黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

桐生領主由良家から使者・天善山大蔵院

2022-06-09 15:18:37 | 桐生川紀行

霧雨の残る朝です。

タバサねーちゃんは、まだ熟睡中です。

やっと起き出して、準備万端のひめちゃんに付き合って、北の方に出ます。

最近は、このゴテチャの花をよく見かけるようになりました。

 

高縄の集会所を廻って帰ります。

花いっぱい運動実践中で、植え替えが行われました

 

ひめちゃんちでは、紫陽花モナリザが色づき始めました。

やさしく品良く色づきます

 

 

 

 

『上州坪弓老談記(じょうしゅうつぼゆみろうだんき)』という、江戸時代の初期に書かれた老談記があります。

その中で、桐生氏が敗れ去り、新たに桐生領主としてやって来たのは、由良成繁(ゆらなりしげ)でした。

由良氏の宗教政策で、成繁が直接対面したのは、桐生氏累代の墓のある西方寺でした。

そして、桐生氏の祈祷担当だったという大蔵院には使者を送りました

寺院として名が上がっているのは、この二寺のみです

 

西方寺は柄杓山城のふもと・梅田町にあります。

 

大蔵院って、どこだ?

地図を見ると、桐生川の西、本町通りの一本東の大通り・中通り沿いです。

よく通ってる道です。

ちょっと行ってみよう

5月29日、出かけてみました。

 

 

中通りにある案内に従って、駐車場に入ります。

後ろに見える山は、桐生川の向こう、菱(ひし)の山です

 

のこぎり屋根の駐車場です

 

 

中通りを渡り、北こども園(北保育園)前を過ぎて、お寺に入ります。

六地蔵さんともうお一方、こんにちは

 

まもなく右手に、金毘羅堂です。

残念ながらお姿は拝めません

でも、合掌

 

 

山門を入ります。

御朱印は郵送ですか

 

郵送覚悟で御朱印をお願いします。

御朱印は月替わりということで、数種あります。

すぐに直書きできるという御朱印もありました

直書きできる御朱印を2種をお願いして、境内散策です。

 

 

本堂です。

ご本尊様のお姿は拝めませんけれど、合掌

青紅葉(あおもみじ)も似合う本堂です

さっき青紅葉の御朱印もありましたけど、郵送と言うことなので諦めました。

確かに青紅葉の似合うお寺なのです

 

 

薬師堂も薬師様お姿拝めませんけれど、合掌

 

 

さりげなくシモツケの花です

 

 

青紅葉が似合う鐘楼堂です

鐘楼堂と墓地の向こうに、のこぎり屋根の店舗が見えます。

あそこには、時折、利用しているベーカリーがあります

 

 

そろそろ御朱印出来たかな?

いただいた御朱印です。

ありがとうございます

 

 

隣のベーカリーにも、ちょっと寄って行きます

いつもは、店舗裏の駐車場に駐車します。

ブロック塀の向こうに墓地が見えていました。

向こうに大蔵院が見えます

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桐生川紀行番外編・カヤの木を見守ってきた鷹林寺

2020-07-03 21:34:08 | 桐生川紀行

今朝も、ひめちゃんはタバサねーちゃんとお散歩です。

久しぶりに、東の牧場の方に行きました。

ヤギさんは、パパの姿はなく、ママとボク(男の子)だけでした。

この春生まれたばかりだと思いますけど、だいぶ大きくなりました。

ひめちゃんたちに気づいて、やって来ます

でも、ひめちゃんたちは、あんまり関心がなさそうです

タバサねーちゃん、ちょっと気にしてるかな?

こんなに近くに来てくれました

バイバイ、またね

今度は、獅子くんと来るよ

獅子丸は、ヤギさんとご挨拶したがるのです

タバサねーちゃん、ちょっと気になっています

 

 

二渡のカヤを後に、坂を登ると石造物がありました。

ここは、来た事があるぞ

急遽寄り道です。

猿澤山鷹林寺(えんたくざんようりんじ)です。

 

入り口に、何が出没しているのかわからない注意板がありました。

あれ、今日はない

よく見ると、右のお地蔵様の隣に、向こうを向いてあります。

いまだに何が出没しているのか、わかりません。

 

とにかく山門の方へ行きます

山門脇に新しい建物です。

「猿澤山」の山号が、ちょっと鮮やかになったような気がします。

本堂前の階段、手すりが必要というほどでもないけれど、ゼイハアゼイハア

 

本堂に到着です。

本堂らしくない建物です。

桐生市仏教会のHPによると、「堂宇は火災のため焼失、山門と客殿のみ残ったため、客殿を本堂として使用している。」とあります。

本堂は、何処にあったのかな?

