黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

日光裏街道総集編27(馬場宿・大灯籠と稲荷神社)

2023-10-26 20:37:55 | 日光裏街道総集編

おかあさんは、久しぶりに一昨日から仙台に行ってきました

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、よい子でお留守番ができたようです

人々が動いています

たくさんすぎる人出です

昨日は仙台から高速バスで平泉に行く予定でしたけど断念、仙石線・仙山線での移動で観光してきました

 

おととしの10月のひめちゃん&タバサねーちゃん&獅子丸です。

山上の薬師の道、獅子丸が大好きだったブロッコリーが植わってます。

最近はなかなか薬師の道まで行けませんけど、どうかな?

 

 

 

日光裏街道室沢宿の西、馬場宿に大灯籠があるというので、室沢の全徳寺から足を延ばします。

日光裏街道・県道333号線を走っているだけだと、目に入りませんけど、信号・馬場宿を右折北上するとまもなく、超特大の灯籠が出現します。

確かに大きいです

 

おや、右奥に神社が見えます

もしかしたら、右の道は参道の名残?

 

行ってみましょう

すれ違いが難しそうな細い道です

 

まもなく、道ばたに石造物です。

天満宮がありますね

 

ンスのすぐ向こう、鳥居の右前に三面六臂の馬頭観音があります。

神社には、お掃除をしている人がいます。

「こんにちは

「りっぱな馬頭観音ですね

「そのうち、そこの枝を下ろすから、また来てください」

「はい、でもなんとかお顔が拝めそうです

丁寧に作られています

そのうちに、又伺いますね

合掌

 

 

この一帯に石仏・石造物が、たくさんあります。

説明板もあります。

江戸時代になると、馬頭観音は農耕馬などの動物の守護神として、また旅の安全を守る菩薩として広く信仰を集め、各地で馬頭観音が作られた。

 

あ・うん石仏です。

どちらが「あ」で、おちらが「うん」かな?

 

その隣は馬頭観音かな?

石造物がいっぱい転がってます

明らかに破壊された痕跡があります

僧形の墓石もあります。

意図的に壊されています

明治の廃仏毀釈の嵐が吹き荒れた時かな?

ということは、ここは神仏習合のパワースポットだったかも

 

大きな石殿もあります。

むこうに鬼子母神もあります。

石殿の中にも、小さな石仏です(写真はボケボケでした)。

 

石殿の隣に鍵のかかった小さな建物があります。

中には、たくさんの石仏です

ちいさな石仏もいっぱいです

ここは、こんなにも祈りの造形に満ちた空間だったのです

 

さて、鳥居から神社を参拝しましょう。

石橋があります。

ここから神域ですね

 

 

(つづく)

 

その後、再訪しました。

昔の街道沿いの馬場稲荷神社

三面六臂の馬頭観音にかかっていた杉の枝は切り取られて、すっきりとしていました

 

 

 

初出   2021.01.05

改稿   2023.10.26

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日光裏街道総集編26(鼻毛石の赤城寺)

2023-10-19 20:02:56 | 日光裏街道総集編

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、夕方、笠懸(みどり市笠懸町吹上)のひまわり畑に行ってきました

今期2度目の訪問です。

ひめちゃんは、朝から「お出かけしようよ

午前中は人間の用事があったし、昼間は暑いしで、夕方のお出かけになりました。

ひまわりは盛りを過ぎていましたけど、何人もの人が訪れていました。

毎年20万本のひまわりを咲かせる地域力に脱帽です

 

 

 

この記事の初出は、2020年12月11日です。

その日の、ひめちゃん&獅子丸&タバサねーちゃんの昼散歩からの帰りの写真が、記事の中に残っています。

獅子くん、元気いっぱいで、実家の生活を謳歌していました

タバサねーちゃんも、まだ若かった

 

 

 

地図の55番・引き爪不動尊から県道に戻ります。

種子十三仏塔の脇から、56番・赤城寺(せきじょうじ)境内に入ります。

 

何度か来ていますけど、こちらから入るのは初めてです

赤い屋根の本堂の赤城寺です。

宝篋印塔や五輪塔があります。

りっぱな和尚さんのお墓もあります。

かつては、かなり大きなお寺だったのでしょう。

 

 

ちょっと地味な感じですけど、これが有名な史跡ですね

覆屋の中は、六地蔵の石幢です。

おや、なんだか変です

六地蔵の石幢と併記されている北爪将監(きたずめしょうげん)の供養塔、何処にあるのでしょう?

