳は元はどんな形をしていたんだろう?

 

さあ、早く帰ってご飯にしましょう

 

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弥生つごもり花盛りのムーハウスガーデン

2021-03-25 19:23:36 | 日記

ひめちゃんと獅子丸は、第一陣で出発しました。

ハイシニアの小次郎パパとタバサねーちゃんは、第二陣で出ます

諏訪神社に桜が見えます。

鳥居をくぐって、階段を登ります。

タバサねーちゃんは、軽快に登ります

パパは、やっと登りきりました。

 

大きな桜の木は切り倒されてしまいましたけど、灯籠脇の2本は残されたようです。

 

タバサねーちゃんとパパは、蕨沢川沿いの道を帰ります。

行く手に、しだれ桜です。

桜を愛でるお散歩楽しいね

 

 

 

ひめちゃんちのガーデンは花盛りです

ひめちゃんちには、ずっと昔、グレーのペルシャ猫・ムーちゃんがいました

なので、ひめちゃんちのガーデンはムーハウスガーデンなのです

 

杏の木の下に、かわいく可憐に咲きました

寒さのダメージは受けていません。

 

こちらも寒さのダメージを受けていません。

きれいに咲きました

 

華やかな最近の品種でしょうか?

ちょっと頭が重そうです。

 

こちらも新しい品種のようです。

華やかだけどはかなそうで、いい感じです

 

珍しく八重のクリスマスローズです。

地植えで頑張ってます

 

花盛りの水仙です。

花盛りは、ほんに華やかです

 

この椿は、花と言うより、葉っぱがみそです。

金魚葉(きんぎょば)です

 

こちらは、今ではごく普通の水仙です。

でも、なんとなく和みますね。

 

ちょっと寒さに負けてしまいました。

でも、頑張って咲いています

 

はかなそうですけど、寒さ負けてません

 

今は椿と水仙の花盛りです

 

草むしりをしていると、実のならないリンゴの木に訪問者です

ジョウビタキかな?

 

酒中花です。

江戸時代からある品種だそうです。

ほろ酔い加減で、ちょっぴり赤くなって

 

超大輪です。

花びらも重なっていて、思うように開花できないみたいです。

寒さに弱いかな?

 

こちらは寒さに強いようです。

燕返しかな?

今春初めての開花です。

たくさんの蕾が上がっています

 

右のは新品種かな?

 

こちらも新品種かな?

あれ右の子、こんな水仙あったかな?

一瞬水仙に見えましたけど、ヒヤシンスでした。

隣にもきれいに咲いています。

黄色いヒヤシンスということになるのかな?

 

ムーハウスガーデン、まだまだいろいろな花が咲いてきます

 

 

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