いくぶん寒さが和らいだ朝です
ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を西に出て、諏訪神社の前のあぜ道から、山上城に入ります。
堀切を歩いて、ロウバイが満開の三の丸を通って帰りました。
2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります
04.10.23 (土)
地震恐い
おとうたんは、昼頃、病院から帰った。
退院だって
僕とサマンサ、ナナちゃんも大歓迎した
夕方6時頃、おとうたんとおかあたんは、夕食を食べに出かけようとしていた。
突然、グラグラと大きな揺れが来て、結構長く続いた
僕やサマンサは、静かに収まるのを待っていた。
ナナちゃんは不安におびえて、おかあたんと手をとりあっていた。
とりあえず収まったので、おとうたんおかあたんは出かけてしまった
また大きな揺れが来て、ナナちゃんは悲鳴を上げた
おとうたん・おかあたんが帰宅後も、何回か揺れた
でも、今度はおとうたんと一緒に長座布団に横になっていたので騒がなかった
この地震は、新潟中越地震というんだそうだ。
04.10.24(日)
夜泣き
ナナちゃんは今日から外犬になった。
というか、されてしまった
おとうたんが退院したらと聞かされていたけど、ナナちゃんにはショックだった
朝、みんなで(ナナちゃんも一緒に)お散歩に行ってきてから、おとうたんはナナちゃんのサークルを外に出した。
ナナちゃんは、朝ご飯を食べなかった。
心配したおかあたんに、缶詰ご飯にしてもらって、やっと食べた。
昼間はなんとかしのいだけど、夕方から「どうしてこんな目にあわせるのよ~」と泣き続けた。
04.10.26(火)
冷たい雨
朝は、みんなでお散歩できたけど、間もなく本降りの雨になった
ナナちゃんには、外犬になって初めての雨だった。
ちっちゃな体には、この雨に当たるのはちょっとよくないということで、ナナちゃんは、昼はドッグランでオシッコを済ませた。
午後、ずっと僕とナナちゃんは、家の中にいれてもらっていた
ムーちゃんとちょっとしたトラブルがあったけど、楽しく遊んだ
夕方のウンチは、前と同じに書斎のシーツの上にした。
雨の日だけのシーツトイレ可能か?
今夜は、僕もナナちゃんも、泊まりたかったけど、帰されてしまった。
おかあたんは、「ナナちゃんは、当分雨の日はシーツの上に排泄すればね。」なんて言っている。
僕やサマンサには、どんな雨でも出かけるんだけど。
04.10.28(木)
トラウマ
大きな新潟地震の余震がたびたびあって、それはナナちゃんにはとても恐いものだった
外に出されて、一人で揺れに耐えるのは、恐怖だった
中にいるときは、おかあたんと手と手を取り合っていたのに。
急に一人で耐えるのは難しかった
昨日の夕方、県道に出ようとしたところで、突然、恐怖の叫び声をあげ、後ろを向いて帰ろうとした
トラックが、けっこうビュンビュンだった
今朝もまた、みんなでお散歩に出かけたけど、様子が変だった。
突然吠えだし、建物の陰に間もなく大きな車が来て、途中で帰る騒ぎがあった。
小さな体には、車の振動が地震の震動のように感じられるのかもしれない。
ナナちゃんは、長距離のお散歩は休止だ。
当分の間、近くを車が通るときは、抱っこされたりしてしのいでお散歩する予定だ
04.10.30(日)
ハンターの末裔
今日は雨がやんで、快晴ではなかったけど、薄日が差し暖かかった
ナナちゃんのトラウマは相変わらずで、今朝も恐怖の叫びをあげ、早々とお散歩から引き上げた
夕方、早めにおかあたんはナナちゃんを舞ちゃんちの隣の空き地に連れて行った。
少し遊んで、抱っこして県道を南下した。
途中、ナナちゃんの顔が明るく輝いた地点があった。
中学校の信号手前だったけど、右手の田圃の中をうろうろすると、何かが飛び立っていった。
ナナちゃんもハンターの末裔なのだ
04.11.1(月)
ジャンプ出来ます
天気予報はちょっとはずれて雨っぽい一日だった
朝まだ暗いうちに、「オシッコ」がでるぅ~。」とおかあたんを起こしたナナちゃんは、ミニドッグランで用を済ますとそのまま母屋に上がり込んだ