覆屋の隣が空いています

ここにあったような気がします

 

首をかしげながら、本堂前で参拝です。

おや、何かあります。

何かが変わり始めています。

時節柄、御朱印をと声を掛けるのは控えておきましょう。

いずれそのうちに

 

 

本堂左前のお地蔵様の前に、説明板です。

北爪将監は、戦国時代末期の小田原北条氏に仕えた鼻毛石出身の豪族とあります。

北爪将監は、女渕地衆と呼ばれる人々を率いて女渕城を守ったとか、山上城攻撃に戦功があったとも言います。

戦国の世が終わって、この地に土着したのですね。

 

振り向くと、ありました

そういえば、この方もご一緒でした

供養塔とお地蔵様、本堂右前に移されていたのです

 

後ろからの景色です。

風景に馴染んでいます

本堂の前方から見ても、周囲に馴染んでいます

灯籠の奥で、全く目立ちません。

聞くところによれば、古い時代の石造物は、接着を壊すのが比較的やさしいそうです。

現代はセメダインで接着されているので、接着を壊すのはとても大変だそうです。

作業用のトラックがあります。

何か作業中のようです。

 

 

県道脇の駐車場に戻ります。

門柱に、「八幡山」「赤城寺」とあります。

 

左の門柱の奥に、石造物がいくつかあります。

そのなかで、特にこの方々が目立ちました。

何様だろう?

初めて気がつきました。

 

小次郎パパのふるさとの赤城寺、何度か来ても新発見があります

 

 

 

今年の夏、何度かこの辺りに行きました。

けれども、赤城寺では、あいにくいつも法事があったようで、人が大勢いました。

境内を散策することを遠慮しました。

「爪ひき不動尊」の幟が何本も揚がっていましたけど、御朱印をとも言えませんでした

また、そのうちに訪問してみましょう

 

初出 2020.12.11 カテゴリー群馬県・旧勢多郡

改稿 2023.10.19

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2004年師走の出来事・その2

2023-10-15 20:07:59 | 黒柴三四郎の独り言2023

先日、獅子丸のお部屋を大掃除して、昨日ぬいぐるみの獅子くんを迎えました

 

お部屋に入る前に、ひめちゃんとタバサねーちゃんにご挨拶です

ひめちゃんは、尻尾を振って鼻を突き合わせました

歓迎しているようです

タバサねーちゃんは、興味がないようです。

 

獅子くんのお部屋が、明るくなりました

 

 

 

 

2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります

 

04.12.20(月)   おとうたんの一時帰宅

おとうたんは、18日のお昼ころ、一時帰宅した。

おかあたんが病院まで迎えに行くと、ベッドが4つになっていた。

年末のせいか、それともみんな良くなっているのか、次々と退院している。

おとうたんも、24日には退院するのだとか

 

そのとき、僕はミニドッグランにいた。

サマンサとナナちゃんは、それぞれお部屋にいた。

 

おかあたんの車が帰ってきて、おとうたんが降り立ち、「三四郎」と僕の方にやってきた

 

サマンサもナナちゃんも、誰が来たのかすぐわかっって、大感激

 

おとうたんは、「隣のジジ・ババに挨拶だけしてくる」と、行ってしまった。

おとうたんが、「バアちゃん」と呼んでも、バアちゃんは誰だか、なかなかわからなかった

ジイさんは、目もろくに開けなかった

最愛のジジ・ババの反応に、おとうたんは少なからずショックを受けた

 