 

本堂の左手に、北向観音(きたむきかんのん)があります。

安産と厄除けの観音様ということです。

お産婆さんの像もあります。

狛犬ならぬ、招き猫です。

厄除け祈願して合掌

 

本堂の東側は沢になってます。

沢伝いに下ります。

あれ、あそこに見えるのは、カヤの木ではないか?

画面の左端中央(赤っぽい屋根の向こう)に、カヤの大木が映ってます。

 

念のため、前回訪問の時の写真もしつこく眺めました。

赤っぽい屋根の向こうに、カヤの木があります

山門から、下界を望んだ写真です。

あります

まるで、長い長い年月、あの木をこの鷹林寺が見守ってきたようです

 

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桐生川紀行番外編・二渡のカヤ

2020-07-02 21:27:54 | 桐生川紀行

朝、小次郎パパはひめちゃんのお部屋の前で、シッポを振って、猛烈に「愛してるよ

こりゃダメだ

ひめちゃんは、急遽タバサねーちゃんとお散歩です

しょうがないわね、ご一緒しましょう

堀之内の北の方をお散歩します。

何という花かな、最近よく見かけます。

ひめちゃんはタバサねーちゃんのお尻をクンクン

ひめちゃんは、勘違いしています。

七海ママが、「恋の季節にはママと乗っかりこするのよ」と教えたのです

最近ママは、ひめちゃんと乗っかりこしてくれません。

 

タバねーちゃん、恋の季節かな?

アタチは、そういう事を超越しているのよ

 

久しぶりに晴れて、イノシシかと見まごう影も出てます

余裕のタバサねーちゃん、大あくびです。

おつかれさま

 

 

 

先日、桐生市内に用事があったついでに、以前から気になっていた二渡(ふたわたり)のカヤの大木を訪ねました

地図ではちょっとわかりにくいところなので、途中からスマホナビを入れます。

県道66号線をひたすら北上し、忍山川(おしやまがわ)を渡ります。

渡ってすぐの細道を左折します。

忍山川は、まもなく桐生川と合流します

右折左折を繰り返し、「目的地に到着しました。目的地は左側です。」

え、ここを入るの

ちょっと路上駐車で、急いで行ってきましょう

 

あ、あれかな

入っていいのかな?

 

ちょっと失礼します

 

ちょっと角度を変えてみます。

 

説明板もあります。

この木は、雄株ですって

そういえば、カヤの大木にしては、ちょっとおとなしい感じです。

たくさんの実をならせ、人々の生活に役だったという話はないのですね。

どこかで樹齢400年とあったような気がしますけど、説明板には、古木だけで樹齢はありません。

普通、これだけの大木は寺社の境内とかにあるのですけど、付近にそれらしいものはありません。

実もならず御神木でもなく、でも大切にされている、とってもラッキーな木です。

 

路上駐車の場所に戻ります。

あの山は、菱(元は下野国)の山です。

麓を桐生川が流れます

 

来た道を戻るのもちょっと大変そう。

左の方に坂を登ります。

電柱の向こうに大カヤが見えます

そのまま坂を登ります。

 

あれ、石造物がある

むむ、ここは来た事あるぞ

 

(つづく)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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桐生川紀行総集編・桐生大炊助手植えの柳

2020-04-26 21:27:11 | 桐生川紀行

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を西に出ました。

今朝は、浅間山も榛名も、はっきりとはその姿を現しませんでした。

諏訪神社の向こうの高台を廻って帰る予定でした

満面の笑みの獅子くんです

満開の菜の花の向こうに、ちょっとだけ赤城山が見えます。

 

いつもは、この先を右折して帰ります。

今日は、ひめちゃんがなんとしても左に行くと譲りません。

まあ、いいか、急ぎの予定もないし

左折してすると、膳城・膳八幡神社・龍源寺の少し後ろに出ます。

また、左折すると、山上城の前に出ます。

 

ここに、「山上の多重塔」案内表示があります。

実はこのポールの後ろ・草の中に、道標があるのです。

南膳田面、西月田大胡の文字が読み取れます

 

山上城を横目に、蕨沢川にかかる元町橋を渡ります。

後ろ姿で失礼します。

ここに「元町橋の供養塔」があります。

先代の橋を供養する橋供養の塔です。

先代の橋は、かつては近郷近在に聞こえた名所・山上愛宕塚古墳の石を使っていたそうです

 

庚申塚古墳の前を通って帰ります。

ここは、古墳そのものより、双体道祖神の方が注目されているようです

このコースは、ミニミニ史跡巡りのコースです

 

 

 