おとうたんを起こそうとしたけど、「少し早いよ。」と、おかあたんにドアーをしめられてしまった。
仕方なく、コーヒーを入れて目を覚ましているおかあたんのそばにいた。
五時半になって「そろそろいいよ。」と、許可をもらって、ベッドに飛び乗って、おはようのキッスの嵐を見舞った
雨なので、僕とサマンサだけ、先にお散歩ということになった。
おとうたんがもどってから、ナナちゃんもそこいらまで連れて行ってもらった。
ナナちゃんは、昼間もおねだりして、しっかり母屋に上がり込んだ
僕も一緒にいれてもらって、昼過ぎまで、こたつの周りやソファのうえで過ごした。
お散歩にトラウマに悩むナナちゃんだけど、夕方、はおかあたんが「ナナちゃんもお散歩に行こう。」と準備していると、いち早く玄関に降りて待っていた
居間からも、かなり慎重だけど、飛び降りられるようになっている。
04.11.2(火)
スーパードッグ
おかあたんは、友達に、「ナナちゃんは、スーパードッグにするつもりなの。」と言っている。
スーパードッグとは、スーパーマンの親戚じゃないよ。
スーパーマンて話によると、Sの文字の入った赤い腹掛けをしている空飛ぶ正義の味方だってさ。
ナナちゃんにN字マークの腹掛けを欠けさせるんじゃないよ。
「スーパーとかホームセンターに連れて行ける犬」という意味だって
とにかく人の所に連れて行こうということで、今朝もお出かけした。
おかあたんはゴミ出しついでに、お届け物のある友達の所に連れて行った。
芝生のきれいなおうちで、気持ちよくオシッコをさせてもらってきた
カーテンの陰から、猫が覗いていたけど。
04.11.4(木)
満面の笑み
今日は、僕が動物病院でワクチン接種を受けた。
朝ご飯の後、僕とナナちゃんはおとうたんに付き添ってもらって、おかあたんの運転する車でお出かけした。
サマンサが、「あたしも行く!」と騒いでいた。
平日の朝なので、さほど混んでいなくて、すぐに呼ばれた
付き添いのナナちゃんも、おかあたんに抱っこされたまま、診察室に一緒に入った。
僕は、今まではよその動物病院病院に行っていて、ここは初めてのなので、つい震えてしまった。
「ナナちゃんは、今日はあんまり震えていないね~」とおかあたんは言った。
皮の手袋を用意してきたおとうたんは、「しまった 右手を二つ持ってきてしまった」
僕は診察台に乗せられ、まず聴診器でお腹を触られ、続いて体温計をおしりに差し込まれた。
後のおとうたんの話によると、「三四郎は、なんとも表現の使用のない顔をしていた。」だって。
体温は平熱、検便の結果も何もいないということだった。
そして首の皮がつまみ上げられ、ワクチン接種をした。
痛くはなかった
往きも帰りもナナちゃんは後部座席の上に乗りたがったけど、僕は許さなかった。
僕は、満面の笑みで、一段高い所に乗っていた
鎖が切れた五右衛門
新しくできた子供病院の近くに、お散歩で通ると、垣根から首を出して吠えたてる犬がいる。
おかあたんは五右衛門と呼んでいる。
夕方のお散歩の帰りに、突然、五右衛門が鎖を付けたまま飛びかかってきた
しつこく離れないので、おかあたんも僕のリードを離さざるをえなかった
もみ合っているうちに、おかあたんが膝を噛まれた
必死のおかあたんが、田んぼの縁から鉄パイプ見たいのを見つけてきて、振り回した。
つるべ落としの秋の日は暮れてしまって、車のヘッドライトがまぶしかった。
もみ合ったせいか、僕の首輪がポロッと抜けた。
自由になった
おかあたんの呼びかけなんか、無視した
寄りたいところに寄って、「来ないのなら、先に帰るよ」と言って、帰宅を急ぐおかあたんを追い越したりして、大きな車が来たら田んぼに避難したりして、ミニドッグランにたどり着いた。
僕が落ち着いた頃を見計らって、おとうたんは車に僕とおかあたんを乗せ、五右衛門宅に行った。
狂犬病の予防接種をしてあるか、聞きに行ったのだ。
向こうは、「治療費を払います。」と言った。
ナナちゃんは、色々あったけれど、結局、終生ほとんど夜は室内犬で過ごしました。
新潟中越地震、結構被害が出ましたいね。
もうじき、あの11月7日がやって来ます。