まもなく、その隣のおばちゃん(おとうたんの姉)が、青ざめた顔でやってきた

彼らには、もう帰ってこないと信じ切っていたおとうたんが帰ってきたのだ

 

おとうたんは、そうそうに僕のいるミニドッグランに戻ってきた。

おかあたんは、サマンサ、続いてナナちゃんも入れた。

みんな人間とは反対に、大感激して再会を喜んだ

おかあたんは、ペットがよく写るカメラとかで、一生懸命シャッターチャンスを狙っていた

 

 

 

04.12.25(土)   退院は大安を選んで

おとうたんは昨日退院してきた

でも、今だに、おかあたんが毎日会いに行っていたことを認めない

2~3日だったのが80%くらい来ていた」と向上していたけど。

いつになったら、おかあたんが毎日来ていたと認めるのかな?

 

昨日はクリスマスイブとかで、病院のお昼はクリスマスメニューだった

おとうたんは、クリスチャンではないけれど、クリスマスメニューをたべてから退院した

不二家のショートケーキとローストチキンが付いていたんだと

 

夕方には、おとうたんの職場の人たちがお見舞いにやってきた

大安だったせいか、笠懸のおばちゃん(おかあたんのいとこ)も来てくれた

 

みんな大安にこだわるみたい

無宗教のおとうたんも、実は一時帰宅に大安の日を得編んだり、退院の日も大安にした。

「入院は大安を選んでできないから、退院は大安を選ぶ」んだそうだ

 

 

 

 

 

義父母や義姉は、おとうたんは死んでしまうものと信じ切っていたようです

かつては、くも膜下出血などというと、そうだったのでしょう。

そして、彼はもう帰って来ないと信じ切って、いろいろ行動していたようです

自己の願望・保身に忠実に行動する、実に素直な人たちだったのです

彼らの期待を裏切ってしまいました

その後は、実にいろいろありましたけど、犬たちがいてくれたので、今日まで生きられました

黒柴家族によって生かされてきました

みんな、ありがとう

 

 

 

 

 

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2004年師走の出来事・その1

2023-10-10 15:54:05 | 黒柴三四郎の独り言2023

ひめちゃんとタバサねーちゃんは堀之内を西に出ます。

用を済ませたタバサねーちゃんは、先に帰ります。

ひめちゃんは堀之内の西側を歩いて、赤柴の老犬・プーちゃんの前を通って帰りました

プーちゃん、いったいいくつなんだろう

かなりの高齢犬だと思います。

七海ママ&小次郎パパと同世代かな?

 

いろいろ整理していたら、手書きの2004年の冬12月の記録が出てきました

ちょうどおとうさんがくも膜下出血で入院していて、退院間近の日々の記録です。

あのころはまだ手書きで記録して、それからパソコンに入力していたのです。

パソコンに入力されて、三四郎が語ってくれた部分もありますけど、4日分だけ入力されていませんでした

厳しい話も入ってますけど、貴重な記録です。

是非、残しておこうと思います

 

 

 

2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります

 

 

 

04.12.14(火) 外泊許可

僕とサマンサとナナちゃんは、今日も午前中、みんなでラン(ミニドッグラン)に出してもらった。
3名で、ガゼボの周りを何度も追いかけっこした

おとうたんは、お医者さんから外泊を勧められた。
「刺激が必要なんだ」と。
おかあたんも。「週末あたり考えましょう。」と言う。

おとうたん&おかあたんは、お医者さんの話を聞いた後、病院の8階の食堂でコーヒーを飲んで、この間(おとうたんが倒れてから)の事をいろいろ話した。
おとうたんは、遙か下の駐車場にあるおかあたんの車もわかったみたいだ
いずれにしても近いうちにおとうたんは一度帰ってくる

 


04.12.16(木) あなた以外にいないでしょう

昨日、タイヤをスタッドレスに替えたおかあたんは、ガソリンスタンドで空気圧を調節してもらった。
帰ってきて、モクレンの木の下にバックしていたとき、何かを踏んだ
落ち葉の山の中に、古い農具があった
右の後輪を見ると、空気の出ている音がした
慌ててスタンドに逆戻り、修理してもらった。

落ち葉の中にホウキがあるならわかるけど、どうして先のとがった農機具があるの?