由良成繁が永禄10年(1567)に書いた「善・山上之事」という文書に、「善氏・山上氏は、佐野大炊助祖先周防守(すおうのかみ)に在所を押抜かれた」とあります。

佐野周防守が山上に攻めよせてきたのです

葛塚の要害は、佐野周防守に占領されたことがあるのです

桐生氏は、実は佐野氏であることが近年わかりましたね。

その佐野周防守子孫・佐野(桐生)大炊助が植えた柳が、「桐生大炊助手植の柳」です。

 

(2018年9月9日)

「桐生大炊助手植の柳」は、桐生タイムスの脇を道なりに行くと、公園の中にあります。

駐車場が見当たりません

ちょっと失礼して、このあたりに路上駐車です。

 

さーて、どんな大木でしょう

囲われた中にあるのが、桐生大炊助手植の柳ですよね?

説明板は昭和58年3月に設置されたままのようです。

樹勢が盛んな頃の姿を知りたいなあ。

この状態から、樹齢400年の大木を想像するのは難しい

 

いろいろ検索すると、「日本伝承大鑑」に「昭和25年4月に強風により根本付近より折れたとの報がある。」とあります。

たしかに、根本から折れている感じです。

 

浄土黒が死んだのは、「日本伝承大鑑」によると、頽馬(たいば)という馬を即死させる魔性の風だそうです。

 

遊具の向こうに、何か見えます。

神社です

 

ちょっと行ってみよう

桐生神社です。

桐生の鎮守という感じではないし・・・・・・

桐生大炊助手植の柳のそばなので、桐生氏と関係あるのかな?

 

狛犬は、金網で覆われています

狛犬自体は古くないようです。

金網で覆われた狛犬、初めて見ました

ツタの生い茂る壁を見て、後ろに回るのは断念しました

桐生神社についてはいろいろ検索してみましたけど、わかりません

 

もう一度、公園の桐生大炊助手植の柳に戻ります。

元気なひこばえが出ています

このひこばえが大木になるころ、どんな世の中になっていることでしょう?

 

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もうひとつの青蓮寺

2019-11-13 22:00:20 | 桐生川紀行

ひめちゃんは獅子丸と、堀之内を北に出ます。

後ろから、小次郎パパ&タバサねーちゃん&ののこねーちゃんが、やって来ます。

獅子丸が一緒なので、パパは神経を使ってます

先に行ってもらいます。

跡でゆっくり眺めた、今朝の赤城山です

 

 

 

先日、桐生の青蓮寺(しょうれんじ)を訪問しました。

何年か前のお正月に訪問し、お正月限定の御朱印をいただいたことがあります。

あまり仰々しくない山門です

正面に本堂が見えます。

桐生では、由良成繁(ゆらなりしげ)が、天正3年(1575)桐生入部の時に新田から持ってきたと言われています。

ところが、新田(旧新田郡尾島町岩松)には、今もちゃんと青蓮寺があるのです

新田生まれの人間にとっては、抵抗感のある表現なのです

名前だけを持ってきたというべきなのです。

 

左手の建物に御朱印が置いてあります。

 

帰りに寄りましょう

 

おや、ワンちゃんがいます

獅子丸の小屋と同じです

ご本尊の説明板があります。

ご本尊の阿弥陀三尊は、鎌倉時代中期の作とあります

小屋の主のワンちゃんです、こんにちは

 

 

本堂にお参りです。

ご本尊は秘仏と言うことなので、お前立ちの阿弥陀如来ですね

 

境内の奥に、鳥居が見えます

あれ、あったっけ?

半僧坊大権現とあります。

こんなにりっぱな鳥居があるのに全く記憶にありません。

鳥居をくぐってみましたけど、社のような物はなく、天狗のうちわを描いた手水鉢(ちょうずばち)がありました。

 

 

本堂を振り返ります。

ベンチがいくつも置かれています

時宗の開祖・一遍上人の像があります

 

 

この反対側に石造物があります。

なかなか、味わいのある石造物です

 

御朱印の所に戻ります。

日切地蔵尊とあります。

そうすると、ここは地蔵堂ということになるのでしょうか?

 

福禄寿です。

 

後ろ中央にいるのが、日切地蔵ですね

このお地蔵様は、また頸継地蔵(くびつぎじぞう)というそうです。

桐生の民話の頸継地蔵の話のプリントもありました。

お地蔵様が、由良氏がやって来たときに、桐生家の重臣を守ったという話です。

 

ご本尊の御朱印は在庫切れです

頸継地蔵と半僧房大権現の御朱印を頂きます。

 

門を出て振り返ると、山の中腹に何か建物がみえます。

もしかしたら、あれが半僧房大権現かな?

 

昨日出直して、ご本尊の御朱印もいただきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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