家に帰ると、隣のばあちゃんが覗いていた。
おかあたんが農具を帰すと、「まあ、だれがこんな所に置いたんだろう?」

おかあたんは、「あなた以外にいないでしょう」と言いたかったけれど、やっとの事でその言葉をのみこんだ。

よい天気で、みんなでランで遊んだ

夜は急に寒くなった。


おとうたんは、18日のお昼頃に一時帰宅で帰るそうだ
そして20日の朝、病院に戻るんだと。
24日には退院予定だってさ

 

(つづく)

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日光裏街道総集編25(赤城寺の十三仏種子と弘法の爪ひき不動尊)

2023-10-06 20:22:27 | 日光裏街道総集編

風の冷たい朝でした。

15歳になって緑内障のタバサねーちゃんは、遠出を好まなくなってきました。

ひめちゃんは、諏訪神社の向こうの高台まで行ってきました

この夏は、どこも雑草がよく伸びて、お散歩困難な所がたくさんありました。

山上の元蓮田がどうなったか確認したいのですけど、ちょっと行けませんでした。

 

2020年12月、鼻毛石(旧勢多郡宮城村鼻毛石)を探訪した頃の、小次郎パパです。

パパは14歳半、今のタバサねーちゃんより若かったんですね。

まだまだ、歩けました

 

 

 

 

小次郎パパのふるさと・鼻毛石の八幡神社から県道に戻ります。

赤城寺(せきじょうじ)の方に曲がると、すぐに目立つ石があります

赤城寺の駐車場にちょっと失礼して、歩いて戻ります。

大きくどっしりした石造物です

何度も通っていますけど、初めて気づきました

「赤城寺の種子十三仏塔」とあります。

 

種子とは、密教で仏・菩薩などの諸尊や事項を象徴的に表す梵字のことだそうです。

十三仏とは、室町時代に成立した信仰で、閻魔王を初めとする冥土の裁判官である十王と、その後の審理(七回忌・十三回忌・三十三回忌)を司る裁判官の本地とされる仏だそうです。

 

横に「南無三界萬霊」の文字があります。

その下に、文字がありそうですけど、ちょっと分かりません

 

十三仏塔は供養塔の一種で、初七日から三十三回忌まで、十三回の供養を生前に供養する仏教行事でもあるようです。

隣の動きのある石造物は、庚申の文字がうっすらと見えます。

まあ、とにかく合掌

 

 

道の反対側に、「弘法大師伝説の石 爪引き不動尊⇒」と表示があります。

弘法大師が爪で描いたお不動様があるんでしょうか?

行ってみましょう

 

まもなく、パワースポットの雰囲気の場所になります。

二十三夜塔の勢至菩薩は目立ちます

鼻毛石の女衆が集まって、二十三夜の下弦の月に祈りを捧げたんですね

 

史跡の表示のポールが見えます

不動明王らしき方もいます

確かに石から掘り出しているという感じです。

でも、引き爪つまり線描というには、ちょっと立体的すぎるかな?

 

でもでも、ここには灯籠があります。

不動明王、願主などの文字が見えます。

ここはパワースポットです

とにかく合掌

 

小次郎パパのふるさとには、人々の願いのこもった石造物があります

 

 

 

この夏、弘法の爪ひき不動尊も再訪しました

赤城寺に、弘法の爪ひき不動尊の幟が何本も旗めいていました。

御朱印が出るのかなとも思いましたけど、法事があったらしく大勢の人です

邪魔にならないように、爪ひき不動尊に参拝しようとしましたけど、草に埋もれてお姿が見えませんでした

 

 

初出 2020.12.09   カテゴリー群馬県・旧勢多郡

改稿 2020.10.06

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